作品タイトル不明
気にする!!
「やっぱり魔法って凄いわね」
目の前にはついさっきまでは緑豊かな森が広がっていたのに10メートル先位まで黒焦げた大地に変わりそれを見た確かサラサさんって人がそう呟きそれを聞きシアが現実に戻って来て口を開く。
「皆移動するわよ!急いで!!」
シアの言葉に調査隊の皆は【アンダーグラウンド】のある方向へと走り出す。
「うわっ!」
皆が走り出すのを疲れた体で見ていた私はディアナに抱きあげられてそのまま運ばれる。
「ねえディアナ」
運ばれながらディアナそう声を掛けるとディアナは前を見ながら口を開く。
「何かしらリア?」
こっちを見ないで走っているディアナに私は息を整えながら口を開く。
「この運び方はないんじゃないのかな?おんぶとかのほうがいいんだけど?」
私の今の運ばれ方は脇に抱えられてる状態・・・つまりは荷物を抱えて移動している状態なのだ!これって傍から見ればかなり恥ずかしい状態なんじゃないのかな?
「気にしなくていいわよ」
ディアナは走りながらそう言ってくるけど気にならない訳ないじゃん!!
「気にする!!」
ディアナは私の抗議を無視し走り続け先に走って行ったシアと合流しそのまま走り続ける。
「今のところ魔物はこっちに来ないけど距離は稼ぎたいわ」
シアの言葉にディアナが頷いた後に私を見て口を開く。
「このまま走り続けるからそのつもりでいて」
私は運搬方法に関してはもう諦めて頷き口を開く。
「大量の魔物が追って来たらまた【サウザンドボルト】を使うからその時は降ろしてね」
さすがにディアナに担がれたまま【サウザンドボルト】を使うのは止めた方がいいと思うんだよね。
「わかった」
私達はそのまま走り20分位して足を止めて皆は呼吸を整える。
「来たぞ!!」
呼吸を整えていたら見張りの騎士が私達の走って来た方向を睨みながら言って来たので私は騎士の視線の先を見ながら深呼吸してから口を開く。
「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・我が望むは敵を打ち亡ぼす雷・・・・【サウザンドボルト】!!」
もう見慣れた光景が目の前で起きたのを見ながら私は膝をつき荒くなった息を整えようと深呼吸を繰り返す。
「さあ皆行くわよ!!」
シアは【サウザンドボルト】の効果を見届けた後に皆のほうに視線を向けてそう言った後に走り出す。
魔物から逃げる為に走っていると向かい側から魔物が出てくるけど調査隊の実力があれば単体であれば、問題なく倒す事が出来る。
「邪魔!!」
シアを始めとする有能な魔術師が遠距離攻撃で倒し接近を許した魔物は騎士達の剣の一振りで命を狩りそして背後から来る魔物の大軍には私の【サウザンドボルト】で対応する・・・・そんな感じで休憩を挟み【アンダーグラウンド】への強行進軍をしてやっと目的地である【アンダーグラウンド】が見えて来た。
「急いで中へ入れ!!」
【アンダーグラウンド】が見えて来た所でシアがそう叫ぶように声にすると皆は最後の力を振り絞るように【アンダーグラウンド】に飛び込むように入る。
「思った通り」
【アンダーグラウンド】に飛び込んで振り返ると私達を追って来た魔物達が【アンダーグラウンド】の出入り口から入ることなく私達を見てそれからどこかへと歩いて行った。