軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

追いかけっこだ!!

「少し離れるから悪いけど皆で魔物の迎撃をお願い!」

シアは魔物に魔術を打つ事を止めて私の所まで来て真剣な顔で口を開く。

「さっきの話は本当?」

私の『スタンピードが起きたかも知れない』と言う言葉はシアには聞き逃すことの出来ない言葉だ。

そもそも【スタンピード】とは何か?と言うとダンジョンが大量の魔物を外に出すという現象の事をそう呼ぶ。

その原因は様々な魔術師が研究しているが誰もその真相に辿り着くことの出来ない謎となっている。

「魔物が同じ方向から大量にやって来てるからもしかしたらって思ったんだよ」

私が調査隊と魔物が戦ってる所に視線を向けると倒しても倒してもって感じで魔物がやって来る。

「可能性があるとすればどこかのダンジョンが【スタンピード】を起こした」

そして厄介なのが今の状況だ。

こっちは砦に籠ってる訳でもなく洞穴前で防衛してるだけ、しかも人数も30人程度・・・・これはかなりまずい。

「ねえリア?どう思う?」

シアも同じ事を考えたのか真剣な顔でそう言って来たので私は真剣な顔で口を開く

「此処に留まらずに【アンダーグラウンド】に向かうべきだ」

『このまま此処に残り助けを待つ』という策は現実的じゃないんだよね、洞穴は小さく全員が入る事が出来ないから背中方向が安全ってだけでデメリットしかないんだよ。

「確かに【アンダーグラウンド】の方向は魔物が来る方向とは逆方向だけど今のままじゃ後方から襲われておしまいよ?」

確かにその通りなんだけど今回は私も参加する。

「その通りなんだけどスタンピードが起きた方角がわかるって事は魔物が来る方角がわかるって事なんだよ、だから【アンダーグラウンド】に向かって進む前に一度私が【魔法】を放つ」

ゴーレムを吹き飛ばした私が使える最強の魔法【サウザンドボルト】を放ち近くにいる魔物を消し飛ばして【アンダーグラウンド】に向かい走る!!っていうシンプルな作戦だ。

「それで頼みがあるんだよ」

私がシアを見ながらそう言うとシアが真剣な顔で私を見て来たので私は口を開く。

「【サウザンドボルト】を使ったあと少しの間疲れて動けないと思うから誰かが私をおぶってくれると助かる」

まだ熟練度が足りない魔法だからかなり疲れて『走って逃げる』ってのが無理だと思うんだよね。

私がそう言うとシア真剣な顔のまま口を開く。

「でも逃げ切れるとは思えないわよ?」

まあ普通に逃げてたら魏撃る事は無理だと思う。

「ヤバくなるたびに【サウザンドボルト】を使うよ、それと【アンダーグラウンド】に着けば助かると思うよ」

襲ってくる魔物に関しては何とかなると思うんだよね、ユリアン達も強いしね。

「わかったわ。なら早速動きましょう、皆聞こえてたわね?リアが大きなのを一発撃つからその後動くわよ!!」

即断即決ってさすがシアだね!!と思ってたらシアが視線を向けて来たので私は頷き深呼吸をした後に口を開く。

「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・我が望むは敵を打ち亡ぼす雷・・・・【サウザンドボルト】!!」

さあこの魔法を使った後は魔物達との追いかけっこだ!!