軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

新しい【スペックアップ】は大丈夫!!

アグリに戻って2週間が経った。

わたしはその2週間をシア達と楽しく過ごしたりディアナの反応を見た後にもう一度【スペックアップ】の術式を考察したりして過ごす事ができ、そして今日・・・・・【アンダーグラウンド】へと向かうべくアグリの出入り口である入場門に集まった。

「ではそろそろ【アンダーグラウンド】に行くわよ!!」

アグリの入場門の前で調査隊が集まり皆の前でシアがそう言った後に私達は【アンダーグラウンド】へと向かい歩き出す。

「いやぁ・・・・思い通りに動けるって幸せよね」

歩きながらディアナがそう呟くのを聞き私はディアナに視線を向けて口を開く。

「もう違和感はなくなった?」

「ええもうバッチリよ」

ディアナは筋肉痛で4日間苦しんだ後に違和感が残ってアゴットとの模擬戦が出来ずに落ち込んでいたんだけどやっと笑顔を見せてくれるほど回復したらしい。

「ねえディアナ、あれからちょっと術式を変えてみたんだもう一度【スペックアップ】を受けてみない?」

多分これで少しは筋肉痛が緩和すると思うんだよね・・・・と思いながらディアナにそう聞くとディアナは顔を顰めて口を開く。

「もう受けたくないわ・・・リアの言ったように地獄はもう味わいたくないわ」

まあそうなるよね!!私だってもうあの筋肉痛地獄は味わいたくないもん!!

「それは残念だ、あ!シアかユリアンが受けてみる?」

2人に視線を向けそう聞くと2人揃って首を左右に振りユリアンが口を開く。

「ディアナのあの姿を見て受けようとは思わないわよ」

真剣な顔でユリアンがそう言えばシアも真剣な顔で何度も頷く。

「一応術式をいじったからあれほどにはならないと思うよ?」

私がそう言うとシアが深い溜息をついた後に口を開く。

「あのねリア?『あれほどにならないよ』って言ってるけど今の貴女の言葉は机上の理論でしょ?それに『あれほど』って『あれほどの筋肉痛にはなりませんが筋肉痛にはなります』って言ってるのと同義よ?」

「あ」

言われてみれば確かにそうだ!!

「新しい【スペックアップ】は大丈夫!!」

思い直してそう言って見るとシアが呆れた顔で口を開く。

「言い直しても私は受けないわよ」

「勿論私もよ」

ユリアンもシアの言葉に頷きそう言って来たのでディアナに再び視線を向ける。

「ねえディアナ」

「断るわ」

「何も言ってないじゃん」

「言わなくてもわかるわ」

私とディアナは動かずに見つめ合ったままでいるとシアが呆れた顔で口を開く。

「ほら皆は先に進んでるわよ、置いて行かれるわ」

私達は慌てて皆を追いかけた。

そしてその日の野宿予定の場所である洞穴の前で野宿の準備をしていたらフォレストウルフの群れが私達に襲い掛かって来た。

「慌てずに対処して!!それと魔術師は洞穴の前に集まって援護しつつ結界を」

シアが【ファイヤーボール】を打ちつつ指揮をしていたら今度はジャイアントグリスリーがフォレストウルフと同じ方向から走って来てそのまま戦闘にへと加わって私達に襲ってくる。

「ん?」

フォレストウルフとジャイアントグリスリーが?一緒に行動してる?かなり違和感があるんだけど?と思いながらシア達の戦闘みて観察していると新たにフォレストディアーが10体やって来て私達は戦いを継続するしかなくなっていた。

それを見て私はこれはヤバいと口を開く。

「これはかなりまずいよシア、これ多分【スタンピード】が起きた」

魔物の相手をしながら私の言葉を聞いたシアは瞬時に私に向かい視線を向けて口を開く。

「それは本当なのリア?」

私も信じたくないけど現状その可能性が高いんだよね。