作品タイトル不明
あれは地獄だから!!
「怪我も無く帰ってきたようね」
ライラさんを見送ってボケーっとしてたらクレアが微笑みながらそう声を掛けてきてくれた。
「まあダンジョンに行ったって言っても研究の為だったからそんなに危険は無かったよ」
私がクレアにそう言うとシアが深い溜息をついた後に口を開く。
「Aランク推奨のダンジョンなのに『危険は無かった』・・・・ね・・・本当に貴女は規格外よね」
シアがそう言うとディアナとユリアンが何度も頷き何故かティファも『ウミャ!!』と鳴く。
「だって実際そんなに危険な状況って無かったでしょ?」
私がそう言うとシアが『確かに』と頷く。
「あ」
研究で思い出したんだけど今ここには優秀な魔術師が2人いるんだよね、少し意見を聞きたい事があるから料理が出来るまでその話をしよう!と思いシアとユリアンに視線を向けて口を開く。
「ねえシアとユリアンに少し意見を聞きたいんだけどいいかな?」
私が真剣な顔でそう聞くと2人は真剣な顔になりその後にシアが口を開く。
「貴女がそんな事を言ってくるのはセレストーレ在学の時以来ね、何かしら?」
シアがそう聞いて来たので私は口を開く。
「前に私がオリジナルの魔術を作ったって言ったじゃん?」
「ええ」
「それに関しての意見を聞きたいんだ」
私が2人に聞きたいのは【スペックアップ】を使った時のデメリットである筋肉痛の原因だ。
それを解決しない事には使いたい時に使えないのだ。
やはり作った以上使いたい時に使える状態にしておきたい。
「で?その魔術がどうしたの?」
シアが首を傾げてそう聞いて来たので私は少し考えてから口を開く。
「作った魔術は【スペックアップ】と名付けてるんだけどその魔術に関してなんだけど意見を聞きたいんだ。まずこの魔術の効果は対象者の身体強化ね?効果時間は約10分全ての能力が大幅に上がるのを確認してる」
シアとユリアンは真剣な顔で私の話を聞いてくれてるので私は話しを続ける。
「で!ここからの事で2人に意見を聞きたい、さっき言ったようにメリットは身体能力向上なんだけどデメリットがあるんだよ」
私がそう言うと何故かシアが顔を引き攣らせながら口を開く。
「デメリット・・・・まさか死に至る・・・とか?」
何でそうなる!!そんなデメリットだったら私はもう死んでるよ!!
「それは無いよ・・・この術を最初に試したのは私自身だからね。それともう1人・・・・Sランクの剣士に使ったんだけど同じ結果・・・・・デメリットが出たんだよ」
アゴットは前衛で筋肉痛とは無縁だと思ってたけど私と一緒で寝込むほどの筋肉痛が出ていた。
これは本当に想定外だったんだよね、筋肉痛になるとしてももっと軽い筋肉痛だと思っていた。
「それで?そのデメリットって何?」
ユリアンが真剣な顔で私にそう聞いて来たので私は迷うことなく口を開く。
「筋肉痛だよ、しかも寝込むほど酷い奴ね」
私がそう言うとシアとユリアンが少し意外そうな顔で固まった。
そんな2人を見て私は真剣な顔で・・・・本当に真剣な顔で2人を見て口を開く。
「筋肉痛を甘く見ない方がいいよ・・・あれは地獄だから!!」
ん?何でドン引きしてるのさ2人共?と思っていたらユリアンが苦笑しながら口を開く。
「なんか物凄く力説してるけど何かあったの?」
私はその言葉を聞き真剣な顔で口を開く。
「筋肉痛で寝込んだからね・・・・・って事でどう思う?」
さあ2人の意見を聞かせておくれ!!