作品タイトル不明
魔術師の皆に頑張ってもらおう!!
シアが驚いている所を見て私は話を続ける。
「それとこれは使ってみて感じたんだけど【無詠唱】となんて言ったらいいのかな?うーん・・・・そうだ!【多重発動】とでも名付けようかな?って事で【無詠唱】と【多重発動】を使う事が出来ないと【合成魔術】は使えないと思う」
私がそう言うとシアが首を傾げて口を開く。
「【多重発動】?初めて聞く言葉ね?どんな意味があるの?」
その言葉に私は両手を前に差し出し手のひらを上に向けて右手に【アクアニードル】を左手に【ライトニングサンダー】を発動させて待機させる。
「こんな感じで同時に【魔術】を使えないと【合成魔術】は使えないと思う」
まあ正確に言うなら【魔術】が発動する前に2つの魔術を合わせてから放つからこんな風に具現化した後に合わせるとかじゃないんだけどね。
「・・・・・・・リア・・・・」
ん?何で頭を抱えてるのシア?ってかユリアンとディアナまで頭を抱えてるけど何かあった?
「どうしたの?」
私はそう聞きながら待機させている魔術を解除し首を傾げる。
「ねえ・・・シア・・・・・どう見たあれ?」
ユリアンが顔を引き攣らせながらシアにそう聞くとシアも顔を引き攣らせながら口を開く。
「私にはできる気がしないわ・・・オリアニア様でも恐らく・・・」
シアの言葉にユリアンも顔を引き攣らせたまま頷き口を開く。
「そうよね・・・・相変わらずリアはとんでもない事をサラッとやるわよね」
ユリアンの言葉にシアが真剣な顔になり頷き口を開く。
「見てるこっちの心臓が持たないわ」
私そんなに変な事をしたつもりはないよ?2人供酷くない?ってかなんでそんなに恨めしそうな目で私を見るの2人供!
「えっと私そんな変な事をしてないよ・・・・・・・ね?」
私がそう言うとシアとユリアンが揃って深い溜息をつきその後にシアが真剣な顔で口を開く。
「あのねリア?【多重発動】だっけ?それは今日貴女が作り上げた新たなる【魔術】の技術という事になるの、これをオリアニア様に報告したらまた帝都とセレストーレは大騒ぎになるでしょうね」
私はその言葉を聞き首を左右に振り口を開く。
「え?だってこの【多重発動】は前から使われてたんだよ?そんなに騒がれる事じゃないでしょ?」
私がそう言うと今度はユリアン立ち上がり私の前に立って私のおでこにユリアンのおでこをくっつけた後に深い溜息をついた後に口を開く。
「リア?『前から』って言うけどこの技術は5000年前の技術だからね?今は誰も使えない失われた技術なのよ?わかる?」
近距離で私の目を見ながらそう言ったユリアンの言葉に思わず声が洩れる。
「あ」
確かにそうだ!【多重発動】ってここに残された本を読んでどうやれば【合成魔術】を使えるかを考えて考えてたどり着いた答えだった!!
「いや・・・それでも頑張れば誰でも使えるように・・・」
私が視線を逸らしながらそういうとシアとユリアンがもう一度深い溜息をつく。
「えっと?」
私が2人を見てそう言うとシアが更に溜息をついた後に口を開く。
「今この大陸で【合成魔術】を使えるのはリアだけよ?それと【多重発動】と【合成魔術】を公開しても恐らく使える人が出てくるのは年単位になるでしょうね」
まあそれはわかるよ?いきなり術式を公開してもその術式を使う為の下地の能力がないと使えないって事だからね。
【合成魔術】を使いたいなら【無詠唱】と【多重発動】という下地を覚えないといけないって事だ。
「まあ新しい可能性が出て来たって事で魔術師の皆に頑張ってもらおう!!」
私は別に魔術師界の為に【無詠唱】や【多重発動】や【合成魔術】を身につけた訳じゃなくて面白そうだから覚えたんだよ!後はセレストーレや他の研究者で頑張っておくれ!!