作品タイトル不明
閑話 部隊長の恐ろしい笑顔
ライナシアの言葉に動き出す私達の耳にフローリアの声が聞こえた。
「え?なら私も外で・・・・・・」
フローリアの声が聞こえ振り返るとライナシアが物凄い笑顔で口を開く。
「リアは洞穴で休みなさい、今の貴女は遺跡までの案内人なのよ?なら貴女の安全が最優先となるのよ、わかって?」
ライナシアの言葉にフローリアが首を左右に振り口を開く。
「ここら辺の魔物に私を傷つける事なんて出来ないよ?だから私も」
ライナシアはフローリアの言葉を聞いた後に溜息を更に微笑みながら口を開く。
「あのねリア?この調査隊の責任者は私なのよ?私が言った事には従って欲しいのだけど?」
「はい!!」
うん・・・・・・私もあの笑顔は怖いと思った!と思いながら私は自分のやるべき事をやるべく作業を再開した。
そしてそのまま食事をして交代で警戒しながら一夜を過ごした。
「忘れ物は無いな?では【アンダーグラウンド】に向かい出発する!!」
ライナシアの号令で私達は【アンダーグラウンド】に向かい歩き出した。
「ここだよ・・・・此処が【アンダーグラウンド】だ」
フローリアが大きく口を開けた大きめの洞穴の前で私達に向かいそう言った。
「ここが・・・」
私達が【アンダーグラウンド】の入口を見ているとフローリアが口を開く。
「【アンダーグラウンド】は洞窟型のダンジョンなんだ」
洞窟型なんだ?ならかなり狭い場所での戦闘になりそうね。
「それと入る前に言っておくよ、ここに出る魔物はAランクの魔物しか出ないからね?具体的にはアースドラゴンとその幼体・・・それとアイアンアントとグランドワームやグランドモールかな?あと珍しいのでアースドラゴンの進化体かな?滅多に出ないけど」
フローリアの言葉にライナシアが真剣な顔で口を開く。
「その進化体って・・・・」
「ガイアドラゴンだね。アースドラゴンよりも硬くておまけに上級魔法も使う」
ガイアドラゴン?私は資料でしか見た事のない魔物だ、偶に探索者ギルドに素材が流れてるとは聞いていたけどまさかフローリアが倒したのが流れてるの?と思って固まっているとフローリアは真剣な顔で話を続ける。
「だから皆気を引き締めて欲しい、ここでは気を抜けば確実にに死ぬって頭に入れて進んで欲しい」
ガイアドラゴンが出ると聞かされれば気を抜く者は何処の部隊にも存在しない。
ライナシアは真剣な顔で頷き口を開く。
「わかったわ・・・・皆聞いたわね?気を引き締めて行きましょう」
ライナシアの言葉に全員が頷いてるのを見た後に私は口を開く。
「なら入ろうか」
私達はAランク指定のダンジョン【アンダーグラウンド】へと足を踏み入れた。
【アンダーグラウンド】の中は洞窟型と言われる通り見た目は洞窟そのものなんだけど全体的な大きさはかなりの者でイメージ的にはアリの巣みたいな感じになっているらしい。
しかも私達が進む通路もかなり広く横幅が10人並んでも丈夫なくらい広く天井まで10メートル位ある。
「で?もちろん道は覚えてるのよねリア?」
入ってすぐにライナシアがフローリアを見ながらそう聞いてフローリアは頷き口を開く。
「勿論だよ、でもかなり奥のほうにあるから時間はかかるよ」
「わかったわ、それじゃあ進みましょう」
私達はいつ魔物が来てもいい様に警戒しながらダンジョンの中を進みだす。