作品タイトル不明
ワクワクしてるだけでした!!
ベルスターさんの『油断大敵』と言う言葉に私は苦笑しながら口を開く。
「だってこのメンツならドラゴンが出て来ても余裕でしょ?」
私がそう言うとシアが苦笑しながら口を開く。
「ドラゴンて来ても、貴女が率先して倒してしまうでしょ?『【魔法】の試し打ちに丁度いい!!』とか言って」
・・・・・・・・・・言いそう・・・・さすがシアだね!私の事を分かってる!!でもそれを認めたらきっと『ほら見なさい』とか言いそうだから認めない!
「ソンナコトナイヨ」
私がそう言うとシアだけじゃなくてディアナとユリアンが深い溜息をつく。
「わかりやすすぎよリア・・・・まあいいわ出発しましょう」
私達は離れた場所にある橋に向かうべく馬車を走らせた。
「リア」
シアがジト目で私を見ながら私を見てい来たけど私は首を左右に振り口を開く。
「私のせいじゃないでしょ?」
私はそう言った後に少し離れた場所・・・・森の中で開けた場所で眠っているウインドドラゴンに視線を向ける。
「貴女が『ドラゴンが出ても』なんていうから本当に出たじゃないの・・・・しかも橋を渡る為にはあそこを通らなきゃいけないし・・・・面倒ね」
ウインドドラゴン自体は倒す事が出来るけど戦うのが面倒なんだよね、ウインドドラゴンって飛ぶからね、昔倒した事のあるロックドラゴンより上位のドラゴンだから危険度も高い。
「でもなんでここにウインドドラゴンが?ここら辺にウインドドラゴンだ出るとは聞いた事が無いなけど」
シアが少し考えるような顔でそう言うとユリアンが口を開く。
「情報部にもそんな情報は上がってなかったよ?たぶんこのドラゴンは此処に来たばかりじゃないかな?
だから今休んでる」
なるほど・・・その可能性が高いだろうね、と思いながら私が口を開く。
「私がやろうか?」
さっきのシアの言葉じゃないけど【魔法】の試し打ち相手に丁度いいし。
私がそう言うとシアが少し考えた後に口を開く。
「いいえ、ここは私達魔術師団と騎士隊が戦うわ、ドラゴンとの実戦なんて滅多にできないし私達なら遅れをとる事は無いでしょうから」
シアがそう言って来たので私は頷いた後に口を開く。
「なら私は乗って来た馬車を守ってるよ、非戦闘員もいるしね」
ルルナさんとかもう現役引退してるから巻き込まれたら大変だからね!!
私の言葉にシアが頷きユリアンとディアナに視線を向けて口を開く。
「頼めるかしら?それとユリアンとディアナはどうする?」
「戦うわ!!」
「私も」
私は即答する2人を呆れたように見た後に口を開く。
「ディアナはともかくユリアンは厳しくない?素手でしょアンタ?」
戦った所を見たけどユリアンは素手で【魔闘術】を使ってたからね、接近特化型の魔術師でしょ。
「心配してくれてるのリア?大丈夫よ?それをあのウインドドラゴン相手に証明してあげる」
自信満々でそう言い切るユリアンを見てて溜息をついた時にその隣のディアナが視界に入ったんだけどなんかソワソワしている。
「どうしたのディアナ?怖い?」
相手はドラ不ゴン、流石に怖くなったかな?
「ドラゴンと戦うのは初めてなのよ、すっごく楽しみ!!」
・・・・・・ワクワクしてるだけでした!!この戦闘好きめ!!
私達が話し合っている最中もウインドドラゴンは相変わらず眠っており何の反応しなかった。
「あいつもしかして戦う気が無いのかな?」
ウインドドラゴンってかなり他のドラゴンよりも気が強くないと聞いた覚えがあるからそうシアに聞くとシアが真剣な顔で口を開く。
「ドラゴンにとって私達人間は警戒するほどの存在じゃないって事でしょ」
ああそれはあるかも!!ウインドドラゴンとかの上位種と戦える人間って限られてるからね。