作品タイトル不明
カッコいいと思った気持ちを返してほしいんだけど!!
「・・・・・・何をやってるのリア?」
【ディメンションスペース】から枕と布団を取り出して眠る用意をしていたら1階からシアが降りて来て私を見て呆れ顔でそう聞いて来た。
「ん?寝ようと思ってね」
私がそう言うとシアが思いっきり大きなため息をつきその後に口を開く。
「『寝ようと思って』って何でそうなったのよ?地下室を調べてたんじゃなかったの?」
シアの言葉に私は真剣な顔で口を開く。
「手掛かりにを得るために寝るんだよ、この地下室を見つけたきっかけは『夢』だったでしょ?だからもう一度寝てみようと思って」
私がそう言うとシアが真剣な顔で考え始め・・・・溜息をついて口を開く。
「そう言われると確かにとは思うわね、けどリアを知ってる私から見れば『絶対に眠たいから寝る』って思ってるでしょ?」
「うん」
さっき仮眠をとるはずだったのにあの夢のお陰で寝る事が出来なくなってたからね。
「それに可能性としてはあるかもしれないじゃん?」
私がそう言うとシアが微笑みながら口を開く。
「なら私も隣で仮眠をとることにするわ、少し待ってて」
シアがそう言って1階に戻り・・・・・5分位して戻って来た。
「アンディ殿に伝えて来たわ、上にいる皆も仮眠をとることにするらしいわ」
まあ真面目な話で睡眠をとらないとしっかりと頭が回らなくなる事が多いからね、なので睡眠は大事!!
え?良く徹夜してるだろうって?あれは狙って徹夜してるんじゃなくてキリがいい所まで研究してから寝ようと思ってたら徹夜してたって奴なんだよ!
そんな事を考えていたらシアも布団の用意が終ったらしく微笑みながら口を開く。
「さあ寝ましょう、一応この階はディアナが眠らすに警戒してくれることになってるから安心してね」
シアの説明にディアナが微笑みながら口を開く。
「こういう時にこそ役に立たねばな、ゆっくり眠るといい」
おお!!カッコいいよディアナ!!
「助かるよ」
確かに調査中の遺跡で皆で寝るのは少し危険かもしれないからね、ほんとに助かる。
「それじゃ休ませてもらうね」
私はそのまま布団に潜り込み目を閉じて・・・・・眠りに落ちた。
「んぁ?」
目を覚ますと地下室自体が暗くなっており何処に居るかを少し考えた後に地下室で寝たのを思い出して体を起こして周囲を見渡し確認する。
「おい」
私の視線の先には座った状態で剣を抱えながら眠るディアナがいた。
何が『こういう時にこそ役に立たねばな、ゆっくり眠るといい』だ!しっかりと寝てるじゃん!!
あの言葉を聞いた時カッコいいと思った気持ちを返してほしいんだけど!!
「まあいいか」
気持ちよさそうに寝てるから起こすのは可哀想だし危険もなさそうだからこのまま眠らせてあげよう!!
「んーー!」
伸びをしながら少し考え首を傾げる
「そう言えば夢は見なかったね・・・・・少し期待したんだけどな」
夢を見なかったから手掛かりは無いけど『調べる喜び』は減る事は無いと思えばいいかも!!と思い直して布団から出て【ディメンションスペース】に枕と布団を放り込み皆が起きないように周囲を調べ始める、
「まさかこの燭台を動かすと仕掛けが動くとか?」
べただけど冗談交じりに壁に取り付けられた燭台を下に押し込むように力を入れるとまさかの燭台が下へと動き『ゴゴゴゴゴゴゴ」と音を立てて燭台の隣の壁が横へと動いた。