作品タイトル不明
怖くないもん!!
遺跡に足を踏み入れると暗闇で何も見えない為に私達は事前に用意しておいたランプに火をつけて周囲を照らす。
ランプの明かりに照らされて見えた空間は岩がむき出しになった洞窟だった。
「ここから少し行った所が少し開けている、そこまでいくぞ」
アンディさんが前を見ながらそう言った後歩き出したので私達もアンディさんを追いかけるように歩き出す。
アンディさんの後をついて歩く事10分少し広くなった所でアンディさんが足を止める。
アンディさんが足を止めた所に行き周囲を見渡すと少し離れた場所に何かが落ちて・・・・違う・・・・人らしきものが地面に2体倒れていた。
「あれが・・・」
私の視線の先にはうつ伏せに倒れている人らしき者をランプの光が照らした。
私の隣に立っていたアンディさんもそれを見て頷き口を開く。
「話しに聞いていた通りだな、恐らくあの近くに何らかのトラップがあると思うから少し調べる」
その言葉に私は頷きランプの明かりを使って周囲の確認を続ける。
「あれ?」
私が疑問に思いそう声を出すとアンディさんが私を見て口を開く。
「何かあったか?」
私は地面を見ながら口を開く。
「なんか・・・あそことあそこ・・・魔力を感じる」
私がそう言うとアンディさんが私の指差した場所を睨むように見て・・・・その後に私に視線を向け口を開く。
「私には何も感じられんが?」
アンディさんがそう言うと少し離れた場所にいたゴリラッタ教授が私を睨みながら口を開く。
「どうせ適当な事を言っているのだろう、アンディ殿気にせずにトラップの調査をして下され」
私はゴリラッタ教授の言葉をスルーし足元に転がっている石を拾い気になっている場所へ石を放り投げる。
「な」
石が地面に落ちると同時にその場所の上から針サイズの光が下に向けて高速で打ち込まれ地面に穴をけた。
私は驚きに固まるゴリラッタ教授をちらりと見たあとアンディさんに視線を向けて口を開く。
「アンディさんはこういった遺跡を専門にしてるんでしょ?この手のトラップってよくあるんじゃないの?」
私がそう言うとアンディさんが真剣な顔で首を左右に振り口を開く。
「俺が今まで見て来た遺跡にこんなトラップは無かった・・・・・・・・多分この遺跡は特別な場所かも知れない」
「なるほど・・・・それじゃあ魔力を感じる場所には判りやすいように目印をつけておくね、多分そこを踏まなければさっきみたいな光の針は出てこないと思うんだ」
私の言葉にアンディさんが頷いたので私は視線を通路に向けて魔力を感じる場所に【クリエイトアース】を使い小さな山を作る。
魔力を感じる場所の前に小山を作り終わってから私は口を開く。
「今できた小山の後ろに魔力を感じる、だから小山の後は踏まないようにね」
その言葉にアンディさんやシア達魔術師団の皆は頷いたけど、セレストーレの関係者達は私を睨むだけで何も言わなかった。
別に睨まれても怖くないもん!!
「ねえリア?」
私がセレストーレの連中の視線をスルーしながらそう思っているとシアがそう声を掛けて来た。
「ん?どうしたのシア?」
真剣な顔で私を見てそう言って来たから何かあったのかと首を傾げならそう言うとシアが口を開く。
「貴女は魔力を感じる・・・・いいえ・・・見る事が出来るの?」
「え?シアだって魔力を感じる事は出来るじゃん?」
魔術師ってのは魔力を使うってのもあって一般人より魔力を感じることに長けている、だからこそそれは
『当たり前』の事だと思う。