軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

教えるつもりは無いからね!!

シアは私の言葉を聞き首を左右に振り口を開く。

「私が言いたいのはそう言う事じゃないわ、確かに私達魔術師同士の戦いとかでは魔力を感じる事は出来るし、それをしなければ戦えない。でも今私が言いたいのは『生物』の魔力を感じるのではなく貴女は『無機物』の魔力も感じる事が出来るのか?と聞いているのよ」

ん?

「え?多少の違いはあるけど同じ魔力だよ?わかるじゃん?」

私がそう言うとシアが深い溜息をつきその後に口を開く。

「同じな訳ないじゃない・・・そう思うのは貴女だけよ」

シアの言葉の後に後ろで話を聞いていた魔術師団の面々が全員そろって何度も頷いている。

「え?」

あれ?これが普通・・・・ああ!!やばい!!

「まあ気にしなくていいんじゃないかな?たまたま私がそうだったってだけで!!」

とりあえずこの話はこれで終わらせないといけない!!でないと今研究してる『モノ』に気がつかれる!!『アレ』はまだ誰にも教えるつもりは無いからね!!

「さあ!進もう!!」

私はそう言ってトラップを避けながら歩き出す。

「まて!トラップがこれだけじゃないかもしれん!」

歩き出した私に向かって慌ててそう言って来たアンディさんの言葉を聞き私は少し考えた後40人を覆うように【防御結界】を張る。

「これで多分大丈夫だと思う」

私がそう言うとアンディさんがいきなり張られた【防御結界】を見渡して口を開く。

「これが噂になってる【無詠唱】か・・・・すげえな」

・・・・・・・・・・何処まで噂になってるんだろ?怖くて聞けない!!

そう思いながら40分くらい進んで行くと洞窟を抜けて大きな空間が広がっておりその中心辺りにしっかりと形を残した建物が見えて来た。

アンディさんが見えて来た建物を見ながら口を開く。

「ここまで来た距離的にフラス山の中心くらいの位置にあるみたいだな」

「そうだね、まあ何事も無く着く事が出来て良かったよ」

まあここに来るまでにさっきと同じトラップがあったけど【防御結界】で防げたからね!!

と思いながら状態のいい建物を見ているとゴリラッタ教授が口を開く。

「早速調べるぞ!!」

そう言って早足にゴリラッタ教授とセレストーレ組が遺跡に向かい早足にむっていく。

「待て!!まだトラップが残ってるかもしれん!!」

アンディさんが慌ててそう言うが聞こえていないのかあえてスルーしているのか分からないけど、ゴリラッタ教授とセレストーレ組は足を止める事も無く進んで行く。

「「「「「「は?」」」」」」」

取り残された私達がゴリラッタ教授とセレストーレ組を見ていたら5分もしないうちにゴリラッタ教授をとセレストーレ組がいきなり消え間抜けな声を上げてしまいその後に間を置かずに悲鳴が響く。

「「「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」」」

消えたゴリラッタ教授達の悲鳴だ。

私達は何が起こったのか分からずに恐る恐るゆっくり進み・・床が無くなっている場所がある事に気がつきそこを覗いてみるとかなり深い穴となっていてランプで照らしてみると地面から突き出している針のような岩に落ちた人達全員が貫かれ絶命していた。

「これは・・・・・」

穴の中を見てそう呟いた私をアンディさんがみながら口を開く。

「魔法トラップだけと安心させておいて最後に物理落とし穴トラップ・・・・か・・・暗闇の中で建物が見えて安心した者達は油断して足元も確認せずに進んでおちる・・・・かよく考えらてるな・・・」

私はその言葉を聞いて怖くて鳥肌が立った・・・・・・もしゴリラッタ教授がこちらの注意を無視して進まなければこの落とし穴に落ちていたのは私達だったかもしれないのだ。