軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

22

あれからすぐに手続きをして、何の問題もなくブルー家から籍を抜くことができた。

(これで自由よ!)

私はブルー家の娘ではなく、ただのダリアローズ。

ようやく本当の意味で自由を手にしたのだが、そのことをアナベルに伝えると、目に涙を浮かべ喜んでくれた。

「ぐすっ……おめでとうございますが正しいかは分かりませんが、ダリア様が嬉しそうでよかったです!」

くっ、アナベルの笑顔と涙が……ってダメダメ!落ち着け、平常心を保つのよ私。

「ありがとう。ほら、涙を拭いて」

「す、すみません。お見苦しいところをお見せしてしまって……」

「そんなことはないわ。ベルは泣いてる顔もかわいいわよ?」

「~~っ!……もうダリア様ったら」

なんだか照れてるみたいだけど、もしかして泣き顔を見られたのが恥ずかしかったのかな?

「ふふふ」

「ダリア様……?」

「ふふっ、なんでもないわ」

「そうですか?」

「ええ……あ、そうだわ」

そうだった。一つ大切なことを聞いておかないといけなかった。

「あのね、私はもう貴族じゃないわ。……それでもベルは、こんな私とこれからも友達でいてくれるかしら?」

除籍したことで、私は貴族ではなく平民となった。果たしてアナベルは受け入れてくれるのか……

「もちろんです!身分なんて関係ありません!」

「ベル……」

「その……ダリア様も私とずっとお友達でいてくれますか?」

ぐっ……ヒロインの上目遣い……破壊力がすごすぎる。

それに心まで美しいときた。

うん、まかせて!あなたは私が絶対に幸せにしてみせるから!

「ええ、もちろん!」

それから他愛のない会話で楽しんでいると、話題はアナベルの家族の話に。

この流れなら、あの話も不自然にはならないだろう。

「実はね、私にも血の繋がりはないけど大切な家族がいるの。できれば家族に初めての友だちを紹介したいのだけど……どうかしら?」

「本当ですか?ぜひお会いしたいです!」

よし。早速予定の調整を始めないとね。

「ありがとう。今度うちに招待させてもらうわね」

「ダリア様のお家……!はい、楽しみにしています!」

アナベルの表情から、とても楽しみにしてくれているのが分かる。もちろん私も楽しみだ。

早く紹介できるといいな。