軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第三百十五話 Side南雲、烏丸 七年 南雲友禅抹殺作戦③

Side南雲

それを見た瞬間俺は駆け出した。空を埋め尽くすほどにミサイルが密集していた。積み込んでいるのはさすがに核兵器ではないはず。まだ俺をそこまでの脅威だとは認識していないはず。だがこれを全部耐えきったらどうなるだろう。

今度は自分たちが俺に、やり返されることを恐怖するかもしれない。

《お婆ちゃん今いい?》

【天空脚】

話しながらも動いた。それは空中を走れるようになるスキルだった。それを使って空に向かって音速で駆け上がっていく。

「確かこういう感じって言ってたっけ?」

それは初めてのことだった。いつも豊國さんが使う魔法。右手を前に出して見よう見まねでそれを唱えた。

【雷砲】

空気がはじけたような音がする。手元から細い雷がほとばしり、その光が枝分かれしてミサイルに命中した。そうするとミサイルは急に制御を失い、ただ地上に落ちてくる。上空1㎞ほどまで登れた時点で、俺はミサイルに最接近した。

俺はスキルよりも魔法が得意なステータス。でも刀も得意で、ゲーム的に言えば魔法戦士に近い。だから何回か見た簡単な魔法なら再現できる。お婆ちゃんや豊國さんはよく俺のことを器用だと褒めた。

「確かあまり近づくと近接信管とかがあるよな」

今の雷でどこまでミサイルのシステムが壊れたかは分からない。だから確実に全て壊しておく。いや、それ以上に、こんなものが地上に落ちたら池袋が壊れる。大事な居場所を壊されたくない。だから消滅させておく。

今度は人真似ではない俺の魔法。

【炎羅煉獄】

魔法の射程距離も昔より随分と伸びた。最初は間近に迫ってくるまで敵に届くことはなかったが、それがどんどんと距離を稼げるようになり、今だと100m先でも敵を攻撃できる。ミサイル群の中で最初のものが、射程圏内に入った。

青い炎がほとばしり爆発する暇も与えずにミサイルを包み込む。その炎が消えた時、ミサイルは跡形もなくなっていた。さらに連発したら空に群がっていた全てが消える。あっけない。まともに相手をしたらこの程度か。

「意外と大したことないな。やっぱここまで強くなると地球の軍隊ぐらいじゃどうということもないか」

俺はそのままさらに空中へと登っていく。ただ、その過程で気になる感覚を味わった。肌が妙にざわざわする感覚。ピリピリと言うべきか。

「これは?」

同時に頭に何か音が響いた。お婆ちゃんとのやり取りはずっと続けていた。お婆ちゃんは俺が人殺しをすることに、あまり良くない感情を抱いてるようだが、それでも説得して、納得してもらうとこっちには来ないように言っておいた。

そして頼み事をしておく。俺が気になったのは、それ以外の声だ。体に何か当たってくる感じ。最初も感じた。

「電波だ」

肌に当たっているのが感じられるのだ。電波を受信する方法は、電波を電気信号に変換する。それぐらいは知ってる。邪魔な電波もたくさん飛び交っている。それが"音"として頭に響いてくる。

【現在特別非常事態宣言が発令されております。探索者が大量に人を殺して回っているという情報も入ってきています。決して外に出ないように——】

【やばい探索者が暴れまわってるって本当?】

【池袋ですごい音がしたって——】

「この体電波まで受信するのかよ」

思わず笑えた。自分でもいよいよ人間じゃなくなってきてると思う。こんな奴に喧嘩を売った軍人さん達も可哀想に。なんとなくで電波受信できる。その中でも、受信しただけでは意味がない電気信号がいくつも飛び交っていた。

「暗号化されてる」

その中で一番難しく暗号化されているものがあった。それでも、魔法寄りのステータスだから知能は高い。リアルタイムに暗号を解読して理解することができた。

【ターゲット確認。アルファはまだ生きてる。繰り返すアルファはまだ生きてる】

【生きてるだと……そんなバカな。20発のトマホークはどうなった?】

【反応は消えたように見えます。P-1からの情報……いえ、P-1横浜基地に帰投していきます】

【なぜだ?】

【整備不良で燃料漏れを起こしたようです】

【嘘をつけ! 奴ら無関係を装う気か!】

【司令。日本のミュータント共から『炎の魔法による消滅を確認』と連絡が来てます。それと……】

【なんだ?】

【ミュータントが『やめておけ。あれはもう手遅れだ。お前たちは手を出す時期を間違った』と言っております】

まただ。電波によって話し合っている声が、今みたいに聞こえてくる。ダンジョンの中でも何度かあった。自分が必要だと思えるスキルや魔法が、自然と身につく時があるのだ。そういう部分では俺の才能は一番だった。

特に自分が戦いに集中すればするほど起きる。それに英語だけど聞き取ることができた。こっちは天然でできるようになったというより、お婆ちゃんに言われてたおかげだ。

『坊ちゃん。学校の勉強してないんだろう。どんな時に役に立つかわかんないからね。ちゃんと基礎知識ぐらいは身につけておきな。ほら、お婆ちゃんが参考書とか色々買ってきてあげたから』

ダンジョンの中で休憩する時、基本的な知識は勉強させられた。知能が上がっているだけあり、それは簡単に覚えることができたから、まあお婆ちゃんの言うことだし聞いておくかとやりだしたら結構夢中になった。

結果として英語は完璧にマスターしたし、数学や国語、社会や理科もお婆ちゃん的にこれぐらいは知ってないと世間に出したら恥ずかしい。という程度の知識は身につけた。だから聞き取れた。

最近は探索者以外するつもりがなくなっていたから、あんまり役に立たないと思っていたのに、まさか戦いで必要になる時が来るとは。

【ミュータントめ……。作戦を第2フェーズに移行。上空待機の第2航空隊はアルファに向けて空対空ミサイルで応戦。必ず撃ち落とせ】

かなり離れた位置。轟音を鳴らしている飛行物体がある。あまりに大きい音なので、なんとなくどこにいるかはわかる。数は10機ほど。戦闘機のようだ。そこからミサイルが射出されたのが分かった。

「つまり、まだやるわけね。OK」

多分、今回の相手は本気も本気。超本気だ。上空に駆け上がっていくほどに周囲の様子がよくわかった。F35戦闘機やイージス艦までいる。

「すげえ、マジもんの米軍だ!」

むしろテンションが上がる。空母の姿が50㎞ほど先の海上に確認できた。大海原の上でも存在感を誇示している巨大な艦影。この世に俺より強いやつはいないと言いたげだ。そいつが慌ただしく戦闘機を発信させようとしている。

それでもさっきのミサイル攻撃でわかった。

「悪いな。"もう"勝てるんだよ!」

そっちに向かって走り出した。ミサイルの姿が見えて【炎羅煉獄】で撃ち落とすと決めた。どれほど速度が出ていようとダンジョンで戦っているモンスターや敵の方が厄介な攻撃だ。トマホークは精々統合階層のワイバーンだ。

しかも動きが単純で威力も弱い。だから単純で動きの読みやすいミサイルの動きなど近接信管で反応される前に、空の上で撃ち落とすのは実際それほど難しくなかった。

【司令。アルファの反応消えません。こちらの放つ攻撃の効果がないようです】

【そんなわけがあるか。アルファはまだシンギュラリティポイントを超えていないはずだぞ。現代兵器で対抗できる程度の強さだと作戦部は報告してきていたはずだ】

【と、ともかく効果がありません。ミュータントからは『怒らせる前に逃げろ』と再度連絡が】

【ミュータントなどどうでもいい! もう一度撃て! 全弾打ち尽くして構わん!】

焦ってる。実際戦争においてそもそも攻撃が効かないというのは悪夢だろう。だから人は常に自分ができるだけ相手に楽に勝てるように努力し、一対一なんて状況を作らず高い位置で叩き潰せる方法を探す。

そしてそれは今回可能なはずだった。一番威力のある攻撃をしたはず。でも効果がない。2回続けば偶然じゃない。実際のところこういう状況になれば現代戦は手詰まりになる。一定以上、兵器差があると勝てない。

認めればいいのに認めない。何しろまずミサイルを撃たれても死なない人間がいることが、現代戦の想定外である。この場合どうするべきかなど考える必要もないはずだ。だから俺は親切に教えてあげた。

電波に介入して、受信するだけじゃなく発信する方法もなんとなくわかった。

【無駄だ。そんなわかりやすい攻撃いくら撃たれても当たらない。俺を殺したかったんなら、最初にもっとすごい威力のある攻撃をするべきだったんだ。まああればだけど。それに次に出てくる時はもっと強くなってるから、きっとどんどん無理になっていくぞ】

【だ……誰だ?】

【そりゃこんなこと言うのアルファじゃないの?】

【こ、この回線に入って来れるわけが……】

【(あっちではもっと面倒臭い暗号使ってるよ)】

そう口にしようとしてできなかった。どうやら俺が言おうとした言葉は【禁止事項】に引っかかってるらしい。シンギュラリティポイント。何度か命を狙われている中で、聞いたことのある言葉だ。

それがレベル100だということも知ってた。だからこそ無駄だということも知ってた。お婆ちゃんは俺が命を何度も狙われるから、『安全なレベルになるまで外に出ないようにしよう』と言ったんだから。

【お、射程圏に入った。なあ、あんたら降伏しないんだな?】

近づき続け、目の前に飛行機が見えた。F35だ。機体の中に乗っているパイロットの顔が恐怖に歪んだ。この期に及んで殺すのに迷うなんてことはしない。俺は【髑髏丸】を抜き放つ。そしてスキルを唱える必要もなかった。

すれ違いざまに、機体の先からパイロットごと真っ二つに斬り裂いた。一機あたり1億ドルとも言われるような機体が、これでパーである。他のF35が慌ててミサイルだけ残して離れていく。

【無駄無駄】

斬撃でミサイルを斬り捨てた。消滅させる方が安全だが、数が多い。MPとSPが切れるのはまずい。MP、SPポーションのストックはあるが、ダンジョンで使うためのものなのだ。ここで使い切りたくない。

【節約を考えられるぐらい余裕ってことさ】

【何を言ってる?】

そのまま逃げる背中に追いつき、省エネで【髑髏丸】を振り抜いた。何度か爆発されたけど、戦車の砲弾で大丈夫だったのだ。お気に入りのTシャツはボロボロになってしまったが、爆発程度ではダメージを受けなかった。

【降伏しろよ。命令されてるだけなんだろ? そうしたら殺しまでしないぜ】

【だ、誰がするかミュータント!】

【へえ、そんな風に呼んでるんだ】

勝てると思ってるんだろうか。まあ本来は向こうが俺を一方的に虐殺して終わりだと思ってたんだろう。

「じゃあもういいか」

軍隊の規模から考えて、狙いは俺だけだったんじゃないだろう。頭が良くなったせいか、それぐらいすぐに分かる。俺だけじゃない。豊國さんもお婆ちゃんも日本の探索者全員、目ぼしいやつは全て殺す気だったんだ。

そこに豊國さんから連絡があった。

《友禅。お前が利口だった。奴ら使うつもりだったようだ。核——》

豊國さんの言葉を聞いてから俺の殺すスピードが上がる。司令と呼ばれている男は降伏するかの答えを返すのに30分ほどの時間がかかっていた。もしかしたら本国に許可ももらっていたのかもしれない。

だとすればその答えは意外と早かったと言えるかもしれない。その間に空に舞い上がっていた全てのF35とそのほかF/A-18も含めて戦闘機は全て落とした。あまりに一方的で虐殺に近かった。でも喧嘩を売ったのはそっちが先だ。

【——こ、降伏する。アルファ。いや、ユウゼン・ナグモ。攻撃したことを謝る。後で正式に国からも謝罪がある。和解金も支払おう。国に変わって先に私が言わせてもらう。すまなかった】

【へえ。でもなんか戦ってるうちにちょっと気が変わった】

お婆ちゃん達にこっちは大丈夫だからと、それぞれ別の行動をとってもらっていた。そして他の動きがないかと調べてもらっていた。その結果、核兵器の使用が考えられていることが分かった。先程、豊國さんは言っていた。

《日本人が超えてはいけない一線を超えた。ここで何があっても殺してしまわないと、個人の気まぐれでわれわれが虐殺される日が来るかもしれない。それならば世界のためにも汚染区域にいる探索者は核兵器で殺すべき。だとさ。奴等、ダンジョンの閉鎖に失敗した国を密かに【汚染区域】と呼称しているらしい》

俺が圧倒的である情報が本国に伝われば伝わるほど、そういう意見が大きくなってきてるらしい。お婆ちゃんはアメリカに千代女さんを走らせ、千代女さんはすぐに情報を聞き出した。あの人だけは正直未だに底が見えなくて怖い。

《ババアは相変わらず友禅に甘い。友禅にはやらせたくないみたいだ。だから嫌ならしなくていいよ。後は私がしてあげる》

《別にいい。今更手を引いても仕方ない。それよりも俺の戦いだ》

《そうか。じゃあお前が宣言しろ》

《OK》

【これからお前ら全員。殺す】

この作戦に参加している全ての回線に介入して知らせた。二度とバカな気が起きないように徹底的にやると決めた。

【落ち着けナグモ! こちらは本当に攻撃する意思はもうない!】

「待って! どうしてだ!? 降伏してるじゃないか!」

「全員殺すって決めてるんだ。悪いけど女でも男でも何でも死んでくれ」

「悪魔が来る! 悪魔が来る! 悪魔が来る!」

「俺は直接スキルと魔法で殺す。お前たちはミサイルで殺す。兵器で殺したら悪魔じゃないのかよ。なかなか愉快なこと言うじゃないか」

「ごめん本当に許して! 家に家族がいるの!」

「俺の両親は命を狙われてるうちにいつの間にか死んでた。別に殺されてもいい奴らだったが、誰が殺したか教えてくれよ」

Side烏丸

「全て殺したのか?」

その少年は空母の上で寝そべっていた。血だらけの体で、まるで日向ぼっこでもしているみたいだった。

「お前か。何だ。今なら消耗してるから勝てると思った?」

「いや、こちらにそんな気はない。どうしても脅されて参加せざるを得なかった。日本側から正式な謝罪だ。本当に申し訳なかったと伝えてほしいとのことだ」

「お前らはいいよ。あんまり戦う気なかったみたいだしな。同じ国の人間同士、仲良くしよう」

殺される覚悟で侘びに来た俺は、この時ほど自分が日本人で良かったと思ったことはない。南雲とそしてもう一人の女が止まらなかった。どれほどあちこちで命乞いが聞こえようと全ては無視された。

そしてこっちが勝ったから、相手は全滅した。文字通り本当の意味での全滅だった。

そしてこれほどの教訓があっても、これから後、探索者と軍隊の衝突は度々起きた。自衛隊ですら何度か、探索者を殺そうとする勢力が台頭して、争われることになる。

あれから12年以上、俺はまだ生きていて、再び探索者として復帰し【探索者取締】という立場をその南雲友禅からもらった。今はその怒らせると怖いどころではない龍神様と食卓を囲んでいた。

「——12英傑会議で、【明確な落ち度がない探索者に対して軍隊行動を起こした勢力は12英傑の敵となる】。そう決まるまで続きましたね」

「そうだったな」

龍神様の屋敷で、飯でも食って行くかと言われた。ごちそうになりながら昔を思い出していた。旧勢力との決着は第1世代の時に終わった。第2世代はダンジョンが現れてから5年~今も続いてる。俗に第1世代は英傑世代。

第2世代は六条世代とも言われる。なぜかといえば六条パーティーから優秀な探索者がかなり出ているからだ。新たな英傑エヴィー、その次に最も英傑に近いと言われる真勇者東堂伊万里、そしてルビー級でレベル800のところまで来ている。

風王ジャック、狙撃王桐山美鈴、呪殺王榊小春、米崎博士、その次が嫁のためにアメリカに帰らなかったルビー級、銃王マーク。残りの大八洲国の六条パーティーの者も軒並みルビー級……。

停滞していた桐山玲香も龍神様と入ってレベル499まではあげた。解決しなければいけない問題の多い日本にとって、六条関連だけは明るい材料だ。おかげで弾圧でもしない限り、六条への個人崇拝を行うものもなかなか消えない。

特に千代女様が裏にいるので、見て見ぬふりが今の現状だった。

「あなたがあの戦いで勝つまで正直、俺たちは軍隊に管理される側だと思ってましたよ。それが今となっては軍隊を管理する側だ。それはもはや揺らぐことがないでしょうね」

分厚いステーキの肉を切り分けて口に運ぶ。食べるという行為も必要のない体。探索者になって13年経った今でもやはり不思議に感じることがある。

「ああ、ただまあ、状況は変わるだろうがな」

「最近レベルの方はどうですか?」

「ちょっと調子は出てきた。ただやっぱりダンジョンに好かれるという状態は半神になるまでみたいだ。レベル1000から8年経ってもレベル1121。以前ほどの急激なレベルアップはどうやってもしないな」

「可能性があるとすれば六条祐太ですか。あと3年が長く感じますね」

龍神様の方から一部のものだけ教えてもらった情報だ。六条は生きていて3年後に帰ってくると。できれば"地球側"に真性の神が必要だ。サファイア級の次、ダイヤモンド級レベル2000以上の存在。

それにあるいはなってくれるかという期待をひそかに抱いていた。

「全くだ。田中はあんの調子だしな」

「何と言うか失礼ですが完全に……」

「別に遠慮はいらねえよ。抜け殻みたいな感じだ。1年経ってもあんな感じだ。相当堪えてる。内政は頑張ってくれてるが、あれじゃあ英傑にとって一番肝心な戦いの役に立たん。レベルも上げてないしな」

「変に戦いの場に出して死んでもらっても困りますしね」

「烏丸」

「はい」

「お前はよくババアが死んで耐えたな」

「いえ……未だに泣いてしまう時があります」

「そうか……」

この件に関してだけは、龍神様も相当きつかったようだ。あまりにこの人がブチ切れてくれたので逆にこっちは冷静になったぐらいだ。

「ちょっと考えてるんだけどな。六条の所の奴等が頭打ちになって、探索が落ち着いてこっちに協力できるようになったら、田中に鈴を探しに行く許可をやろうかと思ってるんだ。田中は自分の立場に義理堅いから勝手には行かんだろうしな」

「……こっちは厳しいですが、その方がいいかもしれませんね。ふふ」

「何を笑ってる?」

「いえ、本当に管理者が板に付いて。あなたらしくない」

「今は仕方ない。我慢するさ」

「そうですか……」

あの時見た光景をまだ忘れられない。本当に全員死んでいたんだ。見逃されたものはいなかった。男も女も関係なかった。龍神様を怒らせるな。未だにその気性の激しさから、あらゆる国がこの人のことを怖がってる。

その恐ろしさは大戦でも遺憾なく発揮され、最も最初に死ぬと思われていた英傑だったのに、結局日本を勝利に導いた英傑として君臨している。最強の抑止力にして恐怖の権化、南雲友禅。

最初にその存在を知った俺が、その下で働いているなどさすがに想像してなかったなと思った。