軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

93 食べ過ぎ注意!! ダンジョンダイエット中!!

「ちょ、ちょっと待って。離婚はわかったけど、匿うって何? そんなにヤバい感じなの!?」

「まだヤバくはないけど、ゴタゴタし始めたらヤバいかも。」

「えぇー、状況がわからん…。匿うのはいいよ。部屋余ってるから好きなところ使えばいいけど…。」

「ありがとう! 弁護士も紹介してくれる? 詩織が前にお世話になった人、優秀だったって話してたよね。」

「ああー、なるほど。了解した。とりあえず、詳しく教えてくれる?」

彼女、 倉田真奈美(クラタマナミ) は大学時代の友人その2で探索者だ。最近は忙しいって言っていたから会うのは数ヶ月ぶりになる。どうやら、この数ヶ月の間に発覚したみたいだが…。

「詩織も探索者だからわかると思うんだけど、平日に仕事してたら、土日にダンジョンに行くしかないじゃない?」

「そうだね。真奈美は仕事続けながらダンジョンに行ってるんだよね。私はそれがイヤだったから仕事辞めちゃったけど。」

「小遣い稼ぎにはちょうどよかったのよ。アイツ、私が土日家にいないからって浮気したのよ!! マジでムカつく!!」

「あぁ~、浮気なんてすぐバレるのに。おバカさんよね。」

「ほんとよ。絶対に離婚するから協力してくれる?」

「いいよ〜。ケツの毛まで毟り取ってやろうぜ!!」

「詩織ならそう言ってくれると思ってた。」

「ふふふ、経験者だからね。」

私も昔婚約者に浮気されたから弁護士を通して毟れるだけ毟り取ってやったことがある。もちろん、相手の女からもだ。

結婚式の招待状を送ったあとにやりやがったから徹底的に対応してやったよ。だからその時の弁護士を紹介してってことなんだろう。

「もう旦那に言ったの? 証拠は準備してある?」

「まだ言ってない。どうすれば限界まで毟れるか、詩織に相談してからにしようと思って。」

「了解。それじゃあ、今後のために話し合おうじゃないか。」

終始空気となっていた良輔は完全に役に立たないのでひたすら聞き役となっていたが、もう用無しだと追い出された。巻き込まれたのに可哀想な奴だな。

今日は泊まっていけると言うので、大量のお酒を出して準備万端。浮気男に鉄槌を下すために作戦会議をするわよ。

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あぁ〜、私、呪われてたんだった…。

翌朝、昨日食べた食事の量を思い出してドン引きしていた。だってお酒を呑むとツマミも必要になるじゃない?

正確な量は途中までしか覚えてないんだけど、たぶん2kgは余裕で食べてると思うわ。お酒の量もいつもよりかなり多かったし。

今までこんなに食べたことないのに。恐ろしくて体重計には乗れないわ…。

「おはよう、昨日はありがとね。」

「大丈夫…。それよりも体重のほうがヤバいのよ。」

「大食いってスキルにする意味あるのかしらね?」

「スキルじゃなくて呪いよ。」

朝からテンションだだ下がりだけど、今日もダンジョンに行って頑張るわよ。主にカロリー消費のためにね!!

「じゃあ、私は証拠集めに行くわ。道具ありがとうね。」

「はいよ~。落ち着いたら一緒にダンジョン行ってストレス発散しよう。」

「いいね。できるだけ早く片付けてくるわ。」

「焦っちゃダメよ。尾行なら手伝うからね!!」

「あははは、よろしく〜。」

真奈美に貸した道具はボイスレコーダーとドライブレコーダー、ペット用の見守りカメラと望遠カメラだ。

探偵に頼むのが確実だけど、結構な金額がかかる。ある程度、自分で証拠をつかんでから探偵に依頼したほうが調査期間が短くなるし、その分お安くなる。

違法行為にならないギリギリを攻めるために使うよう伝えた。まあ、彼女なら上手く使いこなすだろう。

ちなみに、ボイスレコーダーは仕事用のやつだし、ドライブレコーダーは買い替えた時に処分しないで保管していたやつだ。ペット用の見守りカメラはお猫様のために買ったやつで、望遠カメラは趣味用だ。

決して浮気調査用に用意していた物じゃないけど、十分使えるし見つかった時に言い訳もできるので問題ない。

友人の健闘を祈りつつ、私は自分の身体のためにダンジョンへと向かった。友人の今後も大事だが、それと同じくらい私の体重管理も大事だ。

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ダンジョンの1階層はジョギングで移動する。ようやく、ジョギングと言えるペースで走れるようになってきたので少し自信がついたよ。

自分のペースで走りたいので、今日も良輔とは別行動だ。基本的に新しい階層に行く時とか、倒せない魔物がいる場所以外は別々に活動している。

便利なボディーガードがいて頼もしいよ。やっぱり怪我はしたくないしね。お弁当を渡したら下の階層へと行ってくれた。

ホーンラビットと玉玉ねぎを中心に倒していくんだけど、唐揚げとオニオンフライのことで頭がいっぱいになってきたので、ヤバいと思って急いで2階層に避難する。

2階層はキノコとブロッコリーだからまだヘルシーだ、と結局、食べることを考えていたことに愕然としながらも、なんとか魔物を倒していった。

グラスウルフを1人で倒せるようになったから意外とサクサク進むことができる。調子に乗らなければ、囲まれることもないだろう。

この調子で頑張れば、少しはカロリー消費も進むだろう。私の健やかな老後のためにも今ここでやらなければ!!