軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

78 スキルガチャの結果

家に帰ってポポイッと服を脱いだらお風呂へ直行する。今日もダンジョンでたくさん動いたから、しっかりケアしないと。

最近は小走りからジョギングに変わってきたと思う。前よりも全然走れるようになったと感じるくらいだ。少しだけ上がったステータスと日々の努力のおかげね。

半身浴をしながら軽くストレッチをして筋肉を伸ばす。なんと、背中で手が組めるようになったのよ! 腕を上からと下から背中にまわすやつ。身体が硬くて全く届かなかったんだけど、やっと出来るようになったのは、かなり嬉しかったわ。これからも続ければさらに良くなるだろうから頑張らないとね。

サッパリ上がったらマッサージオイルを使って揉み込む。やり方を説明している動画を見ながら、それっぽい感じでやってみる。結構効いてると思うのよね、コレ。

晩ご飯、食べるの面倒だな。暑くて食欲が…、あったわ。冷製うどんにしよう。

茹でたうどんに大根サラダを乗せて、さらにホーンラビットで作ったサラダラビットをたっぷり乗せる。ゴマドレッシングにポン酢と少しの醤油を混ぜたタレをぶっかければ完成だ。

何となく白身魚のフライが食べたい気分だったので、1個追加する。あっ、タルタルソースがない…。次の休みに大量生産しなければ!

モリモリと食べながら、汁物が微妙だなーと考える。夏だし、冷製スープが飲みたい。インベントリに入れておけばいつでもヒエヒエだ。これも、次の休みに作る料理リストに追加しよう。

食後、今日のメインイベントだ。 こいっ!! 当たりスキル!!

昨日買ったたこ焼きをつまみにハイボールを呑みながらステータスを表示する。使えるスキルがないな。ここからさらにクズスキルが増えるのか…。非表示にすることって出来ないのかな?

8Lの瓶に手を突っ込んで選ぶ。とりあえず10個取り出して使ってみよう。適当に選び、使うよ〜っと念じる。

前と同じように、薄っすら光って手の中に消えていった。うん、特に変な感じはしないな。スキルのチェックはあとでまとめてするので、まずは残りを使ってしまう。一覧を見るのが少し怖いんだが…。

1個ずつ使っていき、10個使い終わっても特に変化はないみたい。身体能力が上がるようなスキルはなかったようだ。まあ、わかってはいたけどね。

「さて、確認しますか。ステータス……。ですよね~。」

見事にクズスキルのみだ。使えそうなスキルはないな。『トランポリン』、ダンジョンでは使えないけど、ダイエットにはいいかもしれない。食べ過ぎで太ったら、トランポリンダイエットをしよう。

そして、『ナックルボール』って何よ!?

調べたらまた野球関係じゃない!? やったことないんだってば!! きっと他のボールもあるに違いないわ…。絶対にいらないっ。

次の10個、やるのが憂鬱だわ~。せめて、もうちょっと使いやすいスキルにしてほしいわ。

緊張しながら追加の10個を選ぶ。クズスキルってわかっているけど、もしかしたらいいのがあるかもって期待しちゃう。それなのに、えぇ〜、コレ?ってスキルだから反応に困るのよ。

また1個ずつ使っていき、身体の反応も確認する。そう簡単にいいのは出ないな。

「よし、ステータス……。んー、当たりっちゃ当たりか?」

ステータス一覧を確認する。新しく『早起き』ってスキルが追加されていた。まあ、あって困るものじゃないけど、コレ、おばあちゃんになった時、どうなるのかしら? ちょっと心配だわ…。

もう1つのちょい当たりスキルは『焼き加減』。目分量の使い心地から考えると、私にとっては最高にいいスキルなんだけど、ダンジョンでは出番がないからちょい当たりだ。もし、火魔法が使えるようになったらダンジョンでも活躍するかもしれないな。

あとは全部ダメだった。ダンジョンで『反復横跳び』は必要ないし『レシーブ』もしないわ…。

いや、使い方を工夫すればあるいは? …考えるのが面倒くさい。その時になったら考えよう。

次の10個で今日は終わろう。何度も調べたり試したりしたから疲れたよ。残りの時間はのんびりタコパしたい。ササッと選んで終わらせよう。

気分転換にハイボールをビールに変更する。これで運気も変わったはずだ。コロコロッと10個出したら順番に使っていく。何も考えないほうがいい気がするので、無心で光を取り込み10個目、特に何の変化もなく終了した。

早速、スキル一覧を上から確認する。ムダ過ぎるスキルじゃないといいけど。

「いくぞ…。ステータス……。うわっ、最悪…。」

スキル『笑窪』獲得しちゃったよ…。DTubeの動画の子は若い子だったから可愛らしいで済んだけど、生まれつきならまだしも、今更笑窪ができたからってどうしろっていうのよ…。

他には、『逆上がり』『綱引き』ね…。いつか使う日が来るわ、きっと。鉄棒も綱もないんだけどね…。

「笑窪、どんな感じか確認しておくか。たしか、笑窪を意識しながら笑えば出るんだよな?」

残りのスキルを確認する前に笑窪を見る。1人で鏡の前で笑うのはちょっとキツイ…。もっと呑んでおくんだった。

ちゃんと頬に笑窪ができているのを確認したけど、もうこのスキルを使うことはないだろう。鏡を片付けたら新しいつまみで呑み直そう。

「つまみは何がいいかなー。……アレ、えっっ!? ウソッ!?」

私は洗面所に駆け込んだ…。