作品タイトル不明
35 レベル6
“スケルトンの頭がスケルトン”
“寒すぎる。スケルトンだけにトンでる”
“いや、それならスケルトンだけにスケてる”
“なにこれ”
頭がだめなら真ん中から折ればイケるか。
頭部を失ったスケルトンの動きは更に緩慢になり、剣の振りも遅い。
あっさりと躱して背骨の真ん中に思いっきりロングソードを叩き込む。
硬い感触と骨が砕ける感触が手に伝わってくる。
上半身が地面へと落ち、そのまま消滅した。
すぐにもう一体へと向かい、距離を測り再び背骨へと剣を叩き込んだ。
硬いけど、ロングソードを強く握り、振り切れば十分斬れる。
二体目も問題なく倒せた。
ドロップした魔石を確認するが、オークのものよりは少しだけ小さい気もする。
もしかしてEランクダンジョンでもモンスターによって魔石の大きさが違ったりするのか?
もしそうなら、オークの方が美味しいのか?
ただ、オークを選んで戦うなんてことは出来ないのでとにかく数をこなしていくしかない。
更にダンジョンを進み、引き上げるまでに手に入れた魔石は20。
換金金額は53000円。
ゴブリンよりも格段に数が減ってしまった。
予想通りスケルトンの魔石が1個2000円。
オークの魔石が1個3000円だった。
数は少ないがゴブリンの魔石より買取金額が高いのでこの金額だ。
ただランクが上がったのに稼ぎが減るってこれはどうなんだ?
とりあえず、今日は初日だったし慣れない部分もあった。
明日からはもう少し効率重視でいきたい。
まだレベルアップしていないのでわからないが、経験値的なものも倍増していることを願うのみだ。
それから10日ほどEランクダンジョンに潜ることで俺はレベルアップを果たした。
桐谷省吾(20)
LV5 → 6
Bp31 → 39
HP 35/35→ 45/45
MP 36/36→ 46/46
STR 26 → 34
ATK 25 → 33
AGI 10 → 11
MAG 30 → 38
LUK 5 → 5
スキル 火魔法 ホークアイ
ステータスは順調に伸びている。
ここまでくれば明確に身体の調子も違う。
動けるし、一撃の威力も上がっている。
効率よく回り、慣れてきたこともあり1日当たりの討伐数は大体40前後。
ゴブリンよりは少ないが、おそらく経験値は多くはいるっぽい。
数が少ないとはいえ稼ぎは一日に10万円前後稼げるようになっているのでかなりいい方じゃないだろうか。
慣れてくると若干、数と質に物足りなさを覚える。
ただ、このダンジョンにも慣れてきたおかげでカメラ映りを意識できるようになってきた。
その効果もあるのか順調に視聴者数は増えており登録者数が200を超えた。
視聴数はその倍はある。
レベルアップももちろんうれしいが、俺的にこっちの方が嬉しかったりする。
変な視聴者さんも混じってはいるけど、基本みんな肯定的なコメント中心でモチベーションが上がる。
低ランクダンジョンであってもやはり数をこなす事には意味があるらしい。
特にライブ配信の場合、戦闘が無ければただの移動シーンの連続。
視る方からしたら普通につらいはずだ。
俺の場合、配信のかなりの部分を戦闘が占めているのでそこがいいらしい。
ただ、毎日同じ繰り返しだと飽きられる。