軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ヒロイン達の告白

俺が震えながら了解の意を示すと、サローナさん達は互いに頷き合う。

「では、まずは私からだな」

サローナさん、タタさん、ナミニッサ、ナレリナ、ハオスイが前に出てきて、他の皆は後ろへ下がっていった。あれ?なんでナミニッサ達も居んの?これは俺がもう1度サローナさんとタタさんに振られる話じゃないの?

そんな俺の考えなど知らないように、彼女達は覚悟を決める様に大きく深呼吸をした。覚悟を決めよう……

「本当にあの時はごめんなさい。いや、このごめんなさいはあの時のごめんなさいではなくて……締まらないな……まさか私がワズさんを目の前にするとこうも取り乱すなんて……でもきちんと伝えたいんだ。私は確かに最初にごめんなさいと言った。でも、その直ぐ後に私は自分の気持ちに気付いたのだ。まったく情けない話だがな。だが、この私の胸の中にある気持ちは決して嘘偽り等ではない事を誓おう。願わくば、この気持ちを伝えた後、受け入れてくれる事を切に願う……ふぅ……

ワズさん。私はアナタの事が好きだ。心から好きなのだ。決してこの気持ちが色褪せる事が無い事をここに誓う」

……え?

「ネニャの言った事は本当にごめんなさい。彼女にきちんと自分の気持ちを伝えていなかった事が原因ですので、どうか責めるなら私にして下さい。例え責められようとも私の気持ちは変わりません。こんな私の全てを受け入れてもいいと言ってくれたワズさんに私は心が動かされました。望んでも決して届かないと思っていた幸せをワズさんが与えてくれました。欲していた言葉をワズさんがかけてくれました。それだけで私の心がどれだけ救われた事か。だから私はワズさんと共に生きていきたいのです。その傍で……

ワズさん。私はワズさんの事が好きです。どうか私の心と体を貰って下さい。ずっとずっと一緒に居たいです」

……は??

「まずはあの時助けて頂きありがとうございました。もしワズ様があの指輪を持っていなかったり、あの場所へ来て頂かなければ、今、私は生きてはいないでしょう。ワズ様は本当に命の恩人です。ですが、もしその事が無かったとしても、ワズ様に向ける気持ちは決して変わらなかった事を伝えておきます。あの場はメアルちゃんが攫われてドタバタしましたので、気持ちを伝える暇がありませんでした。ですので、改めてこの場でお伝え致します。伝えるこの気持ちは私の本心です。決して嘘ではありません……

一目惚れです。あの時一目見たその時からワズ様に惚れていました。好きです。私の全てを受け取って欲しいと思っております」

……へ???

「私もナミニッサと言いたい事は同じだ。私はあの呪具で理性を失い、駄目だと分かっていても止められなかった。だが、そんな私をお前が止めてくれた。助け出されて抱き締められた時、私の中にお前への気持ちが芽吹いた。本当にお前に救われたよかったと心から思う。この気持ちを止める事は出来ない。今にも溢れだしそうだ。でも、その前にまずは言葉にして伝えよう。この気持ちを聞いた後、出来れば受け止めて欲しい。その腕で抱きとめて欲しい。そうなる事を私は望んでいる……

好きだ。私の心はワズ、お前の事を求めている。この気持ちは決して嘘偽りでは無いからな」

……ん????

「……私の気持ちは変わらない。旦那様に救われて私は生きる気力を得た。なんのために生きていけばいいのかわからなくなっていた私に道を示してくれた。だからこそ、私は旦那様のように強くなって、隣で戦っていきたい。誰かを守るためにこの力を使っていきたい。だから、ずっと私を見ていて欲しい。旦那様とずっとずっと一緒に居たい……

……好きです。この気持ちは未来永劫変わらない。私の本当の旦那様になって」

……アレ?????

……ん~……あれ?おかしいな……俺の耳がありえない事を聞いたんだけど……

なんか皆俺の事好きって言ったような……あぁ、これアレか?夢か?幻か?それかドッキリかな?

……あれ?なんだろう、皆何かタイミングを計っているのか、言葉を合わせようとしているみたいに見えるな……あっ!!やっぱりこれから「嘘でした~」とかって言われるのかな……上げて落とすのか……もう忘れたくても忘れられない傷になる事確定だな……はぁ……どうそ……もう好きにしていいですよ~……もう精神力はマイナスだよ……

「「「「「せ~の」」」」」

……あぁ、これはもう歴史に残るような振られ方だな……

「「「「「私達全員を娶って下さい!!!!!」」」」」

……

「……あれ?俺、皆に振られるんじゃないの?」

「「「「「なんでそうなるんですか!!!!!」」」」」

え?あれ?違うの?

「「「「「私達皆、アナタの事が大好きなんです!!!!!」」」」」

思わずぽろっと出た言葉に反応して、ずずいっと迫って来た。あれ?あれ?ちょっと落ち着かないと……混乱してきた……え?ほんとどういう事なの?再びパニックだよ。パニックさんが頭の中で「呼んだ?」と出て来た。いえ、呼んでません。早々にお帰り下さい……やっぱり混乱してるな。

「……ちょ、ちょっと落ち着いて整理させて下さい……」

俺のその言葉に今日は一時解散になった。