軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

―――・・・・・・

わたしってだれぇ?

どうしてここにいるのぉ?

それがわたしの、おぼえてるさいしょのこと。

でも、いまは―――。

おにぃちゃんのおかげで、おにぃちゃんのことをおもいだした。

こういうと、すっごくへんなかんじ。

だけど、ほんとのことだからしかたない。

めのまえのおにぃちゃんには、いっぱいおしゃべりしてまおらった。

そのなかで、いろんなことをおもいだせた。

だから、だいすきになったんだよ。

なのに・・・。

あたまが、いたい。

ううん。いたくなんかない・・・はず。

だって、わすれちゃったもん。いたいなんてかんかく。

おぼえてない! おもいだせない!

そのはずなのに‼

『俺は今・・・ドラゴンと戦ってるんだよ』

そんなたったひとことで、どうしてこんなに・・・・・・ッ‼

わたしはどらごん。

おにぃちゃんはちがったみたい。

おにぃちゃんとしりあいのおじぃちゃんも。

わたしだけが、ちがう。

それでいたいのかな?

ううん、ちがうよね。

・・・・・・うん、ちがうよ。

ことばにはできないけど、だってみえたから。

おもいだせたから!

おにぃちゃんがたたかってる。

おにぃちゃんとおにぃちゃんがたたかってる。

わかりづらい?

にんげんのおにぃちゃんと、どらごんのおにぃちゃんが―――。

おにぃちゃんには・・・なまえがあるんだったね。

ゼネス。

いいな。

うらやましいよ。

わたしはだぁれ?

どうして、ここにいるんだろう・・・。

・・・いっしょだね。

また、さいしょっからだ・・・。

いかないで!

おいていかないで‼

また、わすれちゃうよッ‼

おもいださせてくれるって、やくそくしたのにッ‼‼

「でも―――・・・しっぱい、したんだよね?」

いやなこと、いっちゃった。

だって! おにぃちゃんがいっちゃったら・・・。

おにぃちゃんたちがたたかっちゃったら―――ッ‼

とめられないよ・・・。

わたしじゃとめられない。

わたしには、なにもないんだよ?

それなのにっ‼

『俺は勝つぞ。俺のために。俺の仲間のために。信念と、未来のために‼』

おにぃちゃんらしくないことば。

どうして?

どうしてそうおもうんだろう?

そもそもどうして、おにぃちゃんたちがたたかうところがみえたの?

どうしてそれをおもいだしたって、おもったんだろう?

わからない。

いかないで。

たたかわないで。

ころさないで。

かんじょうがおさえられない。

わたしは、どうしたいの?

なにが、ほしかったんだろう?

わたしはもう、しんじゃってるのに。

どうしてこんなにくるしいの?

わたしって―――・・・・・・なに?