軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

五百八十六話

十分に休息をとったクロード達は世界樹の攻略を再開した。

6部屋までは順調だったのだが7部屋目で問題が発生した。

7部屋目はトラップが仕掛けられていたのだ。

クロードは罠が発動するよりも早く移動していたので問題なかったのだがハイエルフ3人は罠に気を取られ上手く動くことが出来なかった。

そんな3人に容赦なく強力な魔法が襲い掛かる。

契約している精霊達が相殺してくれたので事なきを得たがクロードが戻ってくるまで身動きが取れなかった。

「すまん。助かった」

「いえ、私の説明不足ですみません」

クロードもゲーム時代散々苦しめられた罠とピクシー達の連携。

普通のプレイヤーでは考えられない方法でクロードはこのエリアを攻略していた。

罠と聞くと警戒してしまいがちだがこのエリアの罠は実は子供騙しなのだ。

このエリアまで来れるプレイヤーが罠にかかっても実はたいしたダメージを受けることはない。

ならば、罠を無視してピクシーを効率よく狩っていく。

この方法が最も効率の良い攻略法だった。

「皆さんのステータスなら罠を無視できるはずです。下手に手間取って先ほどのようにピクシーを自由にする方がダメージを受けてしまいます」

「そうなのか・・・」

「物は試しよ。次の部屋では罠は無視しましょう」

次の部屋に移動した。

ここも罠が張り巡らされておりクロードは突っ込んでいく。

ハイエルフ3人も罠を無視してそれぞれ動く。

大したダメージは受けないとはいえ罠にかかるというのは気分的に恐怖を感じる。

ハイエルフ3人の動きは精彩さを欠いていた。

先ほどよりはマシだったとはいえ、結局クロードは戻ってきてピクシーを狩ることとなった。

「すまん」

カランが代表して謝る。

「いえ、慣れるまでは仕方がないでしょう」

そう言ってフォローする。

体力を回復して次の部屋へと突入する。

次の部屋では罠はなかったがやはりハイエルフ3人の動きは悪かった。

この階層の嫌らしいところである。

罠を見せつけられればどうしても警戒して動きが鈍くなる。

精神的な消耗を強いられればミスもするだろう。

ゲーム時代そうして何にもない場所でミスをして危機に陥るプレイヤーは少なくなかった。

ましてや今は画面で見ていた世界でなく現実だ。

心理的負担はこちらの方がはるかに高いだろう。

クロードはメンタル的な要素を考えて多めに休憩を取ることで対応した。

結局、この日攻略した部屋数は40部屋に留まった。