軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

五百五十四話

まずは皿の一番下にメレンゲを敷き詰める。

その上に苦労して作ったプリンを乗せる。

容器の隙間に生クリームを入れ取ってきた果物をカットして彩っていく。

最後に携行食のプレーンタイプであるバーを取り出して保存してあったチョコレートを溶かしてコーティングする。

ポッ〇ーの代用である。

コーティングしたバーを添えれば特製プリンアラモードの出来上がりである。

出来上がったプリンアラモードを持って移動する。

部屋に入った瞬間、イフの目がキラキラしている。

「どうぞ」

「う、うむ」

まるで好物を前にした犬のような・・・。

尻尾があれば全力で振っていそうだ。

イフは恐る恐るプリンの部分にスプーンを差し入れる。

「おぉ。ぷるぷるじゃ。ぷるぷるしておる」

「よかったらこれをかけてみてください」

そう言って取り出したのは蜂蜜だ。

「甘いものに甘いものだと・・・」

何やら衝撃を受けているようだ。

手をプルプルさせながらも万遍なくプリンアラモードに蜂蜜をかけてゆく。

そして再びプリンを口に運ぶ。

「うまいのじゃ」

そこからはあっという間に食べきってしまった。

「ご満足いただけましたか」

「うむ。して、これは何というなじゃ」

「プリンアラモードです」

「大満足じゃ。茶色い奴もよかったのう」

「チョコレートですね。原料も大量に手に入りましたから後で作り置きしておきますね」

「頼んだのじゃ」

「さてと、少し出かけてきますね」

「童も少し出かけてくる。精霊達を借りるぞい」

「はい」

イフの家を出たクロードは師匠の工房に移動した。

中からはカンカンと鉄を叩く音がしている。

作業の邪魔をするわけにもいかないので家の前に和の国で買い求めた酒と干物を置いて引き上げることにした。

イフの家に戻ったがまだイフは戻っていないようだ。

することもないので先ほど約束したチョコレートづくりに勤しむとしよう。

カカオの実を取り出し種を取り出していく。

それが終わったら種を錬金術を応用して発酵を促し乾燥させる。

一度カカオの種を水洗いし濡れたままフライパンに入れる。

魔道具のコンロに火つけフライパンにカカオの種を加熱していく。

この時ムラにならないよう慎重に作業をする。

火が通たら常温で冷ます。

一度の作業では分量が足りないので何度もこの作業を繰り返す。

ある程度量が集まったら皮を剥いていく。

皮も利用することが可能なのでそちらも集めておく。

皮が剝き終わったらすり鉢に入れ棒ですり潰す。

バターを湯煎しておきバターをすり潰したカカオの種に加えさらにすり潰していく。

最後に砂糖と塩を加え味を調える。

後は型に流し込み魔法で氷を出して冷やしておけばチョコレートの完成だ。

今からイフの喜ぶ顔が楽しみだ。