軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

五十二話

クロードは王都から帰ってきてから任された役目を全うするべく計画を立てていた。

ゲーム時代の知識と今までまわってきた経験から効率のいい狩場を選定する。

王国の一般兵に渡されている装備はお世辞にも高品質とはいえない。

「品質と量産性を考えるとやっぱりリザードマンかな。錬金術の素材にならないからダンジョンに行ったことはないけど近くまで飛んで移動すればいいな」

必要な物をアイテムボックスに入れて準備を進めていく。

数日はダンジョンに泊まり込むことになるので父様と母様に挨拶に向かう。

「父様。母様。数日程ダンジョンに行ってきます」

「わかった。気を付けていってくるんだよ」

「クロードのことだから大丈夫だと思うけど。無理だけはしないでね」

挨拶もそこそこに一番近くまで転移する。

アイテムのグリフォンの笛を使いグリフォンを呼び出し地図でダンジョンの位置を確認して飛んで行った。

本来なら最短ルートでも森を抜けなければいけないため移動に時間がかかるはずだったが空を行ったため数時間で目的のダンジョンに到着したがグリフォンで乗り付けたため軽い騒ぎになっていた。

ダンジョンを管理する兵士に何者だと誰何されたが男爵の証明書を提示することで引き下がっていった。

リザードマンの皮は素材として人気があるため多くの冒険者がいたがその横を通り過ぎて足早にダンジョンに侵入する。

子供が一人で入っていくのを見て心配したベテランの冒険者パーティーが慌てて追いかけたが結果として唖然とすることになる。

入り口近くで追いついたが心配して追いかけたはずの子供が剣すら抜かず無詠唱で魔法を放ちリザードマン相手に無双している姿を見せつけられたのである。

「心配して追いかけてきたってのになんだあれは。化け物じゃねぇか」

「そういえば子連れのダンジョン荒しが一時有名になってたがまさかな」

「ダンジョン入っちまったし別ルートで狩るか」

冒険者達は進路を変えて獲物を探しはじめるのだった。

「効率よく狩るためにはやっぱもっと奥を目指さないとな」

ダンジョンは低層では数が少なく潜れば潜るだけ沸く数が増える傾向にあった。

クロードは最短ルートで目的の階層を目指しつつ途中で出会ったリザードマンを片付けていく。

リザードマンは魔石とドロップ品である皮や粗末な鉄製の槍や剣を落とすのでそれを手早く回収する。

粗末な剣や槍は鋳つぶして精錬しなおせば十分な武器を作ることが出来るので一石二鳥だった。