軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

四百二十三話

クロードは庭に出て製作した魔道具の動作チェックをしていた。

そこにエリーゼがやってくる。

「クロード。こんなところで何やってるの」

「新しく作った魔道具の動作チェックですよ」

「へぇ~。今度は何を作ったのかしら」

「呪術を応用して肉体能力と魔力を制限するものですね」

「それって大丈夫なの」

「安全対策はしてありますし、やばそうなら外せば大丈夫なはずです」

そう言ってクロードは魔力を高めていく。

しかし、バキという音がしたと思ったら魔道具が粉々になっていた。

「何か凄い音がしたけど」

「どうやら魔道具が負荷に耐えられなかったようですね」

「実験は失敗かしら」

「最初から成功するとは思っていませんでしたが素材の見直しが必要そうですね」

魔道具の製作は一時棚上げだ。

素材にはいくつか検討がついているがすぐに加工できるようなものでもない。

「予定が空いてしまいましたね。どうしましょうか」

「クロードにお願いがあるんだけど」

「何でしょうか」

そこでエリーゼはもじもじしている。

「街を案内してくれないかしら」

「僕もあまり街は詳しくないんですけど」

「ふふ。じゃぁ、二人で色々巡ってみましょう」

「わかりました」

こうしてクロードとエリーゼは街に繰り出すことにしたのである。

プロミネンス侯爵領の領都は発展を繰り返しており少し見ない間に様変わりしていた。

エリーゼは服飾に興味があるようでやはり年頃の女の子なんだなというのを感じる。

エリーゼは何着も試着して確認をお願いしてくる。

今の流行は布が少なく露出の多いのものが多かったがエリーゼによく似合っていた。

エリーゼは試着した多くの服を次々買っていく。

ここで普通なら荷物持ちとして男が大量に持たされるという事態になるのだろうがクロードにはアイテムボックスがあるので関係がなかった。

一通り買い物をして広場にやってきていた。

「ちょっと休憩しましょう」

「では飲み物を買ってきますね」

そういってクロードはエリーゼを広場に残し屋台に飲み物を買いに向かった。

丁度よくフルーツジュースを売っている露店を見つけて並び購入する。

クロードがフルーツジュースを買ってエリーゼの元に戻るとガラの悪そうな連中にエリーゼが絡まれていた。

「エリーゼ。お待たせしました」

「クロード。おかえりなさい」

「こんな餓鬼を待っていたのか。そんな餓鬼ほっといて俺達と遊ぼうぜ」

クロードはフルーツジュースを一時的にアイテムボックスにしまい込み笑顔で割って入る。

「遊びたいなら僕が相手になりましょう」

そう言って戦闘態勢を取るのだった。