軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百四十七話

クロードは授業を受けつつ放課後や休日に航空戦力の訓練に魔道具の量産など忙しく動き回っていた。

ドラゴニア王国との同盟は無事提携され2国間の距離を解消するために間の国々に転移門を設置する話が持ち上がりその設置する転移門の製作依頼が入ったのだ。

使う材料は王国持ちであり製作するのに問題はないが製作時間だけはどうしようもなかった。

教室でクロードが机に伏せているとエリーゼが話しかけてくる。

「クロード。なんだか疲れてるわね」

「流石にここ数日忙しくて」

「武闘祭に向けて訓練に付き合ってもらおうと思ったけど難しそうね」

「いや、何とか時間を作るよ。次の休日でいいかな」

「私は構わないけれど本当に大丈夫なの」

「それにしても武闘祭かぁ・・・。もうそんな時期なんですね」

そこにレイシャ先生が教室に入ってくる。

「また後でね」

エリーゼはそう言い残して自分の席に戻っていった。

「はい。先日、言った通り武闘祭が開催されます。参加する人は早めに申請するように」

クラスメイトの多くは参加するようでやる気をみなぎらせているようだ。

「注意事項としてクロード君は参加不可となりました」

当然クロードも参加するつもりだったのだが何故だろうか。

「疑問に思っているみたいね。クロード君が強すぎて他の生徒の成果がわからないと軍と騎士団から懇願されたため今回はこのような形となりました。他に質問がなければ授業の準備をしてください」

ホームルームが終わったレイシャ先生は出ていきかわりに担当の教師が入ってくる。

残念ではあるが決まったことを考えていても仕方ないため気持ちを切り替えるクロードだった。

休日まではあっという間に過ぎた。

なんとか頼まれていた分の依頼も終えて準備は万端である。

「クロード。準備はいいかしら」

「いつでも大丈夫です」

クロードはエリーゼを連れて鉱山都市グローリアに転移魔法で飛んだ。

対人戦を鍛えるならリザードマンといった人型の魔物が相手の方がいいがエリーゼは基礎がしっかりできているので数をこなして素のステータスを伸ばした方が良いと判断して数が多いワーカーアントを選んだのである。

エリーゼの実力を考えれば1、2層というよりは3層か4層辺りがちょうどよいだろう。

襲ってくるワーカーアントを討伐しながら3層に繋がる安全地帯を目指した。

幸いなことに冒険者が多数通っていることもありスムーズに移動することが出来た。

3層の安全地帯には多数の冒険者がおり効率よく狩るためには4層に繋がる安全地帯をベースにしたほうが良さそうだった。