軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百十五話

クロード達は起きた人達に夕食を軽めに取るように指示を出して夜を待つ。

完全に日が暮れてから行動を起こし相手の本陣があるであろう場所を目指した。

相手の本陣は予想通りの場所にありかがり火が焚かれ最低限の警戒をしているのがうかがえる。

行動を本格的に移すのは相手が寝た頃合いを予定しており暗闇に身を潜ませタイミングを探る。

月が中天にかかった頃、クロード達は夜襲をかけるために動き出した。

合図の信号弾があっちこっちであがり続いて照明弾が打ち上げられる。

相手の警戒していた生徒が慌てて非常事態を知らせる笛を慣らしているが寝入っていた生徒が起きてくるより早くクロード達は突撃していく。

起きていた生徒だけで抵抗をしてくるが人数が圧倒的に違うため戦闘が終わった頃には相手の本陣にいた生徒達は撃破判定を受けていた。

「ここまでうまくいくとはな」

「許可をとったとはいえちょっと卑怯な気もするけどこれで勝利はほぼ確定だな」

「昼寝させておいたとはいえ戦闘の後で疲れているでしょうしこのまま休んでもらいましょう」

「その間に俺らは相手の作戦資料を探すか」

敵の別動隊がどのあたりにいるか予測はしているが出来れば相手の本陣に残された資料から確定しておきたいのだ。

しばらく探すと資料は見つかったが暗号化されていた。

しかし同じ学園の生徒が作ったものであるだけに特有の暗号を使っており解読はあっさりとすんだ。

相手の別動隊は予想通りの場所にいることがわかり日が昇ってから人数差をいかして殲滅することとなった。

時間は少ないが指揮官組も仮眠をとることとなり解散した。

翌日、朝食を取り一定の距離を保ちながら敵の別動隊の索敵にかかる。

敵の別動隊は本隊と連携をとれるようにしたためかあまり離れていない位置にいた。

接敵した部隊から鏑矢があがり次々と隣の部隊が鏑矢をあげることで集結を果たす。

圧倒的な戦力の差に相手の指揮官は降伏してきたためこれをもって大演習は終了となった。

学園に戻り理事長であるサイネル・フォン・ゲルマンが総括をしていた。

「皆さん。お疲れさまでした。勝った陣営の皆さん。おめでとうございます。常識にとらわれない見事な戦術でした。負けた皆さん。戦場では何が起こるかわからないということを今回のことで学んだのではないでしょうか」

その後も教員達の評価が続き解散となった。

クロード達勝利側の指揮官達は今回の作戦の詳細をレポートにまとめるように言われ集まって作業をすることとなる。