軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百十二話

教室でクラスメイト達と会話しているとレイシャ先生がやってくる。

クラスメイトは慌てて席につく。

「皆。元気だったかしら。またこうして会えてうれしいわ。今期はいよいよ大演習があります。組み分けは先生達の方でしたのでプリントをまわすわね」

プリントがまわってきて確認するとエリーゼと同じグループだった。

「クロード君には残念なお知らせがあります。公平性を期するため直接戦闘は禁止となりました」

戦術、戦略を単独で覆すことが可能であることはライヒルト公国での一件でも証明済みなためこれは致し方ないことだろう。

「質問がなければこのまま授業をはじめます」

質問はないようでレイシャ先生はそのまま授業を開始したのだった。

放課後、クロードは久々に戦略研究室を訪ねていた。

「クロード君。久々だね」

「ご無沙汰してます」

「いよいよ。大演習があるということで足を運ぶ生徒が多くなる時期だからね」

ここには今までの大演習の結果なども資料と残されており作戦を練るうえで有益な情報を得ることが可能だ。

クロードも早速資料を読み漁る。

特に注目すべき点は在校中無敗を誇ったというファールハイト兄様関連の資料だ。

奇襲に待ち伏せなど多様な戦術ではあるがファールハイト兄様らしい正攻法による作戦が多い。

「クロード君。ちょっといいかな」

「なんでしょうか」

「僕らは君と同じグループになった作戦指揮を執ることになったメンバーだ」

「よろしくお願いします」

「予想できたことではあるけれど直接戦闘が出来ないクロード君も作戦指揮を執ってもらうことになる。軽く打ち合わせといこうか」

クロードと作戦指揮を執るメンバーはどういった作戦をとるのか。

相手が打ってきた手に対してどのように反撃するのかといった細かい話し合いを行った。

様々な状況を想定する必要があり話し合いは終わらずこれから大演習がはじまるまで話し合いを続けることで合意し作戦を詰めることとなった。

自分の寮へと戻ったクロードは独自に戦略、戦術の研究を続け翌日の話し合いでこれらを踏まえてどういった手を打つのかといった作戦会議を続けることとなる。

指揮を執ることになったメンバーはクロードの作戦に感心することとなる。

作戦指揮に関しては鬼才といわれたファールハイトを彷彿させるものがある。

クロードに基礎を教えたのはファールハイトであるので当然といえばそうなのだがクロードはそこに加えて普通では考えられないような作戦を提案してくる。

一つ一つ検証をして穴を埋め着実に大演習の作戦は詰められていった。