軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

百九十四話

教室にてクラスメイト達に囲まれて雑談をしているとレイシャ先生がやってくる。

「は~い。皆、注目」

クラスメイト達は慌てて席に戻っていく。

「前回の演習が中途半端に終わってしまったのでその補填として今週のお休みに上級生の協力のもと演習が決まりました。強制ではありませんので希望者は申し出てくださいね」

多くのクラスメイトが参加に意欲を出している。

エリーゼが話しかけてくる。

「クロード。私達はどうするの」

「エリーゼはどうしたいですか」

「う~ん。クロードとダンジョンに潜った方が効率がいいと思うのよね」

「わかりました。それでは休みは二人でダンジョンに出かけましょう」

クロードは多くのクラスメイトに頼られ週末まで忙しく過ごしていた。

今日はエリーゼと約束していた通り学園に外泊許可をとり転移魔法でダンジョンに向かう。

本日向かうダンジョンはリムテック領にあるオークの出るダンジョンである。

このダンジョンを選んだ理由はオークは武器を使うために対人戦の経験を積めるからだ。

「出てくる魔物がゴブリンからオークになっただけで基本の対応は変わりません」

「わかったわ」

クロードとエリーゼは適度な緊張感を持ちつつもダンジョンに足を踏み入れる。

他の冒険者が戦った後なのか中々オークと遭遇しなかったが警戒を怠ることなく歩み続ける。

クロードは気配探知で周囲の状況を把握しておりオークの気配を感じ取る。

「エリーゼ。きますよ」

「わかったわ」

エリーゼは細剣を構えて前にでる。

出てきたオークは剣を持っているオークが3体だ。

エリーゼは自ら加速して勢いよく突っ込んでいく。

オークはエリーゼの速度に対応できずに貫かれ霧となって消えてゆく。

残った2体はエリーゼに剣で攻撃をしかけてくるが舞うような動きでエリーゼは躱し華麗なステップを踏みながら刺突を繰り出していく。

オーク2体はなすすべもなくエリーゼに倒された。

「いい調子ですね。そのまま次に行きましょう」

ドロップ品と魔石を回収して次の獲物を求めクロードとエリーゼはダンジョンを進んでいった。

一方演習に参加したクラスメイトは上級生のサポートのもと小物と呼ばれる魔物を相手に草原を駆け回っていた。

クロードの指導のおかげで男子生徒達も落ち着いて対応することができており演習はスムーズに進行していた。

男子生徒の指導を担当していた上級生は会わない数日でここまで成長したことを感心していた。

予想では自分達が助ける回数が多くなるだろうと思っていただけに拍子抜けはしたが気を引き締めてダメ出しをしてアドバイスしていたのである。