軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

百七十八話

高等部の演習の手伝いということでクロードは今草原にきていた。

ここにはコボルトが住んでおりグリフォンに乗ったまま危険はないか確認している最中だ。

コボルトは様々な武器を使用して獲物を狩り危機に陥ると遠吠えをして仲間を呼び寄せる中々厄介な魔物だ。

脅威はないと判断して馬車がやってくる場所へと向かい待機する。

程なくして高等部の生徒を乗せた馬車が到着する。

馬車から教師の一人が下りてきて確認を取ってくる。

「クロード卿。お疲れ様です。問題は何かありましたか」

「数が少し多いようですが問題ないと思います」

「わかりました」

整列した高等部の生徒達に教員が訓示をする。

「コボルトの数が多いとのことだが諸君なら無事に演習を成功させることができると思っている。頑張ってくれ」

高等部の生徒達は班員ごとに草原に散っていった。

クロードは教員達と緊急事態に備えて待機していたが問題なく時間は過ぎてゆく。

「クロード卿。一杯どうですか」

教員の一人が紅茶を差し出してくれる。

「高等部の生徒ということで安定しているようですね」

「演習は学年が上がるほど随伴する教師は楽になりますから」

高等部の演習は問題なく終了し帰還の途についていた。

王都に近づくにつれて人とすれ違う回数が増えていく。

不審に思いすれ違う人を捕まえて話を聞いてみる。

「王都が魔物に襲われたんだ。王宮騎士団が中心になって対応しているが劣勢だって話だ」

「王都が襲われている。それで王都を離れる人が多いんですね」

「悪いことは言わないからお前たちも逃げた方がいいぞ」

話してくれた人は足早に去っていく。

「すみません。僕は先行します」

「わかりました。我々はこの場でどうするのか協議します。ご武運を」

クロードはグリフォンに乗って王都を目指す。

王都に近づければ近づくほど逃げ出したと思われる人達が増えていく。

王都に到着したクロードは人の流れから襲われていると思われる方向を推測してグリフォンをかけさせる。

現場に到着したクロードはグリフォンに乗ったまま上空から魔法で援護する。

クロードを見つけた空を飛べる魔物が殺到してくるがグリフォンを巧みに操り魔法で迎撃する。

上空から見れば戦力差は圧倒的だ。

魔物の数は膨大でそれに対応している王国側の戦力は圧倒的に不足している。

隙を見つけて上級魔法のインフェルノで地上の魔物を排除にかかる。

幸い空を飛べる魔物はそこまで数が多くなかった。

一息ついて戦場にいるであろう王宮騎士団の団長を探すことにした。