軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

404回目 天空城の設備

水の精霊との面会を終えて五日が経った。

この五日間、俺は☆5『◇天空城『レナスティア』』の設備投資などに努めてきた。その目的は☆5『飛空艇造船所』の設置と『飛空艇』の建造である。『マーメイド』との会談場所が何処になるか解らないが、その場所に『飛空艇』で移動しようかと思っているのだ。だって『レナスティア』だとデカ過ぎるし。

ついでに☆5『技巧神の大工房』も天空城へと移動させた。

天空城はアホほど広い。それはもう、中を普通に移動するなら車でも使った方がいい程に広い。

しかし天空城には『亜空間ゲート』がある、なので目的地さえハッキリしていれば移動は一瞬だ。だからこの機会に、設備のほとんどは天空城に集めてしまう事にしたのだ。ここなら安全性や機密性も確保できるからな。

そしてもちろん、☆5を配置して終わりではない。生活するのに必要な設備は当然として、クランメンバーの要望にも可能な限り応えていった。

皆の部屋などはもちろん、ドゥルク要望の大図書館や、アルグレゴ小隊要望のジムも造り、キャンパーにも頼まれて『◇キャンピングカー』の整備が出来る部屋まで造った。

女性陣の要望ではサロンや温泉施設に化粧室にと、男の俺にはあまり用のない場所が増えていった。温泉施設だって、デザインを女性陣でやったもんだから、男はちょっと入りづらいファンシーな物になってるしな。あれはちょっと違う。

そして、特筆すべきは『クランガチャ』から出てきた、拠点のみで使える☆4のガチャアイテム、『店舗シリーズ』だ。

☆4『コンビニ』

☆4『大型書店』

☆4『実用衣料店』

☆4『ファッションブランド『エクスガチャ』』

☆4『美容室』

☆4『スイーツ専門店』

☆4『ラーメン『峩々龍』』

…………などなど。

拠点にしか設置出来ないお店の数々があったのだ。当然、あるだけ設置してみた。

ここで働く従業員はホログラムであり、買い物には当然の事だが対価が必要になる。だが、普通に便利だこれ! 一度設置すると移動出来ず、外す時には破壊扱いとなって失われてしまうが、それを差し引いても便利だ。

ちなみに地上の拠点で使う時には、店の入口を外向きに配置する事で、フレンドではない一般人も使える様になるらしい。しかもこのガチャ店舗、売り上げの一部が俺の取り分となるのだ。これが普通に嬉しかった。色んな店舗のオーナーになった気分が味わえたよ。

「…………さて、次はどうするか。もう資金は少ないからな、慎重にいかないとな」

この五日間、俺はひたすらにガチャを回した。クランの金を八割方使ってしまったが、しょうがなかった。

ガチャアイテムもガチャポイントも、死ぬほど必要だったのだから。

ガチャを回した回数は十万回を軽く越えた。だって白金板を十枚以上使ったし、金額が安い食品ガチャも回したし、フレンドポイントで回せる『フレンドガチャ』も、ガチャポイントの足しにする為に回し捲った。

もうガチャの画面を虚無の眼で見てられるくらいには、ガチャを回し捲った。五日もかけたのは、ちょいちょい休憩を入れたり設備を設置したりして遊ばないと気が狂いそうだったからだ。ガチャを回し過ぎて死ぬかと思った。

もちろん☆5アイテムも幾つか出ましたよ。クラッシュレアも、☆4のヤツなら出ました。それがコチラです。

☆4『◇ランニングシューズ』

・《永続スキル・自然治癒(大)》

・《(永続スキル・体力+300)》

・《?????》

・《?????》

…………お久し振りですね、『ランニングシューズ』さん。ひとつだけ、シンプルにひとつだけ質問してもよろしいでしょうか?

……………………なんでだ?

いや、本当になんでだよ? 違うじゃん。これクラッシュレアぞ? 俺の専用装備ぞ? なんでパワーアップした『ランニングシューズ』なんだよ。あるでしょ? もっと! 他にもっと色々!! あれだよ? アレスが使っている『白雷獣の剣』とかのクラッシュレアで良かったのよ? 『ランニングシューズ』って事は無いだろ!? 俺専用の『ランニングシューズ』ってなんだよ、特注か?

いや、性能は高いのよ? でもさ、申し訳ないけどガッカリだわ。だって、だってさ…………。はぁ。

俺は頭を二・三度振って、『◇ランニングシューズ』の事は一旦忘れる事にした。いや使うよ? 使うけども今は無理ですわ。心の整理がついてから使います。

「おーー、やってるなーー」

亜空間ゲートを通って俺がやって来たのは、☆5『飛空艇造船所』である。

その中で働いているのは人間ではない。のっぺりとして、目の部分に丸い穴が二つ開いた顔をした、飾り気の無い真っ白な人型ロボットだ。

このロボット達は、☆5『◇天空城『レナスティア』』にてガチャポイントで造る事が出来る独自の騎士団。『ドール騎士団』だ。

彼らは、俺の命令を聞くのはもちろん、周囲の状況に合わせて動いてくれる。フレンドと同じようにガチャ装備を使えるのもポイントの高い所だ。

そんなロボットが、なぜ『飛空艇造船所』で働いているのかと言うと、彼らがまだ何も知らない状態だからだ。

自身の体の動かし方さえも良く解っていない、『赤ん坊』状態。彼らはレティアの薦めでここに放り込まれ、体の動かし方を学びがてら、飛空艇を建造している。

ちなみに、一隻は既に完成しており、今は二隻目を建造中である。そう、俺の飛空艇はもうあるのだ。