軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

34 続・成長期

とりあえず鑑定に夢中で放置してた鼠を始末しよう。

ススススス。

バサッ!

グールグール。

ガブッ!

《熟練度が一定に達しました。スキル『毒牙LV6』が『毒牙LV7』になりました》

おおう。

どうやら私のフィーバーはまだ終わってなかったらしい。

素晴らしきかな。

判明したステータスの貧弱さから考えて、私からこの毒牙を抜かすと、攻撃手段がほぼないといっても過言じゃなくなる。

最初にして最後の攻撃手段たる毒牙のレベルはかなり重要ですよ。

と、そろそろ今日の探索は打ち切っておこう。

まだ赤の総スタミナゲージは全然余裕があるけど、無理は禁物だよね。

その場で簡易ホームを作成。

さて、安全が確保できたところで、鼠を食べ、ない。

さすがにあんだけ食べたあとだからお腹があんまり減らない。

食べられないことはないだろうけど、今無理して食べるよりかは、残しておいて寝起きに食べたほうがいいよね。

というわけで、今日は後寝るだけ。

その前に、寝る前にやっておくことがある。

にょろーん。

うねうね。

にゅーん。

別に卑猥なことしてるわけじゃないよ?

操糸の練習だよ。

操糸の練習をしてみてわかったことだけど、操れる糸は1本まで。

動かせる速度はミミズがのたくるくらいの緩慢さ。

操れる範囲は糸に体が触れてさえいれば結構広い。

消費するMPは微々たるもの。

ということがわかった。

とりあえず今の段階じゃ、戦闘の役には全く立ちそうにない。

だから、こうして寝る前に、MPを消費しがてら練習して、スキルレベルを地道に上げていこうと思う。

レベルが上がれば今言った内容も上がっていくはず。

鑑定がやればできる子だったんだから、操糸もレベル6くらいになれば使えるようになるでしょ。

そこまでの道のりはちょっと長いかもしれないけどね。

レベルが上がったら色々と試してみたいことがある。

前に断念した糸による防護服だとか、必殺仕事人的な使い方とか、探知があれだったから索敵糸の再開発もしてみたい。

色々と夢が広がるね。

《熟練度が一定に達しました。スキル『操糸LV1』が『操糸LV2』になりました》

言ってるそばからレベルアップキタコレ!

にょろろーん。

うねうねうね。

にゅーううん。

ほほう。

悪くない動きだ。

実にけしからん。

レベルが上がってちょっと動きが良くなった。

相変わらず戦闘で役に立つレベルじゃないけど、目に見えて動きが良くなるくらいだし、予想よりも早く使い物になるかもしれない。

MPもまだまだ余裕があるし、ギリギリまで熟練度稼ぎをしよう。

ふあー。

あー、よく寝た。

結局昨日はMPが切れる寸前まで粘って、操糸のスキルレベルを3まで引き上げた。

本当はMPが完全に切れるまでやるつもりだったんだけど、MPが残り少なくなるにつれて、やばいと感じた。

何がどうやばいのかはわかんないけど、MPを切らすと危ないというのが本能的に分かったので、ギリギリのところでやめることにした。

ひと晩寝てそのMPは完全回復してる。

うん。

これなら寝る前に操糸の練習をして問題ないね。

いや、待てよ?

せっかく全回復してるんだし、起きた時にもやるべきじゃないかな?

どうせ普段MPなんか使わないんだし、時間経過で回復するんだとしたら、狩りをしてる最中に回復するんじゃない?

うん。

そのほうが効率良さそう。

もし問題があったら明日からは寝る直前だけにすればいいんだし、物は試しだよね。

ということで、操糸の練習を行った。

MPが切れそうになるギリギリのとき、

《熟練度が一定に達しました。スキル『操糸LV3』が『操糸LV4』になりました》

という天の声(仮)が聞こえた。

よしよし。

順調順調。

MPが切れそうだから、どれだけ動きが良くなったのかは確認できないけど、レベル4くらいまでくれば、それなりに動かせるはず。

まだ戦闘ではさすがに使えないだろうけど、簡易ホームの中で、防護服を作る実験くらいはできるかもしれない。

今日の夜が楽しみになってきた。

さて、とりあえず朝ご飯にしよう。

メニューは昨日の鼠。

それではいただきます。

うむ。

まずい。

MPは、食事をしても変化なし。

やっぱりというべきか、MPは食事では回復しないっぽい。

MP回復薬みたいのはあるかもしれないから、もしかしたら食べることによってMPが回復する食材もあるかもしれない。

魔力の多い魔物の肉なんかだと回復しそう。

まあ、今まで魔法らしい魔法を使ってくる魔物には出くわしたことないけどね。

しかし、進化してから後、調子がいい。

スキルはバンバンレベルアップするし、新しい称号とか手に入ったし。

これは波が来ていますな。

まるで時代が私に輝けと言っているかのようじゃん。

ふふふ。

もはや私を止められるものはなし!

ふへへ。

この調子でガンガン強くなって、ドンドン迷宮の先に進んでいこう。

この迷宮が広大すぎるくらい広大だってことはわかったし、出口は長い目を見て探していくしかなさそうだしね。

さあ、今日も輝かしい私の一日が始まるのだ!

うへへ。