軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

今後の方針

送別会の次の日の早朝、僕たちはエンバラの里を出発した。森を出た先の小さな町に馬車を用意してくれたそうだ。先導は行きと同じエルフの人が2人で務めてくれている。

行きの時は難儀した森の道だが、帰りは慣れてきたのか夕方になる前に町に入る事ができた。

今後の予定をヴィア主任とミカとサイドさんと話し合う。

ヴィア主任が開口一番言ったことはレベルについてであった。

「私が君達のパーティに入ると1番の問題が私の実力不足だ。君達とのレベル差がありすぎて足を引っ張る事になる。Bランク冒険者と比べられると厳しいからな」

僕がヴィア主任に確認する。

「ヴィア主任の冒険者ランクはいくつ何ですか?」

「Dランクで、もう少しでCランクかな。Eランクダンジョンを主戦場にしていたからな」

Eランクダンジョンが主戦場でもう少しでCランク!?

確かE級魔石は1つ100ギルドポイント。

Dランク冒険者からCランク冒険者に上がるために必要なギルドポイントは3百万。

3万個のE級魔石必要じゃん。

4人パーティで1日20個のE級魔石として1人あたり5個。

16年かかるな。ヴィア主任は冒険者歴何年なんだろ?

「まずは君達の力量まで私が追い付く事が大切だ。君達はステータスカードを持っていたからレベルという数値が確認できていた。普通は確認などできない。一応、モンスターを倒すと強くなる気がするといった具合いだ。君達の経験を聞きたい。モンスターを倒すと強くなっていくのか?」

なるほど、僕達はステータスカードがあったからなぁ。普通はレベルなんて見られないもんな。

「確かにモンスターを倒すとレベルが上がります。多くのモンスターや強いモンスターを倒すと上がりやすいです。剣術レベルなどは鍛錬でも上がりました」

「なるほど、母さんが言っていた事を考えるとモンスターはエネルギーのゴミである 醜(しゅう) 気が集まり発生する。ただモンスターは魔石に変わるように、エネルギーの塊に変化している。モンスターを倒すとそのエネルギーの一部が倒した者に流れ込む感じかもな」

ふーん。そんなものなのか?気にした事が無かったな。

「後、ステータスカードで経験値の分配を設定できるとも言っていたよな。状態の項目を触ると【経験値分配】を選択できるようになったと。ステータスカードの状態の項目は、主人と隷属が記されてあったはずだ。これは隷属の魔法で主人と奴隷が繋がっているから【経験値分配】ができたと思っている。あくまで仮定だけどな。今回考えてみたいのがモンスターを倒した時に誰に経験値が入るのかってことだ。モンスターの生命力をたくさん奪った者なのか、とどめを刺した者なのか、それとも1番近くにいた物なのか?1番近くにいた者は余り考えていない。アキくんはいつも遠くからの蒼炎の攻撃だったからな。それならば前衛にたくさんの経験値が入るはずだ。生命力をたくさん奪った者と、とどめを刺した者の可能性が高いと思っている」

ここでヴィア主任は一度言葉を止め、僕たちを見渡し提案する。

「今は冒険前日に体力測定をして、冒険後の体力測定で確定させていきたいと考えている。君達の協力が不可欠だけどな。私のレベルを上げる効率的な方法として情け無い事だが君達の力を借りたい。Dランクダンジョンでオーガを倒すのは相当厳しい行為だからな」

蒼炎の魔法もなく、ダンジョン産の装備が無いと確かに厳しそうだ。

それならダンジョン産の装備で相性が良く近距離攻撃に適しているのは…。

「ヴィア主任は剣は使えるんですよね。それなら効率と安全を考慮するとボムズの焦土の渦ダンジョンが良いと思います。【昇龍装備】で攻撃も守備も完璧です。火宮のダンジョンも良いんですけどイフリートは飛びますので」

「剣はレイピアのほうが良いが、普通の剣も問題無く使える。やっぱり君達は規格外だな。Cランクダンジョンが安全だなんて。悪いがレベルが上がるまで付き合ってもらうぞ」

こうして王都に一度戻ってからボムズ行きが決まった。