軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

説教の違い

お昼の時間になった。ミカと2人で学校の食堂にいった。

今日の日替わり定食は焼き魚定食だった。2人とも日替わり定食を頼んだ。

ミカが僕の焼き魚定食の魚の骨を取っている。ミカは僕の焼き魚の骨を取るのが好きみたい。一度「魚の骨の取り方を教えて」と頼んだがその時は何となく断られている。

楽しそうに僕の焼き魚の骨を取ってるミカを見ながら僕は話しかけた。

「僕は生まれて初めて説教と言うものをされたよ。どんなものかと思っていたが、とても良いもんだね」

笑顔の僕を見てミカが言う。

「説教を喜ぶなんて言うのはアキくんくらいですよ。普通は嫌がりますよ。私は学校で良くされましたから」

「ふーん。そうなんだ。でもヴィア主任の説教が終わったらとても暖かい気持ちになれたんだ。ヴィア主任が僕たちの事を真剣に考えて、話をしていてくれたのを感じたよ。ヴィア主任は聡明で、綺麗で、とても優しい人だよ」

ミカが僕の焼き魚の骨を取り終わった。

僕の顔を見ながら口を開く。

「確かにヴィア主任は素敵な女性ですね。それに今日の説教の内容は色々と考えさせられました。学校で受けていた説教とは雲泥の差です」

僕は焼き魚を食べながらミカに話した。

「僕も色々と考える必要を感じたよ。僕はもう少し、どういう冒険者になりたいのか考えていかないとダメだね。今回、ヴィア主任の人としての大きさを感じちゃった。こんな経験は初めてだよ」

お昼ごはんを食べ終わって、赤のAクラスの教室に行った。ここでミカとは一度お別れだ。

教室のドアを開けると皆んなグッタリしている。

自分の席に座るとシズカが話しかけてきた。

「午前中の魔法実技の授業は最悪だったわ。魔法を撃って的を外すとその場で腕立て20回、腹筋を20回やらされるのよ。こんなの今までなかったわ」

筋トレが魔法を外した罰なんだ。だから皆んなグッタリしてるんだな。

「それは大変だったね。シズカは大丈夫だった?」

「私は最後の方で集中力を切らして一回だけ罰を受けたわ。可哀想なのはまだ魔法の命中率が悪い人よ。罰の腕立て20回と腹筋を20回がこなせないとシベリーさんの怒声が飛ぶの。その声がキンキン声で神経に刺さるのよ。そのせいで集中力を落とす生徒が続出よ。終わりはずっと説教してるの。早く説教が終われって皆んな思っていたと思うわ」

ヴィア主任とシベリーさんの説教には随分違いがあるらしい。