作品タイトル不明
季節の移り変わりと夜の食堂
その後、授業が終わりミカと合流した。
今日の夜から食事を作ってくれていたユリさんがいない。
今日の晩御飯は学校の食堂を使う事にした。
時間を潰すため、学校の敷地にある外のベンチでミカと今日のヴィア主任の話の内容を良く話し合った。
今頃、冒険者ギルド本部からギルド長に僕達の出頭要請を破棄させている頃かなぁ。
周りを見ると木々がだいぶ青々としてきていた。
学校の食堂は隣りの研究所からも食べに来る人がいる。
研究所職員のために食堂は朝早くから夜遅くまで開いている。
お昼の食堂とは違って学生の制服はほとんどなく白衣姿の人が多い。
夜は2人共、香辛料の効いたボムズ料理を頼んだ。ボムズ料理って、たまに食べたくなるんだよね。
ボムズ料理を食べているとスーツ姿の男性が近づいてきた。校長先生のポーツ・エアージだ。
校長先生も晩御飯を食べに来たようだ。僕らと同じボムズ料理だった。
席が空いているのに校長先生は僕たちのテーブルにやってきた。
「こちらの席に座って良いかな?アキくん?」
「どうぞ校長先生」
そう言うと僕たちのテーブルに座った。
ボムズ料理を食べながら校長先生は話し出す。
「どうですか?学校生活は?」
「何とか頑張っております。まだ慣れていないところもありますが、毎日楽しいです」
「それは良かった。そういえば君が使える新しい魔法の開発はどうなっています?」
「まだまだです。今は呪文の文言の基礎を勉強中です」
「そうですか。私の学生時代の専門が呪文の文言でしたのでね。できれば私も一緒に開発の仲間になりたいんです。まぁ校長の仕事があるから無理ですが」
そう言って校長先生は笑っていた。