軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

王都の冒険者

その男性3人は真っ直ぐ僕らの席に向かってきた。

先頭を歩いていた髭面の中年男性がニヤニヤしながら僕に話しかける。冒険者のようだ。

「なんでここにガキが座っているんだ。俺たちは疲れているんだ!早くどけ!」

酒臭い。酔っ払ってるのか?

王都って本当にイヤだなぁと感じ口を開く。

「何故、先に来た僕たちが席を譲らないといけないのですか。意味がわかりません。お断りします」

髭面の男性がニヤついた顔を怒り顔で怒鳴る。

「うるせぇ!ガキは大人の言う事を聞いておけば良いんだ!うん?なんだお前綺麗な奴隷連れているじゃないか?この奴隷は俺が貰っといてやる!お前だけ早く消えろ!」

僕たちの剣呑な雰囲気に周りの人達が席を立っていなくなる。先程の店員とのやり取りで僕達がBランク冒険者と理解しているからだろう。

3人の男達は混雑していた周りの席の人が潮が引いていくようにいなくなったことに不思議な顔をしている。

「王都の冒険者ギルドはどうやら腐っているみたいですね。こんな冒険者ギルドなら一度壊しても良いかもしれませんね。もう我慢しなくて良いですよミカさん。お願いします」

僕がそう言うとミカさんはおもむろに立ち上がり、男達の腹に拳をメリ込ませていった。

3人共腹を押さえてうずくまる。

僕は大きな声で冒険者ギルドの受付の職員を呼んだ。

駆けつけてきた職員に僕は冷たい声で言った。

「この3人の男性はどうやら冒険者ギルドの害虫のようです。僕たちが身体に言い聞かせておきましたから、早く外に放り出してください。本当はこういう害虫駆除はあなた方の仕事ですよ」

慌てて僕の提案通り蹲っている3人の男性を外に連れ出す。

これが王都の1日目か。これからも大変かな。

少し待つと慌てた感じで先程の女性店員が注文の品を持ってきた。指先を見ると少し震えている。

僕たちは気にせずお昼ご飯を食べた。