軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

女性店員

王都の冒険者ギルドだけあって立派な建物だった。白系統の煉瓦作りで3階と地下1階建てとのこと。中に入ると人で混雑していた。

王都の冒険者ギルドは飲食店が中にあり、食事やお酒を提供している。ちょうどお昼ご飯の時間に当たってしまったようだ。

受付に僕とミカの黄金製のギルドカードを見せ、ギルド長に面会を求めた。現在、ギルド長は所用で外に出ており半刻ほど後にもう一度来る事になった。ちょうど良いので冒険者ギルドの中でお昼ご飯を食べる事にした。

空いている席があったためそこに座り店員から注文を取ろうとしたら、30歳くらいの女性の店員から眉を顰められた。

なんだろうと思っているとその女性の店員が口を開いた。

「坊や、あんた田舎モンだろ。王都の冒険者ギルドに見学にでも来たのかい?」

「まぁ田舎モンと言えばそうだね。見学じゃないですよ。これでも冒険者登録していますから」

店員は不機嫌そうな顔のまま会話を続ける。

「冒険者なら遠慮はしなくて良いね。良いか坊や。ここの席は白銀以上のギルドカード専用なんだよ。分かったらどきな!」

「そんなのどこにも書いてないですよ」

「書いて無くともここの流儀なんだよ。悪い事言わないから絡まれる前にどけたほうが身の為だよ」

僕は1つため息をついた。

「こんな混んでいる時に空いてる席を使うことがそんなに悪いことなんですか?非効率じゃないですか」

「うるさいガキだね。さっさと退ければ良いんだよ」

しょうがないなぁと思い会話を続ける。

「確かに僕たちは白銀のギルドカードではありません」

「当たり前だろ!」

「だけど黄金なんですよ」

そう言って僕とミカは自分達のギルドカードを見せる。周りでこちらを伺っていた人達がどよめいた。

唖然としている女性店員に宣言する。

「僕は非効率なそちらの流儀には従うつもりはありません。先程あなたはこちらの流儀に従えと僕に言いました。その言葉をそのまま返しましょう。これから僕の流儀に従いなさい。わかりましたか?それではお腹が空いているので早く注文を取ってください」

慌てて僕たちの注文を取る女性店員。

王都って何だか嫌だなって思っていると外から大声で3人の男性がギルドに入ってきた。