軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

年末での総括

貴族主催のパーティに出席する事になって、それ用のタキシードとドレスが必要になった。

慌てて高級服飾店に駆け込んだ。年末年始を挟んだこの時期、お店側は間に合わないの一点張りだったが金にモノを言わせて作ってもらった。

僕はミカの髪色の黒のタキシード。ミカは僕の髪色の水色のドレスを作った。

ミカにはその他に必要な宝飾品も購入した。

奴隷にこんなにお金を使う主人はいるのだろうか?と少し思ったが気にしたら負けだ。

12月30日。1年の最後の日である。ミカと2人で自宅でゆっくりしていた。

何の気なしに今年1年を2人で振り返った。

僕は5月の誕生日に蒼炎を覚えて家出した。

アクロまで来て冒険者となった。

蒼炎が見つからないように人が少ない夜のダンジョンをソロで攻略した。

来る日も来る日もモンスターハウスでオーク狩りをした。

Dランク冒険者になって奴隷のミカを購入した。

2人で泥ゴーレムばかり倒していた。

蒼炎の事がバレてしまい、慌ててBランク冒険者を目指した。

無理矢理泥ゴーレムをキャリーして毎日クタクタになっていたのは良い思い出だ。

夏の海水浴は楽しかった。また来年アクロに行って海水浴しようかな。

ファイアール公爵家に呼ばれてアクロからボムズへの馬車での移動。

ミカと肌を合わせていた一ヵ月弱。2人の気持ちが近づいたと思ったら離れてしまったようなそんな不思議な感覚。

ファイアール公爵家との不干渉の契約。

Bランクダンジョンの水宮のダンジョンボスでは死が自分の横をカスって行った。ボス部屋で布団をしいて寝たのは良い思い出だ。

ボムズに拠点変更してからのダンジョン探索は順調だった。

本当に充実していた7ヵ月だった。

ミカは僕と出会う前に戦争で捕虜になった。

身代金を払ってもらえず戦争奴隷になった。

僕に購入されてからは、僕の盾になってくれた。

気がつくともうBランク冒険者だ。

2人で思い出話をしていたら、会話が止まるタイミングがあった。

ミカが僕の目を見ている。僕もミカの目を見ていた。ミカの目に吸い込まれる感じだ。ミカも僕の目に吸い込まれたのかもしれない。

そのまま唇を合わす。夏の時とは違って優しいキスだった。ゆったりと肌を合わせていく。

夏の時、僕は不安と欲望をミカにぶつけていた。今は自然にミカを求めている。そんな僕をミカは受け入れてくれようとしてくれた。ミカは優しい笑顔を僕に見せてくれた。