軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

宝箱の中身

Bランク魔石を拾い。マジックバッグにしまったところ、

「パンパカパーン!!それではメインイベントです!!そこの男性拍手!!」

ミカにやられてしまった。

僕は慌てて拍手をする。

「気を抜いていたらダメですよ。アキくん。それではご開帳!!」

ミカはもったい付けるようにゆっくりと宝箱を開けた。

中身は穂先と柄が真紅の槍とダンジョン制覇メダルが入っていた。

「おぉ!アキくん、槍だよ!」

「僕は槍は使ったことないからなぁ。ミカは槍使えるの?」

「昔、馬上で使ってたかなぁ。久しぶりに使おうかしら」

「槍もカッコ良いよね。今度、冒険者ギルドの鍛錬場で試してみようか?」

「それは良い考えね。だけどその前にこの間のアクセサリーショップに行きましょうね」

お揃いのブレスレットを買う約束してたもんね。

「了解。まずはお昼ご飯を食べたら、怪我に気をつけてこのダンジョンから出ようか」

マジックバッグに魔石と槍とダンジョン制覇メダルを入れて、リーザさんが作ってくれたお弁当を取り出して2人で食べた。

帰りの道中も油断無く進み、特に怪我も無くダンジョンを抜けることができた。

外に出ると夕方になっていた。馬を見ていてくれたギルド職員が笑顔でやってきた。

「焦土の渦ダンジョンの制覇成功しましたか?」

「問題無く制覇しました」

そう僕が言うとギルド職員は握り拳を震わせている。

おもむろに大声で「やったー!!」っと声をあげた。

「そんなに喜んでくれて嬉しいです」と僕が言うと、ギルド職員は涙を流していた。

ちょっとは心の中でドン引きしていた。

「実は知り合いの女性が父親の借金のせいで奴隷になるかも知れなかったんです。私もお金が無くて貸す事ができなくて。今回、ダンジョン制覇が成功したら冒険者ギルドで臨時ボーナスが出るんです。これで取り敢えずは彼女が奴隷にならなくて済みます。本当にありがとうございました」

あら、結構重い理由だった。隠れてドン引きしてごめんなさい。

僕はそんな心の内を微塵も感じさせずに言った

「それは良かったです。僕たちのダンジョン制覇が他の人の幸福につながるなんて嬉しいですね」

その後、ギルド職員の男性は泣きながらボムズの街に馬を進めていた。