軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三木城攻めは傾奇者が目立ちまくる

信長は城方が警戒する様、あえて狼煙を上げる。狼煙を見た賀相達は

「はっはっは!見よ、織田は援軍でも呼んでおるのか、狼煙を上げておるぞ!大軍を連れて来たくせに、何とも情けない!

所詮、数しか強みがないから、城の包囲にも援軍を呼ぶしか無いのじゃ!はっはっは!」

油断から大笑いをしていた。しかし、そんな笑いも、次の瞬間

ドーン!ドドーン!ドドドーン!

信長が前田利家と明智光秀と佐々成政の軍勢に命令して、三木城の搦手門近くに埋め込んだ簡易ダイナマイトの爆発音で、一気にかき消される。爆発音に気づいた家臣から

「殿!搦手門近くから火の手が!」

火事が起きたと報告を受けると、

「今すぐ消して来い!」

そう命令する。命令を受けた家臣は、足軽達に命令して搦手門近くの消火作業に行かせると

「も、門が吹き飛んでおる!門番は何処に行ったのじゃ?」

門そのものが無くなり、門番も居ない事に気づく。足軽の声に、他の足軽達も集まってくる。その時だった

「放てええ!!」

明智光秀の号令と共に、鉄砲隊が一斉射撃を行なう。最低限の装備しかしていなかった足軽達は、この攻撃で全員即死した

それを確認した光秀は利家と成政に

「前田殿!佐々殿!狼煙を!そして、突撃と行きましょう!

「「よし来た!」」

狼煙を上げてもらい、2つの狼煙を確認した信長は

「全軍突撃!城も人も全て壊せ!」

「「「「おおお!」」」」

大手門方面から、信長、勝家、官兵衛、勝久の軍勢に加えて、赤松、小寺の軍勢に別所長治を加えた四万四千が突撃してくると

「殿!織田の軍勢が、大手門方面から突撃して来ました!」

家臣が報告に来た。賀相は

「搦手門の状況を見に行った足軽達を戻して守りを固め」

搦手門を見に行った足軽達を戻す様、命令するが、

「殿!搦手門から織田の軍勢が侵入して来ました!」

既に搦手門から、織田家の軍勢が城内に侵入していた。賀相の居る大広間へ、戦う声がどんどん近づいてくる。そして、とうとう

「前田慶次郎利益!一番乗りじゃあ!」

前田家の問題児、慶次郎が大広間へ一番乗りを果たす。あとから利家、成政、光秀が到着すると、慶次郎は

「叔父殿!遅いではありませぬか!」

軽く利家をイジる。イジられた利家は

「たわけ!!お主は儂達が戦っている間に、こっそり進んでおっただけではないか!美味しい所を持っていっただけじゃ!

調子に乗るのであれば、早う敵の総大将の頸を取って来い!それを成し遂げたなら、一番乗りを認めてやる!」

「一番乗りと言うなら、敵の頸を取って来い」と発破をかける。かけられた慶次郎は

「叔父殿にそこまで言われたら、励むしかありませんな!別所山城殿、いざ尋常に勝負!」

イタズラ小僧の様な笑顔になるが、すぐに武人の顔になる。その覇気は、敵味方問わず周りの者達の足をすくませる

それは、目の前の賀相も同じだった。賀相が動かなかったので

「動かないのであれば、こちらから行きますぞ!」

慶次郎は大声を出して一歩、また一歩と賀相に近づいていく。その状況にヤケクソになった賀相は

「う、うおおお!」

近くに置いてあった槍を手に取り、叫び声を上げながら、慶次郎に突撃する。しかし、

「遅い!」

慶次郎は賀相の槍が手が届く前に、刀で賀相の右腕を切る。一瞬の出来事過ぎて、賀相の右腕が時間差で畳の上に落ちる。右腕が無くなった賀相は

「ぎゃあああ!腕が!腕がああ!」

痛みが襲って来て喚いて、うずくまっている。その隙に背後に回った慶次郎は

「ご覚悟召されよ」

と言うや否や、賀相の頸を切り落とす。畳の上に賀相の頸が転がって、利家から慶次郎へ

「とりあえず、ようやったと儂からは誉めてやる!ほれ、早く頸を掲げて、戦が終わった事を告げよ!」

「戦が終わった事を知らしめろ!」と伝えられると、慶次郎は

「はっはっは!叔父殿から誉められるなど、この先の人生で何回ありましょうか?それ程に珍しい事ですぞ!

きっと、これから拙者達から遠い所で大戦があるのかもしれませぬな!それ程の事ですぞ!」

利家に誉められる事が珍し過ぎて、この後大きな戦が起きると、まるでフラグの様な発言をした。その言葉に利家は

「たわけ!!今はそれよりも、頸を掲げて鬨の声をあげよ!」

さっさと鬨の声をあげろ。とツッコむ。利家をイジりあきた慶次郎は

「分かりました!それでは!」

そう言いながら、大手門が見える位置まで進み

「別所山城守、前田慶次郎利益が討ち取ったり!これ以上の戦は無用!別所家の者達は、速やかに武器を捨てて、織田家に降伏せよ!えいえいおー!えいえいおー!」

討ち取った証として、頸を掲げながら鬨の声をあげる。慶次郎に続き利家、光秀、成政、そして、後から来た家臣達も

「「「「えいえいおー!」」」」

「「「「えいえいおー!」」」」

鬨の声をあげる。その声に別所家の家臣や足軽達は

「と、殿が」

「討ち取ら、れた」

「終わ、った」

膝から崩れ落ちたり、言われたとおりに武器を捨てて、信長達に投降した。そして、信長は

「抵抗しなければ、捕虜として生かしておく!無駄な抵抗はするでないぞ!それでは、この者達を縛りあげよ」

共に突撃した官兵衛達に、投降した者達を縛りあげさせた。そして、全員を縛りあげた事を確認すると

「戦はこれで終わりじゃが。戦後処理の為、しばらくはここに駐留する!」

その様に宣言する。こうして、別所家の謀反は、実質2日で鎮圧された。