ハムスターになった王子は自らの愚かさを知る
作者: まきぶろ
あらすじ
ありのまま今起こった事を話そう。婚約者の机に触れたら、ハムスターになっていた。何を言っているのか分からないと思うが、私も何をされたか分からない。王子レオンハルトは、平民出身の聖女リリアが婚約者エレノアに辛く当たられているという訴えを、何度も耳にしていた。公平であろうとしたレオンハルトはエレノアに振る舞いを見直してほしいと手紙を書き、誰もいない放課後の教室で彼女の机に入れようとする。しかし引き出しに触れた瞬間、呪いが発動し、気づけばレオンハルトは銀色のハムスターになっていた。そこへ現れたのは、か弱い被害者のはずの聖女リリア。「おかしいわね、ドブネズミになるはずだったのに……」人前では善良な聖女を演じていた彼女の本性を、ハムスターになったレオンハルトだけが聞いてしまう。ただのネズミとして駆除されそうになって逃げ惑うレオンハルトを救ったのは、聖女を虐げていると噂されている婚約者のエレノアだった。これは、婚約者を疑った王子がハムスターになって、聖女の嘘と自分の愚かさを知る話。婚約者の公爵令嬢は、どうやら王子が思っていたような人ではないようで……?
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