軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

27 森へ行こう

やっぱりローズマリーだ。見た目は同じだし、食べ方も同じだ。ホーンラビットのお肉を焼くときに使えそうだな。あ、ハーブティーも飲みたい。

いろいろな料理に使えるし、身体にもいいからたくさん採取しておこう。

次も採取できるように、枝葉の混み合っているところを中心にお手入れをするような感じで収穫していく。

こういう作業って楽しいんだよね。しかも、美味しく食べられるんだから最高だ。

前世でも節約のためにベランダでいろいろ育てていたけど、植え木鉢を置く場所があまりないから少しずつしか収穫できなかったんだよね。

ここなら誰も採取していないからたくさん生えているし、子供1人分なら充分な量が取れる。

名前の変更も忘れないうちにやっておこう。アイテムリストを出して名前を入力する。念のため鑑定をしてみると、ちゃんとローズマリーと表示されていた。

この調子でいろいろな植物を見つけていけば、かなりいい食生活が送れるようになるんじゃないかな。

その後、草原をあちこち回って食べられる植物を探した。今の時期は秋だから、山菜系は少なかったけど、その代わりハーブが多く見つかった。

ミントやオレガノ、レモンバーム、タイムも見つけた。他にも数種類を採取して名前を変更する。

ラベンダーを見つけてテンションが上がった私は、更に草原で食材探しを続けた。

……何か忘れている気がする……。

草原を歩きまわり食べられる植物を探す。欲しい植物もあるから見つけた草は全部鑑定してチェックする。

しかし、お目当ての植物はなかなか見つからなかった。でも、どうしても欲しい。

前世では作るのが大変でたまにしか採りに行かなかったけど、今はスキルがあるから簡単に作れるはずなんだ。

片っ端から草を鑑定して、食べられる植物は名前を変更していく。結構探したが見つからないので、ここには生えていないのかも、と諦めかけていたときにやっと見つけることができた。

【草】

名前のついていない植物。食用可。

日本ではタンポポと呼ばれている。

花、葉、茎、根とすべての部分が食用可。

ビタミンやカルシウム、鉄分等が多く含まれ、

さまざまな効果がある。

根を使って作るタンポポコーヒーには

カフェインが入っていないので、

妊婦や子供でも飲める。

「やっと見つけた…。早くコーヒー飲みたい!」

前世でも高いコーヒーの代わりに自家製タンポポコーヒーを飲んでいたんだよね。本物のコーヒーとはちょっと違うけど、頑張ればタダで飲めるから作っていた。

土魔法を使ってタンポポを掘り起こす。スコップで掘るよりすごく楽に掘れるな。

前にまとめてスキルを習得しておいてよかった。今後もいろいろ習得するようにしよう。

1本見つけちゃえばあとは鑑定で調べられるから、どんどん採取しよう。作り置きしておけばいつでも飲めるしね。

他の植物も採取しながらタンポポを探して移動する。結構集めたんじゃないかな。あとでアイテムリストをチェックするのが楽しみだ。

そろそろ森に行こうと思い移動を始める。今まで採取をしていた場所から少し離れたところで白い花が咲いているのを見つけた。

あっ、あれはもしや!

駆け寄って花を確認する。この花、葉の形、間違いない。葉を1枚ちぎってみる。鑑定するまでもないな。この匂い、ニラだ!

「おっほぅ! やったぜ!」

私はニラが大好きだ。何故なら、タダで手に入るからだ。タンポポコーヒーもそうだが、節約生活に野草は欠かせない。

食費を浮かせるために、よく河川敷や土手に行ったな。あいつら、採ってもどんどん生えてくるんだよね。雑草並みの生命力なんだよ。

おかげで、スーパーでニラを買うことはなかったし、いろいろアレンジして料理を作ったから飽きることもなかった。

山ほど生えているし、すぐに復活するから採れるだけ採っていこう。

時期的に少し固くなっていると思うけど、火を通せば大丈夫だろう。その代わり少なくなるからいっぱい集めないと。

見える範囲のニラをすべて刈り尽くす勢いで採取をする。満足するまで採取をし、気が付いたら少し薄暗くなってきていた。

そろそろ帰ら………家のこと忘れてた。ヤバい、急がないと。

森に行く途中で見つけたホーンラビットを何匹か倒して肉を確保する。毎日お肉が食べられるなんて最高だけど、これで調味料があったら完璧なんだよな。

お金が貯まったら塩を買いにいこう。

しばらく歩くと森の入口にたどり着いた。案外普通の森でちょっと拍子抜けだ。ただ、動物かモンスターかの気配が多いように感じる。

この気配がモンスターならそんなに強いモンスターじゃないと思う。多分、スキルでなんとかなるだろう。油断しなければ大丈夫なはずだ。

まわりに注意を払いながら森の中を進む。だいぶ薄暗くなってきたから、早く寝る場所を見つけないと。