作品タイトル不明
ブランドの名前はティルイーリオらしい
連理(れんり) と 瑠理(るり) が、裏庭でティルとイーリスにお願いに行った後、ティルとイーリスが私の元にやってきた。
『世界樹のタネ作ってくれない?世界樹を増やすわ』
『それって、連理たちに葉っぱ渡すため?』
『それもあるんだけど、精霊集まりすぎて世界樹の周りに落ち着ける場所がないのよ』
『つまり分散させると?』
『そんな感じね、そしたら連理たちのお願いも聞けるじゃない?』
確かにそうかもだけど…
『タネ何個くらいいる?』
『5つくらい?世界樹あと5本くらい増やしたいわね』
豪快に増やすのね。
『裏庭空間狭くならない?』
『それも相談、空間広げるのに魔力欲しい』
『どのくらい?』
『100,000くらい?』
『世界樹のタネ1つと同じかー』
『えっ?タネってそんなに魔力使うの?』
『そうなのよ、だから5つ作るのに10日くらいかかるわ。空間広げるのに魔力を渡すなら、さらに2日くらいは必要よ』
『今の世界樹も2ヶ月かからずに、あの大きさだから、他もそれくらいでなんとかなるでしょ?』
『 理人(りひと) の緑の手を酷使したんじゃなかった?』
『あっ、そうだった。理人にもお願いしなくちゃだね』
『ってことは、イーリスも同じ感じ?』
『そう、精霊いっぱいなの。泉増やすか広げるかしたい』
『泉を湖くらいまで広げるスペースとかってある?』
『世界樹増やすのに、広げたら場所できると思う』
確かに。
最低でも今の10倍には広げたいわよね。
いや、どう考えても足りなくなるわね。
100倍くらいにしたいわね。
『あれ?泉の水って、最初から聖水じゃないわよね?最初作ったとき、水どうしたの?』
『見えない水の子たちが、えいやーって出したの』
えいやー!?魔法?
その子達魔力大丈夫だったの?
そういえばハーブも、えいやーって畑耕したって言ってた気がする。
精霊のえいやーすごいな。
『今回も、広げたら同じようにえいやーしてもらうの?』
イーリスはちょっと困った顔して、
『簡単に水を補給できる魔導具とかない?』
『あーどうだろう?』
『 理(さとる) に聞いてみて欲しい』
『わかったわ、私も何か考えてみる』
『お願い』
『アレド、水増やす方法って、何かあるかしら?』
『創造魔法で、魔力とか魔石を水に変えるとかですか?』
あー確かに。
『でも、泉を広げた直後とか、水ない状態になっちゃうわよね?』
『毎日のことなら、世界樹の葉っぱとか、聖水をもらいに行く人が魔力を流したり、水に変えたりすればいいだけでしょうけど、世界樹を植えた直後、泉を広げた直後が、問題と…』
『マジックバッグに水入れて持ってくるとか?』
『どこの水ですか?』
どこ…考えてなかった。
『どこかの湖?川?』
『たぶん、問題になりますね、それ』
そうよねぇ。
『言ってみただけよ』
何かないかしらねぇ。
『あっ、リオール様、あのスキルは使えませんか?』
『どれ?』
『取得してから1度も使ってない複写スキルです』
『複写?そんなの取ったかしら?』
『取りましたよ、プリンを増やしたいっておっしゃってましたよ』
『あっ、言ったわ、取ったわ』
使ったことなくて忘れてたわ。
『ただ、使用したことがないので、水を複写できるのかは、不明ですが』
『わからないことは、やってみましょう』
で、やってみたら出来ちゃったのよね。
コップの中の水を複写したら、ちゃんと複写できましたよ?もちろん零れましたけど何か?
それから、裏庭空間を広げる魔力をティルに取ら…渡して、2日に1個世界樹のタネを魔法で作って、その合間に泉広げて、聖水を魔力で持ち上げてそれを複写したわ、100倍で。
あとは、精霊に泳いでもらっていい感じの聖水にしあげてもらいましょう。
私がそんなことをしている間に、連理と瑠理は化粧水の生産体制とか、ショップとかの手配をしていたみたい。
もちろん、 理結(りゆう) をまきこんで、神凪コーポレーションも巻き込んで、化粧品部門を立ち上げさせた。
さすが、神凪最強の瑠理だわ。
で、化粧品のブランド名が、ティルの世界樹の葉っぱとイーリスの聖水を 理織(りおり) が使って作った製品だからとティルイーリオだそうだ。
もっとなんかなかったのかしらね?
別にいいけど。
で、私には化粧水のほかに、世界樹と聖水を使った乳液かクリームを作ってくれと無茶振りが来ました。
向こうで使ってたシーアの実を、こっそり育てて増やしていた。それからオイルを抽出したものを、魔力で練りに練ると、ふわっふわのクリームになるのよ。それに世界樹の葉から抽出したもの数滴と濾過した聖水を追加し、さらに練りに練った保湿クリームをつくりましたよ。
効果は、連理と瑠理が喜んでいたので察してください。