軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

増えると嬉しいこともある〜連理

晩ご飯の時に 理人(りひと) が

「そういえばさ、ポーション飴ってのが出来た」

「はっ?ポーション…なんて?」

「飴、飴玉」

ほらこれ、と言ってテーブルの上に出した。

確かに飴っぽいけど。

「鑑定してもいいかい?」

理(さとる) さんが理人に確認している。

「もちろん」

理さんが鑑定している。

「本当だ。ポーション飴って出てる。しかも体力補助に疲労軽減?すごくない?」

「狙って作ったわけじゃねぇしなぁ」

「どういうこと?」

「ポーションの錬金時に甘草ってのを入れると味がよくなるって出たから、甘草探してたんだけど見つからなくて、代わりにハチミツ入れて錬金してみたら、飴玉になった。で、その効果になった」

「おいちい?」

理織(りおり) は甘いもの、本当に好きね。

「あー、まだ食べてないから、美味いかわかんねぇ」

「鑑定には、甘いとは出てるけど…ひとつ食べて見てもいいかな?」

理人が頷くと理さんは、ぽいっとポーション飴を口に入れた。

「甘いしハチミツの味もするし、僕は美味しいけど、リオだと苦味感じるかな?」

「たべりゅ」

やっぱり食べたいのね。

「小さいの食べてみようか、苦かったら出していいから」

「あい」

小さい飴とはいっても理織には、少し大きい。

口に入れてすぐ、あまっ!ってニコってしたと思ったら、にがっ!って顔しかめる。

指で掴んで、口から出しちゃったわ。

苦味の方が強かったみたい。

私は、その飴をもらって、舐めてみる。

大人は大丈夫だけど、子供には苦いかもね。

「あー、リオはダメかー、改良しないとダメだな」

って、理人?

理織基準なの?まぁいいけど。

「にがにが、いや」

「次はあまあま、がんばるから」

「あい」

「あっ、そうだ。あとスキルポイント増やせるのわかった」

「「「「そうなの?」」」」

理織以外が反応したわ。

理織はあまりわかってないのかな、まだ。

「理人、どうやったら増やせるのかな?」

「とりあえずステータス見て、スキルポイント確認してみて、覚えた?」

みんなで頷く。

「そしたら、何か一回スキル使ってみて」

「スキル?どれでもいいのかしら?」

理人が頷いたので、魔力視を使ってみる。

これがなんなの?

「使った?スキルポイント見て、増えてない?」

えっ?あら?増えてるわ。

えぇー?これで増えるの?

「理人兄さん増えた!」

「リナも増えたよ」

「父さんもだ」

「もちろんお母さんも増えてるわよ」

「なっ?増えたろ?一回使うと、使ったスキルのレベル分、えーと、レベルが5なら、スキルポイントが5増える。だから魔力操作とか制御とかで魔力循環させたら、どんどん増えていく」

「それなら、魔力操作とか魔力制御のレベルを上げるべきじゃない?」

「そう!しかも魔力なんちゃらってのを上げると、魔力総量も増える。魔力量増加ってスキルも関係あるっぽい」

「理人、よく調べたな」

「理人兄ちゃんすごーい」

「ポイント減るだけなのは、使うの迷うしさ。増やせないのかって色々やってみただけ」

「それでもすごいわよ。さっきから循環してるんだけど、スキルポイントどんどん増えていくわ」

「あのさ」

理哉が、ちょっと困った顔して、

「リリと話してたんだけど、ハルにもスキルポイントの話、しちゃダメなのかな?パーティ組んでるのに、ハルだけ知らないのはさ…」

あー、そうよね。

この間は神凪だけで、会議したからね。

神凪の秘匿事項にしちゃったからなぁ。

「おじいちゃんに確認してみるね。話すなら 遥翔(はると) だけじゃなくて、 一(にのまえ) 家に伝えることにはなるだろうし、もう少し待ってくれるかな?」

理哉は、わかったと頷いた。

「リリにも言っておくね」

「 連理(れんり) さん、その件と合わせて、スキルポイント増加の件も伝えてもらえるかな?たぶん迷って使えない人がいるはずだから」

「わかったわ、明日行ってくる」

「お母さん、お父さんいる?」

さっそく、実家に顔を出した。

「茶の間にいるわよ」

奥から返事が聞こえた。

勝手知ったる実家に、普通におじゃまする。

「2人ともいてよかった」

「どうしたの珍しい」

珍しいかしら?

「んー?確認と報告かしら」

「なんの?」

「スキルポイントについてかな」

「聞こうじゃないか」

お父さんがやっと話した。

「まず、確認ね。 理哉(りなり) と 理律(りりつ) が 遥翔(はると) にもスキルポイントのこと教えたらダメかなって、パーティ組んでるのに遥翔だけ知らないのはちょっとって、話してもいいかの確認ね。遥翔だけじゃなく、 一(にのまえ) 家に話すかどうかもね」

「あーそうよねー、一緒にダンジョン潜ってるんだものね。居心地悪いわよね」

「うむ、一に話すなら、 美凪(みなぎ) と 美作(みまさか) 、 神木(かみき) にも話した方がいいかもしれんな。 理芳(りおう) とも話してから決める。少し待てと伝えておけ」

「わかったわ、ありがとう」

お父さんは、うむと頷いてまた黙った。

「報告の方は?こっちもスキルポイントのこと?」

「えぇ、 理人(りひと) がスキルポイントの増やし方を見つけたのよ」

「なに!?」

「なんですって?」

「増やせるのよ、昨日やってみたら増えたわ」

昨日からずっと循環をしているのだ。

「どうやる?」

「ステータス見て、スキルポイント確認してくれる?覚えた?じゃあなんでもいいからスキル使ってみて?ポイント増えてない?」

「あっ、増えてるわ」

「うむ、増えたな」

すごいでしょー、うちの子!!

「スキルを一回使うと、使ったスキルのレベル分のポイントが増えるみたい。スキルレベルが5なら、ポイントが5増えてるはず」

うむうむ、いいながらお父さんは、スキルを使ってるみたいだ。

「で、魔力制御や魔力操作で魔力循環をしてると、どんどん増えていくのよ。ポイント増やせるってわかれば、使うの迷ってる人もスキル取得して、ポイント増やせばいいわよね?」

「あら、本当に循環でどんどんポイント増えていくわね。常に循環させるべきね」

でしょー?スキルポイント増えるのは、嬉しくなるわね。

体重が増えるのはいただけないけれども。

「それと、魔力量増加ってスキルも関係ありそうって理人が言ってたわ」

「後で、各家から誰か代表で呼ぶから、ポイントが増やせる話はしてくれ」

「わかったわ、また何かあったら来るわ」

「連理?」

「何?お母さん」

「あなた、忘れてるでしょ?」

「何を?」

「もぉー、蜜魔石よー」

あっ、忘れてた。

いや、理さんには伝えてある。

ちょっと色々バタバタしてただけだ。

「理さんに確認しとくね。あっそうだ、お母さんのところに石の図鑑とかあったかしら?鉱物の図鑑とか宝石の図鑑とか」

「あると思うけど、いるの?」

「 理織(りおり) が見たいって、うちにはなかったのよ。だからお母さんなら持ってるかなって」

「あるはずよ、探しておくわね」

「よろしく、ありがと」

手を振って、帰宅した。