軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

298、スパラッシュへの依頼

そして放課後、ギルドにて。

果たしてスパラッシュさんはいるのだろうか……

いないようだ。受付に伝言を残して訓練場にでも行ってよう。

アレクと水球キャッチボールでもして遊んでよう。

二十分もしないうちにスパラッシュさんがやって来た。

「いやー坊ちゃん、すいやせん。お待たせしちまったようで。」

「いやいやいいんだよ。こちらこそ計画が遅くなってごめんね。今週末行ける?」

「バッチリ行けやすぜ。ではデメテの日、日の出時に北の城門にいたしやしょう。」

明日には研ぎも終わるし、楽しみだ。

でもノワールフォレストの森か……

フェルナンド先生でもエルダーエボニーエントに苦戦したんだよな、まあ早々出会うこともないか。

「ちゃんと帰ってきてね。スパラッシュさんも。」

アレクが心配してくれてる。嬉しい。

「スパラッシュさんがいるから大丈夫だと思うよ。危ない所だからドキドキだけどね。」

「精一杯お務めしやすぜ。では週末に。」

本当にドキドキする。

あんな危険そうな所に湯船を作るためなんかで行くなんて。酔狂が過ぎるのか?

一応攻略法などは集めてある。予想外のことが起きなければいいのだが。

大まかな流れは……

一、到着前にミスリルギロチンに『魔切』をしっかりとかけておく。

二、見つけ次第速やかに切断。もしギロチン側で切れなければ地道にミスリルノコギリ側でゴリゴリ切り倒す。

三、何本必要になるか分からないので、最低三本はゲットする。

四、急いで帰る。

こんな感じだ。

ギロチンが研ぎから帰ってきたらどこかの森で実験はしてみるつもりだが、聞くところに拠るとミスリルの剣の切れ味は想像を絶するらしい。それに『魔切』をしっかりかけておけば直径二メイルぐらいのマギトレントならスパッと切れるそうだ。

達人が振るう剣と私が金操で動かすギロチンでは、運動エネルギーならギロチンの圧勝のはずだ。だから案外スパッと切れるのではないだろうか。

ミスリルは軽いので運動エネルギーはそこまでではないかも知れないが、その分速度を上げることができる。まずは実験を楽しみにしておこう。さっそく明日だな。