軽量なろうリーダー

ダンジョン湖畔の休憩地 〜限定オリジンスキルで始めた小さな宿屋に、探索者たちが帰ってくる〜

作者: 小狐

あらすじ

ダンジョンの中に、モンスターが寄りつかない宿を作れるとしたら。世界初スキル【休憩地】を手に入れた素材営業の朝倉は、第十階層の湖畔に小さな宿を開くことにした。最初の客は、中央広場まで戻る体力もなく、森でモンスターに追われていた初心者パーティだった。朝倉 歩は、素材流通会社で働く営業マン。保有スキルは、ありふれた【解体】。探索者ライセンスは持っているものの、休日に浅い階層へ潜る程度で、本業はあくまで素材の卸営業だった。ある日、朝倉は第十階層の湖畔エリアで、未確認のレアモンスターと遭遇する。なんとか討伐し、素材を解体した瞬間、世界でまだ誰も確認していないスキル【休憩地】を獲得した。大手企業が好立地を押さえ、既存店舗がしのぎを削る第十階層。資金も後ろ盾もない朝倉は、誰も見向きもしない湖畔の外れに、小さな試験店舗を作ることにする。最初にあるのは、簡易屋根、古い椅子、安物の毛布、そして解体素材で作った温かいスープだけ。けれど、疲れた探索者たちはその場所で息をつき、少しずつまた戻ってくるようになる。休む場所を作るスキルを手に入れた素材営業が、ダンジョンの湖畔に小さな宿屋を育てていく物語です。

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