軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

73 ネームレスキック

華がステータスを獲得した翌日。

俺は早朝から1人でDランクダンジョン【 峰岸(みねぎし) ダンジョン】にやってきていた。

午後からは昨日の会話にもあったように、華とダンジョンに行くつもりなので周回は昼前に終わらせるつもりだ。

ちなみになぜ午後からなのかというと、華が午前中は用事があるからと言ったからだ。

その割には俺が家を出る時、ソファに座ってだらーっとしていたので、どんな用事があるのか気になるところである。

「まあそれについてはいいや。周回を続けよう」

魔狼ダンジョンを踏破した翌日から、ずっとこの峰岸ダンジョンを周回している。

そろそろ踏破できる頃合いだと俺は踏んでいた。

『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 …………

ここのダンジョンボスはハイゴブリンとその配下のゴブリンが7~10体ランダムで現れる。

どいつも 無名剣(ネームレス) で一撃なのだが、数が少々多いため無駄な時間を費やしてしまっていた。

「喰らえ! ネームレスキック!」

時には無名剣を握ったまま蹴りを放つという高度な技、通称ネームレスキックを使用しながら討伐を進めていく。

周回は順調に進み、そしてとうとうその瞬間が訪れた。

『貴方は本ダンジョンを規定回数攻略しました』

『ボーナス報酬 レベルが10アップしました』

『今後、貴方が本ダンジョンを攻略しても報酬は与えられません』

「よし、終わったな」

きっかり合計100周。

攻略報酬4レベル×100周+ボーナス報酬10レベルの、計410レベルアップした。

これで踏破数は合計で7となり、SPも合計4610となった。

このままダンジョン内転移のレベルを上げようかと思ったが、ふと時計を見ると、予定していた終了時刻より時間がかなり過ぎていることに気付いた。

「まずい、周回に夢中になり過ぎて時間を忘れてた! けど今から急げばまだ間に合うはずだ。早く行こう!」

その後、俺は急いで集合場所である紫音ダンジョンに向かう。

まあ最寄り駅の近くにあるダンジョンだから、実質的には帰宅と似たようなもんだが。

紫音ダンジョンに急ぎ足で辿り着いた俺は、入り口の前に華がいるのを見つけて近寄っていく。

「悪いな華、遅くなった……って、あれ?」

と、ここで想定していない光景が飛び込んでくる。

華の横には、ここにいるはずのない2人の少女が立っていたのだ。

俺がやってきたことに気付いた2人に向けて、俺は問いかけた。

「由衣と、それから零……なんで2人がここにいるんだ?」

その問いを聞き、由衣と零は同時に口を開く。

「そろそろ私の出番が必要かと思いまして!」

「きちゃった、てへ」

由衣は元気いっぱいのポーズを決めながら、零はまったく照れていない無表情のままでそう答える。

共通しているのは、2人の返事がまったくもって答えにはなっていないということだった。

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天音 凛 19歳 男 レベル:5464

称号:ダンジョン踏破者(7/10)・無名の剣豪・終焉を齎す者(ERROR)

SP:4610

HP:43840/43840 MP:9260/10800

攻撃力:10000

耐久力:7790

速 度:10280

知 性:9680

精神力:7710

幸 運:9180

スキル:ダンジョン内転移LV14・身体強化LV10・剛力LV10・金剛力LV6・高速移動LV10・疾風LV6・初級魔法LV3・魔力回復LV2・魔力上昇LV2・索敵LV4・隠密LV4・状態異常耐性LV4・鑑定LV1・アイテムボックスLV4・隠蔽LV1

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