軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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翌日、ホームルームでは魔法障害物競争の試技について皆が声高に話していた。

決して全校生徒が試技を見ていたわけでは無いけれど、昨夜の寮の食事の時間などに見た生徒から見ていなかった生徒へ情報が伝わったみたいだ。

私達に質問したいのだろう、結構な数の生徒がこっちをチラチラ見てきているけれど、ポスターに質問は質問箱へ、私たちに直に質問した時点で参加資格はく奪とも書いてあるので、皆に遠巻きにされている。

そして何よりありがたいのは今日の夕方はイベントクラブ主催のダンスパーティがあるのだ。

皆にしてみたら魔法障害物競争はとっても気になるけれど、今晩のイベントであるダンスパーティも気になるのだ。

そしてダンスの方は今夜なので、自然と会話はダンスパーティの方へ流れていく。

ダンスパーティを今日にしたのはイベントクラブの方で、私たちが調整した訳ではないけど、ナイスタイミングだ!

嫌いだけど皇子、ディアナ様、ありがとう!

本日の授業中、もう皆がソワソワしていて授業にならない。

そう判断したガスペール先生の行動は早かったっ!

「お前ら、今日は全然授業にならんな。ということで今日は一日自習だ。但しっ!休憩時間以外教室から出るなよ。後、俺はバックレるから職員室には来ない事!それを守れなかったら次回からこういう機会があっても自習にはならんからな、肝に銘じろよ」

「「「「はーい」」」」

「「あざーす」」

クラスメイトは大喜びだ。

私もなんだか落ち着かなかったから授業が無くなったのは嬉しかったけど、教室から出てはいけないと言う足枷はちょっと・・・・。

でも、思う事は皆一緒なんだね。

フェリーペがクイクイと掌を動かして、私たち4人を呼ぶ。

まぁ、呼ぶったって、みんなで椅子を並べていたので、小さな声で内緒話できるくらいまで近づけって事なんだけどね。

「今度の休憩時間、ダッシュであややクラブの部室へ移動するぞ」

おおおお!その手があったか。

授業時間に移動したら人目に付くかもしれないけれど、休憩時間ならそこまでではない。

考えたな、フェリーペ君。

私たち5人は悪い笑みを浮かべ、ひたすら休憩時間になるのを待って、ダッシュで移動した。

「ここなら、いつでも美味しいモノを食べれるし、錬金術もできるし、ゆっくりお風呂に入ったり、ハンモックでお昼寝も出来るし、なんなら夕方までトランプ大会でもいいしな、我ながら良い案だった」と、フェリーペが自画自賛してるけど、うん、今回の君のアイデアは秀逸であったと言えるので、誇りたまえっ。ニヤリ。

「ねぇ、お昼ご飯もここで済ましちゃわない?」

「「ええええ!?いいの?」」

「うん。毎日だと嫌だけど、今日だけだしね。私も自分の作った物を食べたいから良いよ」

「「「やったぁぁ」」」

さて、何を作ろう。

毎日おやつで点心を作っているから魚も肉も、そして野菜も一通り揃ってるんだよね。

こっちにしかない材料と調味料で作るのなら、メグたんも一緒にキッチンに入れるしね。

冷蔵庫を開けてみると豚肉、牛肉、海老、烏賊、白身の魚・・・・これは鯛だね。

野菜室には・・・・白ネギ・・・いやポワロかな、それとレタス、トマト、セロリ、生姜、後パントリーにはジャガイモと玉ねぎ、あっ、かぼちゃもあるねぇ。

う~ん、かぼちゃのコロッケと、白身魚のトマトスープ、レタスでグリーンサラダくらいかな?

パンも焼かないとないっぽいね。

よし、こっちのモノで作れるメニューで何とかなりそう。

「メグ、一緒に作る?」

「え、いいの?」

頷くと、「嬉しい!」と大喜びでキッチンに入って来て手を洗う。

そう、料理する前は必ず手を洗う事を何度も繰り返し言う内に、何も言わなくてもお手伝いの時は手を洗ってくれる様になった。

勿論、調理しない時でも食事前は手を洗う様に皆に言っているので、あややクラブの面々は黙っていても手を洗ってくれる。

たま~にフェリーペが手を洗わずに誤魔化してるのを知ってはいるけど、まぁ偶にだからね、目くじらを立てる事まではしていない。

「えっとね、かぼちゃでコロッケを作るから、まずかぼちゃを蒸してね。その間、私はパン種を作ってからこの牛肉を細切れにするから。後、白身魚のトマトスープも作るので、かぼちゃを蒸し終ったらトマトを切って欲しいんだあぁ」

「分かった。じゃあ、かぼちゃを蒸し器にセットしたら、声掛けるのでトマトの切り方と大きさを教えてね~」

二人で仲良く調理していると、フェリーペたちは昨日の障害物競争の試技について作戦会議室で話し合ってた。

闇王様たちも居ないのでトランプでもするのかと思ってたら、昨日の試技が思いの外楽しかったらしく、ウチのチームはあそこが改良点だとか、ひよこチームのあれは真似た方が良いとか身を乗り出す様にして話し合ってた。

「ごはんが出来たよ~」

メグたんと二人で作った料理をダイニングテーブルの方へ並べていると、男子達も来て運ぶのを手伝ってくれた。

「うわぁ、美味しそう!」

「うん、良い匂い」

「早く食べよう!」

昼食は皆美味しく食べてくれ、午後までまったり部室でゴロゴロして過ごした。

ガスペール先生に、私たち5人が部室にバックレたのがバレてないといいね。