軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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「うわぁぁ。すごーーーい!広いし長いね」

おいおい、勇者様。確かに障害物競争のレーンの各セクションは長すっぽいし、全部合わせると広いし距離もあるんだけどね、もうちょっと別の表現方法は無かったものか・・・・。

ビックリしたのはレーン2本だけでなく、その両脇に観客席とレーンのスタート地点に解説席とゴール付近にスクリーンやインタビューコーナーが設置してあり、これから作るであろう時計2台分のスペースがぽっかり口を開けているのでいつでも設置できる。

工事関係は一遍で済ませたんだね。

さすが闇王様手配の業者だ。

水路や落とし穴等のセクションも結構な深さだし、長さなので、魔力を使って水を取り除くとなれば結構な量の魔力を消費しそうだね。

私たちだけでなくいろんな生徒たちがレーンのあっちこっちを興味深そうに覗いている。

イベントの会場って事は恐らく予想しているんだと思う。

これは早目に魔法障害物競争のルールとかについて教室棟の廊下にポスターを貼らないと、質問攻めにされそうだ。

今日の放課後は月曜と言う事もあり錬金術クラブなので、本来ならあややクラブのポスターを作るのは明日になる所だけれど、今回は緊急と言うことであややクラブのポスターを今日作って直ぐに貼り出した方が質問攻めの刑に晒されなくて良いかも?

結局その日の午後、勇者様と私は錬金術クラブをばっくれてあややクラブの方へ行った。

イベント説明のポスターには闇王様の承認を得て、次の様に記載した。

●魔法障害物競争について●

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開催日時:2/13(金)9:00~

開催場所:園内特設会場(学園内スポーツエリア)

参加者:1人またはチーム

チーム人数上限⇒無し

※複数の魔力属性が必要となるため、チームでの参加推奨

※魔力持ちでない人も参加可

登録方法:2/2(月)18:00~ 学食

早い者順で12チームまで

競技について:

①勝利条件:ゴールまでの最速タイム保持チーム

※チームメンバー全員がゴールした瞬間を記録タイムとする

②使用可のもの:魔法 ※道具の使用は不可

③競技方法:2つのチームが別々のレーンを使用し同時にスタート

※タイムは各チーム毎に記録し、全チームでタイムを競う

レーン構成:

落とし穴通路⇒平均台通路⇒水地獄⇒衝立⇒水路⇒振り子地獄

④失格条件:怪我人が出たチーム

道具を使ったチーム

レーン攻略に10分以上掛かったチーム

その他違反事項に抵触したチーム

⑤その他:●練習用レーンは予約して使用可

使用期間:2/2(月)~2/12(木) 場所:園内特設会場

※予約は食堂入口に設置されている予約表にチーム名を記入

他チームの予約を理由無く上書き不可

他チームの練習の妨害は不可

※使用後は使用前と全く同じ状態にして返却の事

※違反があった場合はイベント参加資格をはく奪される

●疑問等がある場合は食堂入口に設置されている質問箱へ

書面にて投函の事

●イベント開催前に参加資格をはく奪されたチームが出た場合、

繰り上げ当選となる

これだけではなく、レーン構成の詳細な説明も別のポスターを用意した。

●レーン構成●

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落とし穴通路⇒平均台通路⇒水地獄⇒衝立⇒水路⇒振り子地獄

①落とし穴通路:

落とし穴に落ちるか、何かを充填しゴール側まで到達すること

②平均台通路:

高い所にある細い通路をゴール側まで渡ること

落ちた人は平均台の最初からやり直し

③水地獄:

上空から大量の水が落ちて来る中、ゴール側まで到達すること

④衝立:

衝立に張ってある皮を取り除き、衝立の中を通ってゴール側へ到達のこと

⑤水路:

水路の中を進むか水を取り除いて水路を通ってゴール側まで到達のこと

⑦振り子地獄:

振り子を避けゴール側まで到達のこと

振り子周辺の色のついた通路からはみ出た人は振り子地獄のスタートからやり直し

※土や水を使う場合、各レーン横に専用の盛土、貯水池が用意されているので、それを使用のこと

と説明書きの下にレーンの略式図を描き込んだ。

これで各セクションの大体の大きさが感覚で分かるはずだ。

レーンの略式図以外はどちらのポスターもほぼほぼ文字だけになったので、ところどころに色を付け、ちょっとだけ見やすくしてみた。

まず最初に食堂へ行き、入口に質問箱を設置した。

練習開始は来週の2月2日からなので、まだ予約表は張り出さない。

一応の下準備が出来てから、教室棟へ。

勇者様と二人で教室棟の廊下にポスターを貼り出すと、決まって複数の生徒たちに囲まれてしまい、各階で質問の嵐に襲われたけれど、ポスターの一番下から2番目を指さし「質問箱へお願いしま~す」と言う魔法の呪文で何とか逃れた。

皆、今朝寮から教室棟へ移動する際レーンを見掛けているので興味津々だったらしく、ポスターの張り出しを今か今かと待っていたらしい。

気持ちは分かるよ。

私が準備する側ではなく、ただ参加する側なら皆と同じ感じになると思う。

「なぁ、地獄ってワードが多いんだが、これって凄くクリアするのが難しいイベントって事なのかな?」

「俺とチームを組まないか?」

「何属性の魔法が必要なのかしら?」

「これ全部を10分って短すぎない?」

「おい、レーン構成を書き写せ。今から一緒にレーンの所へ見に行こうぜ」

「うわぁ、今週金曜がダンスパーティなのに、翌週からすぐ別のイベントの準備かよぉ」

「何人くらいでチーム組むのが理想的なんだ?」

「すんごくワクワクするね♪」

生徒たちが姦しいまでにそれぞれ自分の言いたい事を主張している。

1階だけじゃなく、2階、3階、4階と張り出し、念の為に食堂の入口にも張り出したので5箇所で全く同じ様なやり取りが繰り返された。

いつもは張り出しなんかはフェリーペたち男子がやってくれるんだけれど、今日は錬金術クラブの方に行っているのでメグたんと私の2人だけでやったんだけど、張り出している最中からいろんな質問をされたり、若干もみくちゃにされている感があって、いつも張り出しをしてくれていたフェリーペたちに心の中で感謝した。