軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

108話 モード氏の受難⑤指輪

手を引っ張られた。モードさんはわたしの手を持ちずんずん歩く。

いつもより大幅で、なぜ足を引きずりながらもわたしより早いのか謎だが、わたしは小走りになる。

モードさんの姿を見るまでは、やはり緊張していたみたいで、周りのことなんか全然見えてなかったけれど、空中庭園はとても美しいところだった。石造りの建物が多い。土があり、緑があり、花が咲く。鳥の声も聞こえ、美しい庭園そのままだ。端に行って下をみたりしない限りは、空中だってことも忘れそうだ。ただ空気は澄んでいる気がする。

え? あれオリーブの木? 木自体は写真や映像でしか見たことないけれど、鈴なりの実をわたしは見たことがある。

と思った時、モードさんが立ち止まった。

傷つくと耐性ができるのはよくできた仕組みだと思う。なかったことにされるより、ちゃんと振られる方が悲しくてもずっとマシなはずだ。わたしは驚くくらいちゃんとモードさんの目を見ることができた。

「いっか、よく聞けよ。俺は、7人兄妹の末っ子で甘やかされて育ったから、ガキは嫌いだ」

え。面倒見てくれたのに?

「姿がブレて見える怪しいガキの世話をするのは嫌じゃなかった。だからガキがダメじゃなくなったのかと思った。けど、お前と離れてガキとも接することはあったけど、やっぱりガキは苦手だった。お前が特別だったんだ」

それはどう受け止めればいいんだろう?

「お前は急に大きくなってるし、俺も混乱している。お前は特別だが、それが恋愛かどうかというと俺には区別がつかない。けど、お前が俺以外に懐くのは嫌だ。他の男の胸にいるのを見たら、体が動いていた。今はそれが俺の答えだ」

それは……どういうことだろう、微妙だ。先延ばし??

「それはいつか恋愛になる可能性もあるってこと?」

「だからだなー……。言わなくてもわかるだろう?」

「言ってくれなくちゃわからないよ」

「だから、そういうことだ」

なんで怒った顔になる?

「……一緒にいてもいい?」

そこが大事だ。

「お前の好きなようにしていい。一緒にいたかったらいればいいし、嫌なら離れればいい。俺も好きにするから」

わたしを見据える。

『なぁ、ミミ、どういうことだ?』

『人のいうことは、よくわかりゃないわ』

でも好きにしていいって言った。なら、一緒にいていいのかな? わたしのことを少しは意識してくれようとしているってことだよね?

『ティアは嬉しくにゃってる』

『やっと、わりゃった』

「長老がお呼びだ」

槍を持ち、鎧を着た綺麗な人たちに呼ばれた。モードさんに手を取られる。

こっそりといつもわたしの味方でいてくれる肩の上のふたりにありがとうを伝える。

モードさんに手を引かれながら、オリーブに見えた木をこっそり鑑定するとオリーブだった。オリーブがいっぱい! こんなにあるなら、オリーブ油がかなりな量できる!

そのまま長老の元に連れて行かれて、わたしは自分の立場を思い出した。でも、モードさんが手をつないでいてくれるから、そんなに怖くはなかった。

さっきは気がつかなかったけれど、部屋の正面にはタペストリーが掛かっていて、大きく立派な翼を持った人が織り込まれていた。

そちらを見ていた長老が振り返ると、皆ひざまずく。モードさんも頭を垂れた。

「モード、人の身でありながら、竜人に愛された、竜人の末子よ。お前に問う。この証である指輪を本当にその少女に託したのか?」

「はい。私の考えを持って、私の意思で、指輪を預けました。どんな罰でも受けます。けれど、こいつは、彼女は下界に返してください」

わたしは横のモードさんを見上げる。

「我らはお前が証を失くしたと思った。対の指輪からお前の波動が感じられなくなって久しい。指輪からの波動はないが、街からお前の波動を感じた。だから証を確かめるためにお前に会いに行かせた。竜人族の証は生き物だ。竜の良き波動と常になければどんな災害になるかわからない。我らがお前を罰した理由はそれだ」

モードさんは頭を下げたままだ。

「それがこの証は輝きを失っていなかった」

モードさんがゆるりと顔をあげる。

「お前からその娘に手渡された証は、今でも竜の良き波動を育んでおる。対の指輪もお前の波動は感じられなかったが、危険な兆候を教えることはなかった。お前はこの娘に惜しみなく愛を注ぎ、娘もお前に応えた。証はお前たちの波動で護りの指輪のままだ。お前を罰する理由はなくなった」

どういう意味? わたしは目でモードさんに尋ねる。

「お前が幼かったゆえ、説明を省いた責任が我らにもある。お前は5歳の時に竜人族の王女に気に入られ、ここに連れてこられた。覚えておるか?」

「ぼんやりとですが」

「王女はお前の頬に祝福を授けた。同じ竜人族になら、なんということはないが、幼い人の子には大きすぎる厄となる。そこで竜人族と同等となるように、竜人族の証となる指輪をお前に授けた。指輪は良き波動で竜や竜人から護る。ただし愛ある良き波動から離れると、竜人を敵とする大いなる力ともなる。竜人にとっては自分たちを傷つけることのできる諸刃の絆だった。これはモードだけが持てるもの、モードだから持てるもの。竜人がお前を恐れ手出しできない加護となる証だった」

ん? どういうこと?? さらりと言ってるけど、なんか聞き捨てならなかったんですけど。

「……それって、指輪はモードさんが竜人族と同等以上になれるような証で。だから守られるってことで。お姫さまが祝福した厄を隠すために証でごまかそうとして、モードさんが幼かったから本当の意味を伝えず護りの指輪ということにして、ただ肌身離さず持っておけとだけ言って。それを破った罰だと? 竜人を良く思っていればいいけれど、竜人を悪く思ったら自分たちを傷つけることのできる証だから危険だったんだぞ、と? そんな勝手な理由でモードさんを傷つけたってことですか?」

わたしの耳にはそう聞こえて、まさかそんな勝手ごとがまかり通るはずがないと思い、納得できなくて意味がわからないのだが。

「お前、長老に向かって言葉を発するなど」

「すいませんが、わたしは竜人族ではないので、そちらの決まり事はわかりません。でも言葉もうかつにかけてはいけないような偉い方なら、わたしから問いかけなくてもいい、納得できる説明をいただけますよね? そちらの都合で連れ去られて、望んだわけでもないのに祝福をもらい、それが厄となるから不味いことにならないように証を押し付けて、小さいからって理由で説明を省いて。その証が竜人をよく思わない者が持ってしまったら強力な敵になったかもってことでモードさんに危害を加えたっていうふうに聞こえたんですけど」

わざと繰り返して言ってやる。

と、モードさんの手で口を塞がれる。

「ティア、いいから」

「ううゔーーーー」

だって、その証のせいでモードさんは子供の時に周りから浮いたり、それでご家族が傷付いたりしたわけでしょう?

「俺が持っていなくちゃいけないのは知っていて、手放したのは事実だ」

コホンと長老が咳払いをする。

「確かにその娘の言う通りだ」

「長老!」

控えていた竜人たちが一斉に長老と叫ぶ。

わたしを抱きこむ手に力が入った。竜人たちがわたしを憎々しげに睨んだからだと思う。

でも、そんなの怖いけど、怖くない。これ以上モードさんを傷つけることは許さない。

「ティアと言ったか?」

モードさんの手を外して答える。

「……はい」

「青龍の加護を持つ人族か」

長老はこの子たちの正体がわかるんだ。神獣ブルードラゴンと同等、もしくは上の存在。

「お前のいう通りだ。我らの思惑で全てはしたことで、思い通りに行かないからとモードに罰を与えたのだな。勝手をしすぎた。モードよ、お前に謝罪する」

竜人たちに動揺が走る。

「お前に勝手なことばかりを押し付けた。そのうえ傷つけた。申し訳なかった」

「長、顔をあげてください。詳しくは知りませんでしたが、幼き頃からその証に守られていたのは事実。そして手放さないという約束事を反故にした罰を受けたのは当然です」

「長、人族なんて下等な生き物に、頭を下げるなどいけません!」

「そうです! 人族なんかに!」

「同族以外を見下すのは、悪しき慣習だ。自由な空を支配している気でいて、我らは庭園に籠もっていただけではないか? 同族だけではもはや生きにくいことを皆感じているのではないか? 我らは変わるべきだ」

湧き立つ若い兄ちゃんたちは、長老の言葉で黙り込んだ。

口をいつでもすぐに塞げるように近くにあったモードさんの手がわたしから離れる。目が合うと、突っかかるなよと目が語っている。

長老は柔らかい声で、孫を慈しむおじいちゃんみたいな声音でモードさんに声をかける。

「もう、お前は十分に強い。王女の祝福で竜や竜人から好かれることはあるだろうが、もう証がなくとも十分やっていけるだろう」

竜人は寿命も長く、人族よりずいぶん強いと聞いた。強い人たちが人族を弱い者として 括(くく) るのはわかるし、見下してきた風潮もまぁそうなのだろうと想像できる。見下している種族に厄を与えてしまい、手段はどうあれ、そのフォローをしたことこそ、彼らが変わろうとしていた証拠なのかもしれない。モードさんを傷つけられたから、カッとなって怒ってしまったけれど、確かに5歳じゃ証のきちんとした説明をしても理解できたか怪しいし、じゃぁ成人したところで言っとけよとも思うけれど、寿命が長い種族からすると幼いに変わりはなかったのかも。事が起こった今、ここでモードさんに全てを明かしたってことは、長老たちには本当に悪気はなかったのかもしれない。

「お前はモードを慕っているのだな。モードの信じるものを丸ごと信じるのだろう。証に少しの 汚(けが) れもない」

ヨダレを垂らしていたことが何度かあったので、バレていないのかと少しびくつく。

「お前もモード同様、良き波動の導き手だ。物証たる証がなくとも、我が末子は変わらない。こちらの勝手だとしても、証が災害へと導くものになっていたら、処罰は免れなかっただろう。処罰せずにすんだことに感謝する」

長老が微かに頭を下げると、竜人たちが息を飲むのが伝わってきた。

『加護が追加されました』

頭にアナウンスが響く。

「下界に帰っても?」

モードさんが長老に尋ねる。

「然り」

モードさんが、わたしをぎゅーーっとした。

「モードさん?」

「……許された。知らなかったとはいえ、危険なものをお前に預けた。お前に何もなくてよかった」

モードさんに再び手を取られる。

モードさんは長老に礼をとる。わたしも一応お辞儀する。クーがモードさんの肩に移った。肩で、クーとミミもこくんと頭を下げているとおもう。

移動しながらヒソヒソ声でモードさんに聞かれる。

「お前、指輪になんかしたのか?」

「してないよ、なんで?」

「長老に汚れがないって言われた時に、変な顔をしていたから」

「あ、あれね。ヨダレはたらしちゃったことがあるんだよね。バレたら罰があるのかとビクビクした」

失くしたら大変だから、普段はアイテムボックスに。ひとりで寝る時はネックレスをして、その先の指輪を両手で包んで眠った。モードさんを感じられるような気がしたからだ。わたしの口元はゆるいらしく、朝起きると、指輪がヨダレまみれにってことも多々あった。もちろん拭いて、クリーンをかけてはいたが。実はクーとミミにも眠る時のすりすりは禁止されている。すりすりしたまま眠ってしまい、クーのお腹とミミの頭にヨダレを垂らしてしまったことがあり、すぐにクリーンをかけたけど、禁止令が出てしまったのだ。

モードさんが吹き出す。

「それより、モードさん証を失くしたら制裁を受けるって知ってたの?」

モードさんは頷いた。

「モードさんこそ、ダメでしょ。そんな大切なものをわたしなんかに預けちゃ」

モードさんはふと真顔になった。

「指輪は厄を退けるものだし、これは唯一の俺の物って証明できるものだったから、俺の身分でお前を守れると思った。制裁ぐらい構わなかった。お前が無事でいてくれる願掛けになるんなら、それで構わなかったんだ。そうか……俺は最初からお前に……」

「わたしに?」

モードさんは言葉を飲み込んでわたしの頭を撫でる。

「ティア、来てくれてありがとう。助かった」

モードさんにお礼を言われた。

なんだか嬉しくなる。すっごく嬉しくなる。役に立てたみたいで。認めてもらえたみたいで。

「どういたしまして!」

危険な証は返すことになったけれど、お詫びも含めて、何かをくれるという。そんな気遣いは無用と言いかけたモードさんに肘打ちだ。くれるって言うんだから、貰わなきゃ。

「じゃぁ、オリーブもらえますか? 実と、木自体もいただけると嬉しいんですが」

「さすが、商人。竜人にも遠慮がない」

そう言ってクツクツ笑っている。欲しいものを言えって言ったのはそっちじゃないか。

胸を貸してくれた竜人さんだろう。多くが青銀の髪で見分けがつきにくいが、あの人は覚えられたかも。

「お前、商人なのか?」

モードさんに尋ねられる。

「近くの森で作ったものを買ってもらったことがあるんだ」

昔はそうやって下界の人族とも取引があったそうだが、竜人の美しさや強さに惹かれて、変な人にまとわりつかれたりして、人族を嫌う傾向があるみたいだ。

「もったいない」

思わず口にしていたみたいで、何がだと尋ねられる。

「このオリーブとか、オリーブ油にして売れば、人族といい取引になると思いますよ」

「オリーブ油とはなんだ?」

「ええと、実を潰して濾過すると良質な油がとれます。体にいい油なんですよ」

「ほう。濾過するとは?」

「料理とはどういう?」

興味を引いたみたいで、質問が飛んできた。

わたしはいただいたオリーブ数個をさらしで包んで、器の中で包み込んだオリーブをのし棒で潰し、最後にさらしの上から軽く絞った。

「今は、お見せするために絞りましたが、絞るとこうやってカスが入っちゃいますから、最初からこれごと器とかに入れておいて、そのままおいておくと、油と果汁に別れると思うので、それでこして油部分だけを移して。これがオリーブ油です。新鮮なうちなら火を通さなくても大丈夫なので、サラダにスッタイと塩とこのオリーブオイルを回しがけしても美味しいですよ。それから、この油で、肉でも野菜でも、焼いたり、炒めたり、揚げ物とか、美味しいです」

料理も食べてみたいと言われたのだが、材料や器具とかも十分でないし、ご家族がモードさんの心配をしているから、明日にでもオリーブ油で作った料理を持ってくると約束して、地上に帰ることにした。実はもらっていくが、木は明日の帰りにもらっていくことにする。

詳しいことを聞いた訳ではないけれど、みなさんそれぞれに人族と何かしらあったみたいで、毛嫌いしている節がある。

竜人さんも子供が生まれにくくなっているみたいだ。今までは人数がどんどん増えていくから同族だけで生きてきたが、こうも生まれないと不安が生じ、新しい生き方を模索しなくてはと考え出すようになってきた。地上の物、人族が作る物などを欲しいと思ったりすることもあるようだ。人族に興味のある人もいる。

人を毛嫌いしている人からは、長老に食ってかかったことが許せないらしく、食ってかかったくせに、オリーブ油の取引を竜人族のことを思ってみたいに勧めやがってと思ったのだろう。

「偽善者め」

と言われた。モードさんがわたしより前に出てくれる。その背中から顔を出して言ってやる。

「偽善なかったら生きにくいですよ?」

言い返すと、唖然とした顔をしている。

「偽善、万歳ですよ。上辺だけでも喧嘩腰じゃなくて、いい関係でいたいって思いは本当なんだからいいじゃないですか、それで。あのですね、みなさん人族と嫌な思いをなさっているみたいですけど、大なり小なりはあっても、そんなの生きてればみんな同じでしょ。どこに行ったって、なにかしら嫌な思いなんてするものです。竜人の皆さんはこうやって空の庭園があるから、嫌だったらこちらに籠もればいいかもしれないですけど。普通はそんなわけもいかず、みんなそんな思いを抱えて生きていくんです」

すっごい睨まれた。

「それでも腹に据えかねるなら、何か買う時に逆に微笑んでみるといいですよ。皆さん見目がいいから、人族の人たちおまけしてくれますよ、きっと。微笑うだけで人族のお財布が痛むだけだから、溜飲が下がるでしょ?」

最初はそんなきっかけでもいいから、人を知って欲しいと思う。そりゃいろんな思いも思惑もあるものだけど、いろんな人と、いろんな考えがあるから楽しくて、希望を持てるものだと思うのだ。だから一括りに嫌わないで欲しいな、できれば。

恐ろしく顔と容姿が良くて強くて恵まれたものをお持ちなんだから、それを活用して生きることを楽しめばいいと思う、顰めっ面なんかしてないで。利用はして欲しくないけど。

「娘、このオリーブ油を作ったら、人族は買うのか?」

「金額にもよりますし、まだ知れ渡るまでは、そう買ってもらえないかもしれませんが、わたしは売り出したら、人気が出ると思います。……油を作ったら商人ギルドに登録した方がいいかもしれません。オリーブ育てる人が出てきたら、作られてしまうかもしれないから。何か売り出すときはすかさずギルドに登録した方がいい、ってゼノお兄さんが言ってました」

「ゼノお兄さんとは、お前の兄か?」

「いえ、モードさんのお兄さんです。物流のお仕事しているので。わたしは商売のことはよく知らないので、ゼノお兄さんに教えてもらったんです。絶対竜人族印のものなんて人気がでますよ」

「……モード、お前の兄を紹介してもらえるだろうか?」

「はい。兄に連絡をとってみます」

「頼む」

帰り道でモードさんに言われる。

「お前、商魂たくましいな」

「そうだよ、たくましいから、もっと寄りかかっていいよ」

意味違うけど。

松葉杖よりは位置が高いけれど、モードさんに肩を貸している。でも、モードさんはあんまり頼っていない。全然重たくないもん。

クーとミミはそんなわけで肩にいられないので、わたしたちの前を歩いている。

お屋敷に帰りつくと、お姉さんは号泣だ。とても心配されたらしい。そりゃそうだよね。オブロードさんが上級ポーションを持ってきたので、わたしは声をあげた。持ってたのに! すぐに飲んだりかけたりしていれば、ここまで痛い思いさせずにすんだのに、大バカだ。

「ティアちゃん、ありがとう。モードを連れて帰って来てくれて」

「いえ。指輪のことわたしのせいだったし、怪我をさせちゃって、申し訳なくて……」

謝罪しかけたわたしに待ったがかかる。

「それは違うわ。ティアちゃんは何も悪くないわ。モードがあなたを守りたかっただけ。でも竜人は気難しい。それをモードを連れ帰るだけじゃなく、取引まで持ってくるなんて、ティアちゃん、すごいわ」

オリーブに目が眩んだだけだけど、なぜか褒められた。