軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

夏休み一日目!

夏休み一日目だ! 今までも夏休みだったけど、ちょっと違うんだ。

昨日のうちに、弟達やパーシバル、ルーシーやアイラ、ジェーンとリンダ、そしてクラリッサにオルゴール体操のハンコ台紙を渡している。

「えっ、毎朝、体操をするのですか?」

騎士クラブの二人は、体操ぐらいへでもない感じだけど、ルーシーとアイラは、文句を言った。

「これは、王立学園では習わないけど、魔素は太陽光に含まれているのよ」

それは、父親が王宮魔法使いのルーシーも、攻撃魔法が大好きなアイラも知っているのか頷いた。

「特に、朝の光には魔素が多く含まれているの。それを身体に取り込むと、健康になるし、魔力も多くなるわ」

健康で、騎士クラブの二人の目が煌めく。体力アップしたいみたい。

「魔力が増えるなら、毎朝頑張るわ!」

特にアイラは、魔力切れになることが多いからね。

「それに、毎日、オルゴール体操に参加して、ハンコを集めたら、景品をあげます」

これには、ヘンリーが飛びついた。

「お姉様、景品はなにですか?」

うっ、まだ決めていないんだよ。ヘンリーなら、お菓子かな?

「お姉様、私は途中でグレンジャー館に行くのですが……」

ナシウスは、景品がもらえないと悲しそうだ。お姉ちゃんが、そんなミスをするわけないじゃん!

「あちらにもオルゴールを置いてあります。ハンコをマシューに渡しておくから、押して貰うと良いわ」

パーシバルも何日かは、モラン伯爵領地に行かないといけない。

「そちらで真面目に体操したら、ハンコは私が押しますわ」

「私がサボったら?」なんて、パーシバルが揶揄うけど、嘘はつかないと信じている。

朝、六時、オルゴール体操だ。

ここには、ナシウスとヘンリーが絵を描いてくれたシリンダーの巨大オルゴールは、持ってきていない。

あれは、王都のグレンジャー屋敷に置いてある。

それに、新しいディスクオルゴールは、色々な音楽を聴けるからね。

「おはようございます!」

パーシバルと朝一から会える。嬉しい! 馬の王(メアラス) の運動の時も朝一だったけど、あれは夜中に近かったよ。

「ペイシェンス様、どうやって魔素を取り込むのですか?」

アイラは積極的だけど、先ずは呼吸方法を学ばないとね。

「お腹の丹田に魔素を集める感じで、大きく息を吸って、ゆっくりと吐くのよ」

魔法クラブと騎士クラブ以外は、もう呼吸方法は知っている。四人とクラリッサに、体操前に呼吸方法を教える。

「一度にできなくても、毎日続ければできるようになるわ」

メアリーに合図して、オルゴールを鳴らしてもらう。

「はい、大きく息を吸って、両手をあげます」

初めての人もいるから、口で言いながら、見本を示す。

騎士クラブの二人は、身体を動かすのが上手い。すぐに覚えそう。

クラリッサとルーシーとアイラは、日頃から身体を動かしたりしていないみたい。ダンスは、必須科目だと思うのだけど?

一通りしたので、メアリーがハンコを押していく。

「うん、これは良い運動になるね!」

リンダは、まだ魔素を取り込めていない。ジェニーもまだまだ不十分だ。

体操は下手だったけど、ルーシーとアイラとクラリッサは、かなり魔素を取り込んでいる。

「ペイシェンス様、私もハンコを貰っても良いでしょうか?」

カミュ先生は、王都でもヘンリーと一緒にオルゴール体操をしていたからね。

「ええ、カミュ先生にもお渡しして!」

歴史研究クラブもオルゴール体操に参加するかもしれないから、台紙は余分に作ってある。

少し、ジェニーとリンダに呼吸方法を教えて、朝食だ。

「綺麗になれ!」と全員に掛けておく。朝とはいえ、夏だからね。

朝食の時に、今日の予定を決める。

「ジェニーとリンダには、領兵の稽古を手伝ってもらうわ」

そう言ったけど、学業の方は大丈夫なのか、少し不安。

「パーシー様、騎士コースのことは何も知りませんが、勉強もしなくてはいけないのですよね?」

「当たり前です! 必須科目は文官や魔法使いコースと一緒ですよ。それに、コースの選択科目もあります」

家政コースだけ、家政算数になるけど、騎士コースも国語、数学、古典、歴史、魔法学、魔法実技、美術、音楽、ダンスは、同じく必須みたい。

「えっ、騎士合宿なのでは?」

リンダが慌てている。何か匂うな。

「勿論、午後からは騎士の修業や夏休みなのだから、海で泳いだり、カザリア帝国の遺跡を見学したりしますけど、午前中は勉強ですよ」

この二人の顔色を見れば、学業も厳しく指導しないといけないみたい。

「でも、騎士の修業だと思っていたので、教科書も持ってきていませんわ」

ジェニーが勝ち誇った感じで言う。

「あっ、騎士コースの教科書なら、領地に置いてあります。取りに行かせましょう」

パーシバルの言葉に、二人が肩を落とす。これ、マジにヤバいかも。

「中等科の必須科目の教科書なら、こちらにも用意があります」

カミュ先生は、ナシウスに必須科目の修了証書を取らそうとしているみたい。

「私は、一度、グレンジャー館を見てみたい」

父親のリクエストに応えて、午後からはグレンジャー館に行くことになった。

「ルーシー様、アイラ様、マッドクラブ狩りをしましょう!」

二人は、すごく喜んだけど、ちょっと言っておかなきゃ。

「アイラ様、マッドクラブは水属性ですから、火には弱いです。でも、火魔法で攻撃したら、中途半端に火が通って、味が落ちますから禁止ですよ」

火の魔法が得意なアイラは、ゲッって顔になった。

「ジェニー様とリンダ様もマッドクラブ狩りに行きますか?」

「勿論!」

二人は、勉強以外なら何でもしたいみたい。

午前中は、元々、弟達は勉強する予定だった。他の人も、一緒に勉強することになった。

クラリッサは、ナシウスと同じで、中等科に飛び級したいから、積極的だけど、他の四人のテンションは低い。

ルーシー、卒業できるのか、不安になるよ。

私とパーシバルは、秋学期はほとんど授業がない。だから、二人で色々と見て回るよ!

それに 馬の王(メアラス) が走りたいと煩いからね。