軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第108話 東さんは誤魔化したい~公安たちの契約頭脳戦~

拠点にやってきたメンバーは、総勢十二人。二パーティ分の人数だ。

二台の大きなリヤカーを運び、ここまで来たらしい。

そのリヤカーにはブルーシートが被され、こんもりと盛り上がっている。

こんな大量の素材を守りながらここまで運んで来たと思うと、頭が下がるな。

いや、というかだ――

「予定よりだいぶ早くないですか? かなり無茶してません?」

他のダンジョンへの素材調達班は、俺たちと同時期に行動を開始したはず。

で、深層の素材を獲りに行った人もいるんだよな。

ここ26階層に来るまで、俺たちは七日かかっている。往復すれば十四日はかかる計算だ。で、今は出発してから十三日目となる。

俺たちみたいにのんびり探索したわけじゃないにしても、片道三日か四日のペースで深層を行き来していることになる。これに加え素材回収の日数も考えると、明らかに時間が足りないと思うんだが。

「いや、そりゃ本気出したからな。だって俺たちのためにもなるもん」

素材回収班のリーダーが、あっさりと言った。

「【錬金術】を使えるホムンクルスに、転移のアイテム。通信環境。これが使えるかもしれないって思ったら、皆張り切っちまってな」

「のんびりする人なんか一人もいなかったわね。休みなしで突っ走ったわ」

「というか、あれだけの人数で集まって一緒に行動するってのが、それだけで楽しくてな」

「分かる。計画を立ててコボルトのコロニーに攻め入ったのは、ワクワクしたわね」

「結局一日経たず壊滅させちゃってよう。参加できなかった奴らが羨ましそうにしてたな」

ああー、なるほど。言われてみればそりゃそうか。

やる気になるだけの理由が十分あったわ。そら無茶もするわな。

それに仲間を集めてのレイド戦かー。確かにわちゃわちゃして面白そう。いや、命が掛かってる場で不謹慎かもしれんけど、聞くだけでこっちもワクワクする。

しかし一日も経たずに壊滅させるのは凄いわ。詳しく話を聞きたいところだな。

俺は感心するばかりだったが、タケさんも同様だったらしい。

顎をなでながら、二台のリヤカーを眺めている。

「いや、まさかこんなに早く来るとは思ってなかったな。ご苦労さん」

「なぁに、人が揃ってりゃ軽いもんだ。そっちだってだいぶ拠点造りが進んでるじゃないか」

「ハハハッ、こっちも楽しくなって張り切っちまったからな。ところで早いに越したことはないんだが、周りの反応はどうだった? 騒ぎになってなかったか?」

「ああ、さすがに怪しまれているな」

「――えっ!? 怪しまれているって何が!?」

聞き逃しそうになったけど、不穏な内容では!?

俺が尋ねると、タケさんはなんでもないような声で教えてくれる。

「俺らだってこれでも一流の探索者だからな。そんな連中が固まって行動していれば、そりゃ嫌でも注目は集まるだろ」

「こっちも同じだ。複数のダンジョンを攻略しているとはいえ、大人数で同時に動いたからな。一度地上に帰ってきた時、それとなく協会に探られた。あと渋谷ダンジョンに入る時に、この荷物についてもな」

「大丈夫なんですかそれ!? まずくないですか!?」

俺たちがここで拠点造りをしていることがバレるんじゃ?

それどころか、下手すればホムンクルスの存在も暴かれかねないんじゃ……!

俺の不安を、タケさんは笑って流した。

「大丈夫、大丈夫。俺らの不興は買いたくないから、そう突っ込んでこないし、何か言われても依頼人との守秘義務があるで通せばいい。そもそも此処に来れる奴も少ないからな。探索申請も適当に誤魔化してきたし。探索予定階層とか、目的とかな」

「実際、俺たちもそうやって誤魔化したぞ。怪しまれても少し脅せばなんとかなる」

「なおさら怪しまれるやつじゃないですかそれ。というか普通にルール違反じゃ……」

馬鹿正直に生きろとは思わんが、パワープレーが過ぎんか?

「まぁそれでも面倒な相手はいるが、そっちは東がなんとかするだろ」

「だな。俺たちにできることはない。素直に任せよう」

「東さんに何をさせるつもりですか……?」

タケさんにここまで言わせる危険な相手を、東さんが?

心配だが、いやでも、できることはないとまで言わせる相手だしな。

……あの人は若いが、俺なんかよりよっぽど優秀な人だ。

信じよう。東さんならきっとなんとかしてくれる!

♦ ♦

都内、某所。狭い部屋の一室で、探索者らしい格好をした者が集まっていた。

密談用に作られ防諜の効いた部屋であるが、それでも〈斥候〉の【消音】を使ってまでの念の入りようだ。

それぞれが用意したノートPCを開き、リモートで会議をしている。

『それでは、間違いないのだな?』

画面の向こうにいる相手。スーツを着た厳しい表情をした中年は、難しい顔で言った。

『最低でもレベル20を超える探索者たちが、連動して動いていると?』

「はい。間違いありません」

それに、部屋にいた三十半ばの男が答えた。

「複数のダンジョンで普段は付き合いのない連中が、協力して探索に向かっています。特に注目すべきは渋谷ダンジョン。〈武熊〉、〈百花繚乱〉、〈不動戦士団〉、〈蛮族〉、〈孤高マタギ〉、そしてあの〈戦士派遣団〉の兵藤までもが協力し、一ヶ月の長期に渡って探索申請を出しているようです」

報告する男は、緊張からかぐっと拳を握って続けた。

「このメンツだけでも脅威だというのに、他にも名のある実力者が、彼らと供に渋谷ダンジョンに潜っています。それも一ヶ月という探索の常識から外れる長期に渡ってです。そしてそれよりも比較的短期間とはいえ、他のダンジョンでも同じことが起きています。さらに一度帰還した探索者が、なにやら大量の素材を渋谷ダンジョンに運びこんだのも確認しました。これで何の繋がりもないと考える方が不自然でしょう」

『うむ。確かにその通りだな。して、その目的に見当はついているのか?』

「いえ、申し訳ありません。そこまではさすがに……」

報告した男は、苦々しい顔で答える。

それに、画面の向こうの男は小さく頷いた。

『そうなると、引き続き監視を続けるしかないな。何の確証もなしには動けん』

「その通りですが、しかし、明らかに目的を持って動いています。事によっては手遅れになるかもしれません。少々強引にでも探る必要があるかと」

『落ち着け。それが通用する相手ではない。そもそも、それは公安の仕事ではない』

公安――そう、公安である。

この場に集まっているのは、自らも探索者として活動し、探索者の監視をしている公安の人間。そして画面の向こうにいるのは、そんな彼らを管理する上司であった。

日本の平和を影から支える公安にとって、現在もっとも警戒すべき対象は高レベルの探索者である。

現代兵器が効かず、素手で猛獣をも容易く殺せるほどの怪物が、ほとんど野放しになっているこの現状。

そんな怪物を止められる者は、同じ怪物だけだというのに、国家戦力にそこまでの実力者は少ない。

高レベルまで強くなるには、才能に左右されるため。そして稼げる高レベル探索者ほど、組織に属する意味がないからだ。

そんな彼らが悪意を持って行動すれば、とてつもない混乱が起きる。

今はいつか来るであろう騒乱への猶予期間にすぎない。いつその力を大っぴらに悪用する者が出てもおかしくないのだ。

そんな警戒すべき探索者たちの怪しい行動を、公安が見逃すわけがなかった。

とはいえ、怪しいと分かっていても強硬手段に出ることはできない。

よほどの証拠があるのなら別だが、憶測で詰めて暴れられたら、それこそ目も当てられないことになる。

「くっ! ――東、お前は何も掴んでいないのか? 渋谷ダンジョンに集まっている連中はお前の担当だろう?」

「冴木さん、申し訳ありません。今回の件に関しては僕も寝耳に水でして。本当に信頼できる仲間内での行動だったようです。浅い付き合いの僕では誘われもせず……」

東幹彦――公安職員であり、小畑会の一員である男は、困った顔でそう言った。

――当然、嘘である。この男は全てを知っている!

そんな東の返答に、代表して報告していた男――冴木は忌々しそうに舌打ちをした。

「これほどのメンツが揃って動いているのに、噂の影すら掴めなかったというのか? それが事実だとしたら、怠慢としか言いようがない。まさかとは思うが、知っていて黙っていたんじゃないだろうな?」

探索者たちが秘密裏に計画を立てて動いていたとしたら、それを掴むのは困難である。冴木の言っていることは言いがかりに等しい。

若くして公安に抜擢され、評価を上げている東に対するやっかみ。背景を知るこの場の者たちは、東に心の中で同情した。

――が、この冴木の指摘、まさかの正解である!

まさに瓢箪から駒。心境はどうあれ、冴木こそ真の愛国者であった。

だというのに、東は不愉快そうに眉を顰め、いけしゃあしゃあとのたまわった。

「心外ですね。僕が裏切っているとでも?」

「そう思われても仕方のない結果だと思うが?」

『やめんか。東は若いが信頼のおける男だ。そもそもこの場にいる全員、裏切りなどありえないというのは分かっているだろう』

ダンジョンが出現してから、世界の常識は大きく変わった。

その中の一つを挙げろと言われて、真っ先に候補として出てくるのが〈呪術師の契約書〉だ。

あらゆる契約を絶対のものとするこのアイテムは、悪用の事件が後を絶たないが、正しく使えば何よりも信頼できる証となる。

そしてこれは公安のような組織だからこそ、積極的に取り入れられた。裏切りがあってはならない組織だからこそ、それを未然に防げるこのアイテムは重宝されたのだ。

今では公安の一員となる際、全員がこの契約書にサインをすることになっている。

その契約内容は紆余曲折があり、複雑な内容になっているが、ざっくりと言えばただ一つ。

日本を裏切らないこと。この一点に纏められている。

こうして、公安は決して裏切ることのない仲間を増やしているのだ。

『確かめるまでもないが――東、私たちを裏切っていないと誓えるな?』

「もちろんです。僕の心は常に 日(・) 本(・) にあります」

しん、と部屋に静寂が満ちた。

何の異変も起こらないことに、画面越しの上司は満足そうに頷く。

『今見た通りだ。東は裏切っていない。いや、東だけではない。この場にいる全員を私は信じている。身内での無意味な争いはそこまでにしろ』

「ぐっ……ッ! いえ、申し訳ありませんでした。東、先ほどの発言は撤回する」

「いえ、疑われても仕方ないですから。気にしないでください」

上司から向けられた真っすぐな信頼に、冴木は己の発言を悔いた。他の者もその言葉に打たれたように、気を引き締めて姿勢を正している。

……一見すれば感動的なシーンなのだが、この上司の信頼は〈呪術師の契約書〉によって確保されているからと考えれば、何とも薄っぺらなものである。

そして、重要な点に誰も気づいていない。

――東は確かに嘘を言っていない。が、公安を裏切っていないとは言っていない!

普通に、公安をがっつり裏切っている!

東が大事にしているのは、あくまで日本そのものである!

下手すれば契約書が反応し、体に異変が起きていた。それを免れ、内心ドッキドキの東である。

それを顔に一切出さないのだから、さすが公安の人間といえよう。

「とはいえ、彼らに関してはお前が一番詳しいことは確かだ。その目的に何か心当たりはないのか?」

「そうですね……。荒っぽい人たちではありますが、人格的には信用のおける人たちです。法に触れるようなことを企んでいる訳ではないと思います。案外、お祭り気分で何かイベントを考えただけかもしれませんよ?」

「たかが遊びであれだけのメンツを集めたということか? そんなバカなことがあるか」

「いや、十分にあり得るでしょう。探索者なんてどいつもこいつも悪ガキばかりですよ」

東のその言葉に、誰も反論できなかった。

同じく探索者として活動し、多くの探索者を見ているからこそ、彼らはそれを実感していた。

「ですが、これだけの戦力を集める必要がある内容となると……深層でフィールドボスとでも戦おうとしているのかな?」

「フィールドボスか。確かにそれなら分からなくもないが……」

「お祭り気分、というのもあながち間違いないか」

「深層のフィールドボスを倒したという話は今まで聞いたことがない。もし達成できれば名誉にもなるな」

「その素材を売りさばき、それで装備を作ると考えれば、実利も大きいか」

東の意見に、皆が口々に納得した声を出す。それなりに説得力のある内容だったようだ。

そんな中、そういえば……と切り出した者がいた。

「〈百花繚乱〉に、香取さんが同行しているんですよね」

「香取……〈五匠〉の香取か? 生産職のトップの一人を連れて行ったのか!?」

「なんて無謀な。いや、しかし香取は〈料理人〉だったな。そうか、フィールドボスと戦うために携帯食ではなく、効果の高いバフ料理を求めたということか」

「これはフィールドボス討伐で動いていると考えて間違いないんじゃないか?」

小鈴の存在により、この場の思考がますますフィールドボスの討伐に固まりつつあった。

そして、資料を眺めていた一人が更に続ける。

「生産職といえば、〈武熊〉と一緒に最近噂の〈錬金術師〉もダンジョンに入っているんですね」

「噂、というと?」

「変わり者の〈錬金術師〉らしくて、なんでも積極的にダンジョンに入って、レベルを上げているとか」

「え? 生産職でか?」

その発言で、全員が改めて資料に目を通す。

そして、何人かは拍子抜けしたような顔をした。

「上げたとは言っても、レベル3程度か。バイト気分の学生と変わらないな。いや、生産職と考えれば凄いんだが」

「これでは普通の生産職とそこまで変わりませんね。どこまで上げたのかと興味があったのですが」

「バカッ、よく見ろ。このレベルは探索者になってから、一ヶ月以内に自己申告した内容だ」

「となると、この段階で自分の情報を隠す選択をしたということか?」

「それだけの何かがあった? だとしたら、今は一体どれだけレベルが上がって……」

「ちょっと待ってください。こいつら一層のフロアボスに挑戦してますよ!? ということは最低でもレべル10になっているということでは!?」

さすが公安の人間というべきか。資料から情報の裏を読み、なにやらこの〈錬金術師〉から得体のしれなさを感じ始めていた。

これはもしや、無視してはいけない何かがあるのではないか? と。

『東。この小畑という人物はどうなのだ?』

「単純に申告が面倒だからしてないだけみたいですね。戦闘にもほとんど参加していないみたいです。他の仲間がレベルを上げられたから、フロアボスに挑戦できただけで、確か本人はレベル5もいってないですよ?」

「なんだ。ただズボラなだけか」

「だとしても、レベルを上げているのはやはり凄いな。戦えない〈錬金術師〉がどうやって……」

「パーティメンバーに【挑発】持ちがいるのか。これで安全に戦闘にも参加できているんだな。この低レベルで【挑発】を確保しているのは運が良いな」

「やっぱり【挑発】は強いですね。低レベルの内にいるかいないかでその後が大きく変わる」

「それでいながらレベル5も上げられなかったのか。よっぽどの根性なしか、やはり生産職で上げるというのが土台無理な話なのか……」

東の流した情報で、皆の緊張はあっさり薄れた。

生産職が強いわけがない。レベルが上がるわけがない。その無意識の驕り、先入観が、〈錬金術師〉を下に見てしまったのだろう。

――当然、大嘘である。レベルだけならば、奴はこの場にいる人間の遥か上をいっている!

「香取とこの小畑という生産職を現地に連れて行き、フィールドボスに挑戦することが目的か。一ヶ月というのは長いが……」

「〈料理人〉と〈錬金術師〉を確保しているのであれば、これだけ長期の遠征も可能かもしれませんね。遠征が続く限りレベリングをして、それから挑むつもりなのでは?」

「だとしたら相当な入れ込みようだな。〈錬金術師〉を帯同させての探索。以前から構想だけはあったが、それを実現できるからこその計画か」

「となると、この二人は高レベル探索者に巻き込まれた形になるのか。低レベルで深層まで連れまわされると考えると、不憫ですね。下手すれば死んでもおかしくないのに」

「うわっ、この小畑という人、少し前にも〈百花繚乱〉と共に深層に向かっていますよ」

「都合よくこき使われる立場ということか? あの女が相手では逆らえないだろうしな。少し可哀想になってくるな」

「〈錬金術師〉ならダンジョンの外で、いくらでも安全に稼げるだろうに……」

「いや、だが待て。どこにも所属していない〈錬金術師〉であれば、探索者が放っておかないだろう。今回集まっている探索者も、コイツの世話になっているんじゃないか? となると、見方を変えればこの小畑という人物を中心に纏まっているんじゃ?」

「まさか、この小畑が今回の騒動の発起人とでも? この集団のリーダーだと言いたいんですか?」

「――あっはっはっはっは!」

突然、東は腹を抱えて笑い出した。

珍しい東の姿に、注目が集まる。

東は笑いをこらえながら、軽く謝罪した。

「す、すみません。でも、ないない、絶対にない。小畑さんは典型的な善人の小者ですよ? あの人がこれだけの探索者を相手に命令できる立場とか、もう本当におかしくて……」

――これに関しては、事実である。楓太にそんな度胸も器もない!

でも言っていいことと悪いことがあるぞぉ!

「なるほど。それならやはりこき使われているだけか」

「生産職がこれだけの探索者たちを命令する立場なんて、よくよく考えればありえないですね」

「香取以外の〈五匠〉を考えると、ありえなくもないと思ってしまうが……」

「あれはアイツらに常識がないだけだ」

しかし、この場の人間は普通に騙された。

頃合いを見て、東はさりげなく口を挟む。

「このまま情報を探る必要はあると思いますが、やはりそう警戒する必要もないと思います。それよりも今は半グレ集団の〈影狩連〉、それに〈黒龍会〉。こいつらの方がよほど危険です」

――普通に、これは大嘘である。なんだったら半グレやヤクザよりよっぽどヤバい!

ここで止めなかったら日本の主導者が変わりかねないぞぉ!!

しかし、公安の者たちは疑いもしなかった。

「確かにな。探索者の方を探ろうにも、どこの階層で活動しているのかも分からないしな」

「探索申請に出している階層もそれぞれバラバラですからね。深層のどこにいるかも分からない相手を探す方が手間か」

「真っ当にダンジョンで活動しているならまだマシか。東の言う通り、放置してもいいのでは?」

一通り意見が出たところで、画面の向こうにいる上司は頷いた。

『いいだろう。このまま情報収集は続けるが、無理のない範囲でいい。何か判明したら各自報告するように。では、話題に上がった〈影狩連〉だが――』

東の誘導により、それ以降の会議は他の犯罪組織に関する対策へと移り、小畑会の行動に関する話は流された。

こうして小畑会の一員である東は、二重スパイとして完璧な仕事をこなしていた。

その代償として、彼の胃はさらに痛みを強くした。