軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第17話

眼前に宝箱が出現し、そこから玉が現れる。

様々な色に輝く玉を眺めていると、虹色に変化するものが二つ、現れた。

この虹色は、今回ピックアップされている期間限定スキルが確定している部分になる。

虹色は二つ、か。

まずまずの結果ではあるだろう。

まずは、銅スキルからだ。

《銅スキル》【力強化:レベル1】【耐久力強化:レベル1】【器用強化:レベル1】【俊敏強化:レベル1】【魔力強化:レベル1】

この結果はいつもの如くだ。

これらのスキルがレベルアップすれば、ステータスの強化にも繋がるとはいえ、最近は必要な個数も増えてきたため、レベルアップまでが大変だ。

これは、数をこなすしかないだろう。

次は銀スキルだ。ここも便利なスキルが数多くあるため、期待はしている。

《銀スキル》【剣術:レベル1】【料理術:レベル1】【忍び足術:レベル1】

無難なスキルだ。あまり使わないスキルが出なくて良かったな、くらいの認識だ。

これらのスキルは、レベル上限はあるのだろうか?

そんなことを考えながら、次のガチャへと向かう。

次は、金スキルだ。

金スキルも、最近ではよく使うな。

ステータスが成長しているからか、魔法自体の威力が上昇していて、実戦でも使えるようになっていた。

昔は、生活で使えるかどうかという程度だったので、今は何が出ても嬉しい限りだ。

そんなことを考えながら、金スキルを確認していく。

《金スキル》【土魔法:レベル1】

金スキルまで確認したが、新しいスキルは出なかったな。

基本的に、ガチャが更新されたときに金、銀スキルのどちらかに新しいスキルも増えていたのだが。

一回目が運悪かったのか、あるいは今回は追加されてないのか?

まあ、でも、今あるスキルのレベル上げがしやすいと考えれば、別に悪いことでもない。

どちらにせよ、ここまでは前座のようなものだ

大事なのは、次の虹スキルだ。

今回の虹スキルは二つ。その二つを確認していく。

《虹スキル》【暗黒騎士:レベル1】【暗黒騎士:レベル1】

暗黒騎士と暗黒騎士。

早速被ってしまったか。

レベル上げに使えるので、ひとまずは良しとしよう。

あとは、レベル3までにどれだけスキルが分散するか次第だ。

「まずは、暗黒騎士ですか。どのような効果でしょうか?」

「ちょっと調べてみるな」

リビアの声に従うように、暗黒騎士のスキルへ鑑定を放った。

『暗黒騎士発動中、体力と魔力を常に消費するが身体能力を大きく向上させる』

……だそうだ。

とりあえず、暗黒騎士のレベルを2に上げる。

あとは、このスキルの性能次第だな。

アサシンと同じで自分自身を強化するスキルなので、弱いはずはない。

次のガチャを引く前に、このスキルを試してみるとするか。

早速、スキルを発動してみる。

「なっ!?」

思わず声に出てしまうほどの、息苦しさを覚える。

だが、別に体自体が重くて動かない……とかではない。

むしろ、体は異様に軽い。

ただ、少し動くだけでも苦しいというだけだ。

この感覚は、小さな頃に家族で行った山を思い出す。

山の高い位置になると、空気が薄くなり、少し動くだけでも呼吸が息苦しくなるのだ。

暗黒騎士状態は、その感覚に似ている。

だが、呼吸は苦しくても体は軽い。

使いこなせれば、かなりの力を発揮するだろう。

「く、クレスト様。大丈夫ですか?」

心配そうにこちらを見てくるリビア。

うめき声を上げた後、真剣な顔になればそれもそうだよな。

自分の状況を思い出したあと、いつも以上の笑みをリビアへと向ける。

少しでも不安を取り除いてやるためにだ。

「大丈夫だ。ただ、これは使う場面を考えないと駄目なスキルだな……」

確かに、実感できるほどの効果があるのは事実だが、それだけ、体力を消費する。

強敵との戦闘以外では、使わないほうがいいかもしれない。

ただ、いざというときのために、スキル自体に慣れておく必要もあるから、普段の魔物狩りでは使用しておいたほうがいいだろう。

ひとまず、暗黒騎士の状況は理解したため、次のスキルが出るまで再びガチャを回していこうか。

銅、銀、金はさくっと見ていったが……やはり新しいスキルは出てこない。

今回は、新しいスキルの追加はやはりないのかもしれない。

さていよいよ、虹色スキルだな。

まだ出ていないのは黒ノ盾と影術だ。

虹色の玉は一つつある。

どちらかが出てくれることを祈りながら、確認していく。

《虹スキル》【影術:レベル1】

「また新しいスキルが出ましたね!」

「ああ、そうだな」

嬉しそうに笑うリビアに、俺もつられて微笑む。