作品タイトル不明
お茶会の後1
王妃様のお茶会から屋敷へ帰ると、夫だけでなく、アルフレッドとアルフレッドの父母であるハルクタルム伯爵夫妻もわたくしを迎えてくださいました。
本日の王妃様の話によって、わたくしどもの取るべき動きが変わる可能性があるためです。
急ぎがあってはいけない、とわたくしの帰りを待っていてくださったそうでございます。ありがたいことです。
わたくしは晩餐を取りながら、本日のお茶の席で王妃様とお話したことを皆様に共有いたしました。
少しの話し合いの結果、わたくしどもの方針は、昨夜話し合った結果と変わりなく進めていくことと成りました。
ハロルド殿下を王、または太子に上げるのでございます。
王に推すか、太子に推すかは、エリザベスちゃんの意向によるところでございます。
エリザベスちゃんが将来どうしたいのか。これをエリザベスちゃんに聞かなければ明確な道筋は出ません。
これはアルフレッドもハルクタルム夫妻もご承知くださっております。
どちらにせよ、ハロルド殿下をお支えすることには変わりません。ですからハロルド殿下との面会は手続き上どうしても必要となるのです。ここは王妃様からの連絡を待つこととなりました。
そして今後のために今できることは、同じ意思を持った方とつながっていくことでございます。味方を増やすのでございます。
ただ、これはとても難しくあります。と言いますのも、家として動く方、個人として動く方、各家で意見が別れるところが多そうなのです。
これについては多くの方のとたくさんお話しをしていくことが必要不可欠かと存じます。
お話しをして、わたくしどもとご意見が一致するようなら繋がりをさらに強く、わたくしどもの正義に耳を傾けてくださるようなら引き込むのです。
時間も労力もかかることでございますが、やらなければならないことでもございます。
しかし、この難しさに輪をかけるような事件も起きたそうでございます。